ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2023-07-05(Wed)

 昨夜は満月の夜だった。まだ「梅雨」は明けていないけれど、このところは昼も青空がみえる日がつづいていて、この夜の満月も雲に隠れずに見られるのではないかと思った。
 7月のフルムーンは、「Buck Moon」というらしい。「Buck」とは「牡鹿」のことらしく、「牡鹿月」という感じだろうか。
 8時ごろにいちど外に出てみたが、どうやらまだまだ「月の出」には早すぎたようだし、空の半分ぐらいは雲がかかって灰色っぽい色をしていた。まあ雲に半分ぐらい隠れても月が見られるだろうか。
 けっきょく10時近くになって、ようやく向かいの家の屋根と屋根とのあいだに月の姿が見えた。予想していたように、半分以上は雲の影に隠れてしまっていたが、すぐにその雲を抜け出してまん丸い姿がぜんぶ見えるようになった。ラッキーだった。
 写真を撮ったけれど、露出の設定の加減で、ずいぶんと「月の海」の部分が黒っぽく見える写真になってしまった。
 これを「目に見えるような色彩」の通りに撮ろうとすると、ちょっとずつ露出やシャッタースピードを変えながら、何枚も撮って試行錯誤しなければならない。

     

 ニェネントくんが、けっこう本格的な「猫ニキビ」にかかってしまったようだ。鼻筋のちょっと上に黒い点が出来、鼻の下の頬袋にもいくつか黒い点があり、触ってみると硬くなっている。
 前からたまに鼻筋が黒くなり、「猫ニキビ」にかかりかけだな、とか思ったりしていたけれど、けっこうすぐに、自然に治癒してしまっていた。今回は今までにくらべると症状も重いみたいだ。もうちょっと様子を見てみるけれども、自然治癒は無理かもしれない。

 今日はもう「スマホの初期設定作業」もやらないので、気もち的にはのびのびしている。読んでいた『熊 人類との「共存」の歴史』も読み終わったが、このところ報道でも毎日のように、北海道に出没するヒグマのニュースが伝えられている。
 日曜日には、この日のテレビの「サンデーモーニング」での放送を記事化した、『「多発するクマ出没の陰で…」人間に翻弄されてきた野生動物たちの叫びとは?』というコラムがネットで読むことが出来た。この記事はまさに、読んでいた『熊 人類との「共存」の歴史』の主張とかぶる部分もあり、深刻な問題だと思う。
 ちょっと今は時間がないので、すぐにはこの本の感想も書けないかと思うけれども、クマに限らず、人間と動物はどのようにこの「地球」で共生して行くのか、いろいろと考えさせられる本だった。

 今国内では相変わらず「マイナンバーカード」の問題で揺れていて、おそらくはそのせいで岸田内閣の支持率が下落し続けているし、取得した「マイナンバーカード」を役所に自主返納する人も増加しているという。こんなときに河野デジタル相は、「マイナンバーカードの名称変更も議論の対象だ」などと語り、宇宙中からひんしゅくを浴びている。そんな「ごまかし」で解決する問題ではない。

 これは先月末のことだけれども、プーチン大統領が地方視察としてロシア南部のダゲスタン共和国を訪れ、集まった群衆の中に入って行って市民と握手を交わしたり、女子学生にキスしたりな~んてことをやってのけたという報道があった。そもそもプーチンらしからぬ振舞いだし、この時期「反プーチン」意識も高まっていると思われる中、無防備にそんな群衆の中に入って行くわけないと、「影武者」説も飛び交っている。しかし「まだ国民に人気があるのだ」というアピールをしたかったことは間違いなく、こういう報道で「親しみのあるプーチン」として支持が増えることを目指しているのだろう。
 ロシアの状況はそれでも今だ、イマイチわからないことが多く、基本的なところは一週間前から大きな変化はないみたいだ。しかしやはり「プーチン体制」は弱みを見せたという論調が多いし、ベラルーシのルカシェンコ大統領は「いつまでもプーチン・ロシアの格下の同盟国であることをやめ、「プリゴジン」という味方を得たのだ、とも言われる。まだまだわからないが、「大きな変化」へのポイントではあった、ということになるだろうか。

 昼はまた、黒沢清監督の「勝手にしやがれ!!」シリーズの第2作、『勝手にしやがれ!! 脱出計画』を観てしまった。
 それで夜のヒッチコックは、かつてイギリス時代の『暗殺者の家』(1934)という作品をセルフリメイクした、『知りすぎていた男』を観た。これはまさにヒッチコックらしい「ミステリー/サスペンス作品」として、堪能することが出来た。