ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2023-06-01(Thu)

 6月になった。台風もこれから関東に近づいて来るということで、いよいよ雨の季節になる。4日は「満月」なんだけれども、今の予報だとそんな満月を見れるかどうか、微妙なところだろう。それで夕方に部屋を出て家の前に出てみると、薄く雲はかぶっていたけれども、しっかりと丸い月の姿が眺められた。露出を落とすと、月のクレーターもくっきりと写すことが出来た。

     

     

 というわけで、今日は雨も降らなかったけれども、わたしは外に出かけることはしなかった。次の買い物予定は土曜日だから、明日も部屋にこもる一日になると思う。

 ところで、政府は今の紙の国民健康保険証を廃止して、マイナンバーカードに健康保険証の役目をさせるという。このことには反対の声が大きい。このところ、そのマイナンバーカードをめぐる役所のミスがあれこれ報道されているし、おそらく健康保険証がマイナンバーカードに切り替えられたら、どうせいろいろとミスが頻出し、特に病院側では「今までになかった作業」をやらなければならないことになるのだろう。
 健康保険証は毎年地方自治体からだまっていても健康保険受給者には送付されて来て、それを使う上で今のところどんな不具合もないことだろうと思うのだが、マイナンバーカードというのは、今すべての国民が持っているわけでもなく、政府はその取得率を上げようと「マイナポイント」なんてこともやって必死だったけれども、今調べてみたら、今年の2月末の時点で交付率は63.5パーセントに過ぎないというのだ。
 わたしはちゃんと調べていないから知らないけれども、「マイナンバーカード」=「健康保険証」となって今までの紙の健康保険証を廃止するのなら、そういうマイナンバーカードを取得していない人たちはどうするんだろうか。

 わたしは免許証を持っていないもので、むかしは「顔写真付きの身分証明」が必要なときに困っていたわけで、そういうところで「マイナンバーカード」というものを成り立たせる理念には賛成しなかったけれども、身分証明で必要になる機会も多くって、けっこう早い段階でマイナンバーカードは取得しているけど、外に持ち歩くことに不安もあり、必要な時以外は自宅に保管してある。それが健康保険証にもなるとなると、いつも持ち歩かなければならないのかと気になるところだ。紛失したら個人情報の漏出を考えなければならないのか。
 まあ、今マイナンバーカードを取得していない方々には、このまま取得しないでがんばっていただいて、それで政府がどんな対策に出るのか見させていただきたいと思う。

 話は変わるけれども、先日ネット上で皆が「映画評」をアップしているサイトがあって、そこに掲載されている映画評がけっこう読みごたえがあるものが多く、「わたしも登録して自分の映画評をアップしてみようか」と考えて、手続きを途中までやったのだけれども、そこにメアドだけでなく自分の氏名とかの個人情報も知らせなければならないので、仮にそんなデータが外に漏れて悪用されても嫌だから、登録するのはやめたことがあった。
 まあ「Facebook」とかこの「はてなブログ」とか、ずっと昔に個人情報を登録してあるサイトもあるけれど、登録したのは遥かに昔のことだから、「ま、いいや」という気分ではある。

 ところで、昨日5月31日というのは、クリント・イーストウッドの「93歳」の誕生日なのであった。その年齢で、今また次回作が決定しているという。「法廷サスペンス劇」らしいのだが、わたしの好きなトニ・コレットも出演交渉の最終段階に入っているらしい。楽しみではある。
 イーストウッドと同い年で、この新年に一足早く「93歳」になったフレデリック・ワイズマン監督も、去年の秋に新作『Un couple』という作品が公開されている。みんなすごいなあ。
 今日は夕方から「Amazon Prime Video」で、会員が無料で観ることが出来るさいごのイーストウッド監督作品『荒野のストレンジャー』(1973)を観た。クリント・イーストウッドの「監督第2作」だ。彼自身が主演も務める西部劇だが、単純に「強いガンマンが活躍する映画」を超えて、ひとくせある作品だった。