ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2023-08-19(Sat)

 首都圏の水源地である関東北部の9つのダムの貯水量が大きく減っていて、このまま降水量が少なければ「取水制限」を行う可能性も出てきたらしい。国土交通省は「日ごろからの節水」を呼びかけるのだった。
 もう長いこと、こういう「貯水量がヤバい」というような報道を聞いたこともないと思うし、「取水制限」だとか「節水」などという言葉も、久しぶりに聞く「昭和ワード」みたいに思ってしまう。わたしは普段からかなりの「節水」してるんで、これ以上協力してくれといわれても困ってしまうけれども。

 わたしが摂取する水分というのも、2リットルのヤカンでつくった紅茶を2日で飲んでしまうのと、インスタントコーヒーを1日に2~3杯。トータルで1日に1.5リットルぐらいの水分を摂取しているはずで、これはだいたいのところ、成人に求められる水の1日の摂取量に合致しているみたいだ。
 それでは、はたしてネコくんはいったいどのくらい水を飲むのだろうと調べたら、「体重(kg)×100(ml)」なんて書いてあるサイトもあった。そうするとニェネントくんは体重5kgとしたら500mlも飲むのかね。いや、ぜったいにそんなに飲んではいないな。
 まあ「体重(kg)×100(ml)」というのは食事のカリカリやネコ缶に含まれている水分も合わせてのことらしいけれども、わたしのみている限り、ニェネントくんが純粋に飲む水の量は、1日に200mlぐらいのものではないかと思う。もう成猫になってから長いこと、ずっと同じ感じなので、それがニェネントくんの「適正量」なのだろう。

 そのニェネントくんは朝の食事の「カリカリ」をチェンジしたのだけれども、それ以来、朝にわたしが「カリカリ」を出してあげるとき、わたしのそばにきて「にゃあにゃあ」と啼くようになっているのに気がついた。それは「早くくれ」との催促で、夕食の「ネコ缶」のときにはいつも、わたしの足元でぐるぐる回りながらそうやって啼いているのだけれども、今まで朝食のときにはこんなに啼くことはなかった。
 つまり普通に考えて「新しいごはんは美味しくって気に入っているのだ」ということなのだろうし「前のごはんよりこっちがイイよ!」ってことなんだろう。それはわたしにも喜ばしいことだ。

     

 どうもわたしはロブ=グリエの映画を観た翌日というのは「その映画を観た余韻にまだ浸っていたい」という感じで、新しく映画を観ようという気分にならない。それで今日は映画も観ないでゆっくりと一日をすごした。
 今は高校野球が真っ盛り、この日は「いちばん面白い日」という準々決勝の4試合が行われていて、わたしも見るでもなく見ないでもなくテレビをつけていたのだけれども、けっきょく「強いだろう」といわれていたチームが順当に勝ったようだし、ワンサイドゲームになってしまったゲームが多かったみたいだった。
 テレビをつけっぱなしにしていたら、いつの間にか「野球中継」は終わり、「小笠原の海 ダイオウイカvs.マッコウクジラ」などというドキュメンタリーをやっていて、面白いのでしっかり見てしまった。
 今はマッコウクジラの背中に小型カメラを据え付けてマッコウクジラの行動を追って撮影することにも成功していて、いずれ「マッコウクジラvs.ダイオウイカ」という海の「キングコングvs.ゴジラ」みたいな、誰もが見たがるスクープ映像が撮られる日も来るだろうという。

 夕食は、冷蔵庫に保存してあったブロッコリーが黄色くなりつつもあったので一個ぜんぶを茹でて保存することにし、そのブロッコリーとトマトとベーコンを使って「スパゲッティソース」をつくって食べたのだった。これはけっこう美味しかった。たくさんつくったのでまだあと一食分ある。

 今日は読んでいるナボコフの『賜物』をもっともっと読み進めるつもりでいたのだけれども、やはりなかなか読み進まず、ようやく「第1章」を読み終えたところ。まだ残りは五百ページ近くある。