ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2023-06-16(Fri)

 昨日買った「ノンアルコール・ワイン」だけど、正直言って「スパークリング・グレープジュース」というところではあった。甘みが抑えられているのはいいポイントではあったけれども、やはりアルコール飲料の代用品にはならないようだ。もういちど試してみてもいいが、「ノンアルコール・ワイン」である必要があるのかどうか、わからない。今回買ったのは「缶入り」だったけれども、いちど「紙パック」の普通のグレープジュースを買ってみようかとは思う。

 このところニェネントくんに「ダイエット」を強いてしまって、そこまでにダイエットの必要もなかったようだったので、今日は「お詫び」に「ちゅ~る」をあげようと思った。
 ニェネントくんはリヴィングにいなくって、和室に行ってしまっているようだったが、ちょっと見た感じその姿は見えなかった。こういうときは「ちゅ~る」の入った袋をガサガサと振って音を立ててやると、「おっ! おやつですね!」と隠れていたところからのそのそと這い出して来て、キッチンへやって来るのだ。
 この日は押入れででもしっかり眠っていたのか、なかなか出て来なかったけれど、けっきょくはやって来るニェネントくんなのであった。

     

 今は「梅雨」真っただ中なのだけれども、この日は雨の心配はないという。昨日一昨日も、このあたりは降っても「にわか雨」という感じだったので、このところあまり梅雨っぽくはない。明日も明後日も晴天で、しばらくは雨のない日がつづくらしい。先日の大雨で今年一年の梅雨の雨量を降らし切ってしまったのだろうか。

 今朝は朝ドラの「らんまん」が痛快に面白かった。のちに万太郎と結婚する寿恵子は、実業家の高藤に見初められて「妾」候補にされ、直に開館する鹿鳴館で舞踊デビューするためクララにダンスのレッスンを受けていて、この日高藤はそのお披露目の会を催して多くの人が集まったのだけれども、あらためてダンスのあと高藤に妾への誘いを受けた寿恵子は決然とその申し出を断り、会場を出て行くのだった。さらにクララも高藤に「そんなことのためにダンスの教師をしたのではない」と言われるし、その場にいた高藤の正妻も高藤を痛烈に批判し、いっしょに来ていた女性陣らと会場を出て行くのだった。
 このドラマは以前にも高知の「自由民権運動」を描いていたし、この日のドラマのようなことは非現実的だったかもしれないけれども「女権拡張運動」もじっさいに隆盛し始めていた時代、大きな「説得力」を持つ展開だった。

 先日、国会で「LGBT理解増進法案」が成立したなどと書いてしまったが、ちゃんと成立したのはこの16日だったようだ。
 そもそも最初の「超党派議連案」では「差別は許されない」とあったのが、自民・公明によって「不当な差別はあってはならない」と書き換えられ、まるで「正当な差別」でもあるかのような表現になったし、「許されない」のではなく「あってはならない」となってしまったし、さらに維新・国民案で「全ての国民が安心して生活できるよう留意する」という一文が書き加えられた。
 つまり、ホモフォビアな国民がLGBTQの権利が認められたりしたら「安心して生活できない」と感じたら、そんなホモフォビアな国民の考えも尊重しようということだろうか。それでは何のための「理解増進法案」なのか。
 じっさい、例のヤフコメのトップには<「わたしを認めて」と主張する権利もあるし「嫌だ」という権利もある>という意見が書かれ、多くの「いいね」を集めている。これはつまり、LGBTQに限らず、例えば「自分はアフリカ系民族は嫌いだ」とか「ユダヤ人は嫌いだ」などという人種差別も容認されてしまうということだ。それは良くないということは誰もがわかることだろうが、百年前にはそういう人種差別はノーマルだった。人は努力して、そのような差別意識を捨てて来たのだ。百年前の世界に戻そうとすることには反対する。

 今日のヒッチコックは『疑惑の影』を観た。テレサ・ライトとジョセフ・コットンという名優2人の共演、それに加えて傍役も皆素晴らしかったし、何よりもきっちりとまとまった脚本が素晴らしかった。ヒッチコックも、前年の『逃走迷路』のような脚本はよろしくなかったと思ったのだろうか。

 そのあとは『時効警察』を観始めたが、出だしがまったく面白くなかった。先日、面白くないのをガマンして最後まで見てけっきょく後悔したので、15分ぐらいみてもちっとも面白くならなかったので、見るのをやめてしまった。
 「誰の脚本・演出だったのだろう」と調べたら、まるで知らない人物ではあったのだが、順番からして明日観るだろう回の脚本・演出は、またまた園子温なのだった。
 まあ冒頭のあたりを見て、また面白くないようならばサッサと見るのをやめてしまおうと思う。