ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2022-02-27(Sun)

 昨日今日と、新宿や渋谷でそれぞれ、在日ウクライナ人、在日ロシア人を中心とした「ロシアのウクライナ侵攻に反対・抗議する集会」が行われたとの報道があった。ロシア本土でも反戦デモが行われ、1700人の人が拘束されたという情報もあった。
 世界的にどのような報道がなされているかはわからないが、すでにこの日本では、プーチンのロシアはクーデターを起こしたミャンマーの軍部や、アフガニスタンタリバンと同等な「民主主義の敵」という扱いになっているようだ。

 しかし、おそらくはプーチンは、ウクライナに侵攻を開始してから48時間ぐらいのうちに首都キエフを制圧し、ウクライナの主導権を奪うつもりでいたのではないかと思う。たとえ世界が何と言おうが、ウクライナを自分の支配下に治めてしまえば、目的は達成したと。
 ところがおそらくは予想外のウクライナの抵抗があったのだろう。キエフを制圧することも出来ず、国際的にどんどん「世界平和の敵」としてのプーチンへの攻撃は強まるばかりだと思う。わたしはこの「ウクライナ侵攻」で、プーチンは「すべてを失いかねない」ミステイクを犯したのではないかと思う。例えこれからプーチン・ロシアがウクライナ全土を制圧したとしても、もうプーチン・ロシアは「悪の枢軸国」との汚名は免れることも出来ず、北朝鮮と同程度の国とされるのではないだろうか。
 ここで「中華人民共和国」がどのような反応を示すのか、もう腹をくくってロシアへの支援をつづけ、NATOなど西側諸国と対抗する「ロシア~中国」の同盟を形成するのだろうか。それはあまりに習近平には不利な展開ではないのか。これからさらに覇権主義を押し進めようとする中国にとって、今「世界の敵」になりそうなロシアと組むことはあまりに不利ではないのだろうか。

 まだまだこれから事態は流動的で、「こうなるだろう」などという予測は出来ないのだが、とにかくは「全面戦争」などというような最悪の事態にならないことを祈る(まあNATOは派兵することはないと言っているようだし、アメリカも例え「腰砕け」と言われようと、軍隊をおくることはないだろうが)。

 今日は暖かい日になって、テレビでは「冬は終わりました!」と言っていた。今年のこの冬が、例年の冬に比べてどんだけのモノだったかわからないけれども、個人的にはこ~んなに寒い冬はなかった気がする。昼間ウチのリヴィングにいて電気ストーブをつけていても、「寒い寒い」と、いつもふるえていた気がする。
 今日もニェネントは、ネコ用のソファーの中でけりぐるみのエビといっしょ丸くなっていた。

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 昼に買い物に出かけ、スズメの写真が撮れた。まだまだ寒いのか、羽毛を膨らませてまん丸になっているみたいだ。

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 午後から、「Amazon Prime Video」で「何かウクライナの映画はないものだろうか」と探してみた。去年だかにけっこう評判になった『異端の鳥』という映画が、チェコウクライナとの共同製作の作品だった。この原作(当時の表記では著者は「イエールジ・コジンスキー」だったが、これは発音として正しくないらしい)はわたしの若い頃に文庫本になり、おぼろげながらその本を読んだ記憶はある。いや、もちろんその内容はこれっぽっちも記憶してはいないのだが。
 「それでは、その『異端の鳥』を観てみようかな」と思ったが、3時間に近い大長編だし、何よりも「観放題」の作品ではなくって、観るにはレンタル料を払わなければならないというので、ケチなわたしは観るのをやめた。
 さらに「ウクライナ映画」を検索して、『バンデラス ウクライナの英雄』という2018年の作品を見つけた。この作品はまさに、今回のロシアのウクライナ侵攻の背景でもある「2014年親ロシア派の反乱」を題材とした映画で、その舞台も今回プーチンが一方的に「国家」として承認したドネツクのことであり、ウクライナ政府軍と親ロシアの分離派との衝突を描いたものらしい。
 「では今日はコレを観よう」と、半分ぐらいまで観たところで夕食の準備だね、ということになり、残り半分は明日観ることにした。
 ちなみに、この日の夕食はまたまた、「白菜とブロッコリーのクリーム煮」なのだった。