ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2023-06-14(Wed)

 前にニェネントくんの体重を測ってからもう一週間が過ぎたので、「ダイエットの成果やいかに」とわたしのそばの椅子の上で寝そべっていたニェネントくんを抱き上げて、体重計の上に乗っけてみた。するとなんと、5350グラムなどという数字を出し、前よりもさらに体重が増えているのだった。
 「そんなはずはない」と、しばらくおいてまた測ってみると、こんどは4650グラムだった。おそらくはそっちが正しいだろう。どうもこの体重計は、電源を入れてすぐとかは不正確な数字を出すのではないかと思う。いちおうさいしょに測ったときも、電源を入れてしばらくしてから測ったつもりだったけれども、きっとまだ早すぎたのだろう。

 しかし、4650グラムだとしたら、まさにニェネントくんの「適正体重」だろうか。そこまで急激なダイエットをさせた覚えもなく、夕食の量を1割ほど減らしただけだったが、けっこう急激に体重が落ちた感もある。ひょっとしたら、この体重計が正しい値を示していなかったのかもしれない。
 とにかくはもうじきニェネントくんも「手術後6ヶ月」の健康診断で動物病院へ行くから、そのときの体重でわかるだろう。

     

 あと、リヴィングの窓際にはニェネントくんの「爪とぎ段ボール」が置いてあるのだけれども、これがもうさんざんニェネントくんが爪をといで、けっこうボロボロになってしまった。普通なら「もう捨てましょう」なのだけれども、ウチにある「爪とぎ段ボール」がいいのは、これを裏返してやればまた使えることである。
 それで昨日、ついに裏返してやって、ニェネントくんも気分を一新して「ガリガリ」と爪を立てているのだけれども、どうもその「爪とぎ段ボール」の曲線が、今までの表側よりも新しい裏側の方がフィットするようで、今日はその「爪とぎ段ボール」の上でずっとまどろんでいるのだった。
 裏返しにするとちょっと両端が持ち上がっていて、真ん中がくぼんでいる形なのだけれども、その端が持ち上がっているのが「枕」になって、昼寝とかするのにとっても具合がいいようなのだ。これでまだ当分は、新しい爪とぎを買わなくっても大丈夫だ。

 ニュースでアメリカのトランプ前大統領は、大統領時代に国防に関する「最高機密」を含む文書を自宅で不正に保管していたとして、「スパイ防止法違反」などトータル37件もの罪状で起訴されているのだけれども、その罪状認否でもって、みんなが予想したように無罪を主張して「邪悪な権力の濫用だ」とぶちまけたという。
 テレビでは、裁判所前にトランプ支持者たちがまた集まり、「魔女狩りだ」とか「陰謀だ」とか抗議している様子も写されていた。
 これは普通だったら起訴されたというだけでも、もう次の大統領選への立候補はあり得ないと思えるのだけれども、なぜかトランプ氏への支持は上昇していて、じっさいに共和党の大統領候補がトランプ氏になってしまわないとも限らないというからすごい。さっさと収監されてしまえばいいのだろうが、監獄の中から大統領選を戦うかもしれないからたまらない。
 それで、日本でもヤフコメとかでトランプを支持する連中がいることに驚いてもしまう。彼らは「クリントンオバマも機密文書の持ち出しはやっていた」な~んてのたまうのだが、もしもトランプが大統領になったらば、有事の際に(有事でなくっても)日本なんか真っ先に見捨てるような人間に、なぜ日本からエールを送るのか、わたしにはわからない。

 今日のヒッチコックは、1941年の『断崖』を観た。本当は順番からいうとこの前に『スミス夫妻』という作品があるのだけれども、「Amazon Prime Video」にアップされていないし、それは純粋な「コメディ」であんましヒッチコックらしい作品ではないというので、見られないならしょうがないや、と思うのだった。
 今までのヒッチコック作品では、「犯人」と疑われた人間の疑いを晴らすために尽力する男性なり女性なりのストーリーが多かったけれど、ここで突然「自分の愛する人は犯罪人かもしれない」という逆パターンが登場する。ジョーン・フォンテインの演技がまたハラハラさせていいのだが、ラストは「このまま終わらないんでないの?」という感じ。で、いつものように「Amazon Prime Video」で観たわけだけれども、今回はいつになく画質が悪かった。
 そのあとは『時効警察』を観たが、この日観た回は珍しく、これっぽっちも面白くなかった。途中で観るのをやめようかとも思ったがガマンして最後まで観たが、けっきょくガマンした甲斐はなかった。「いったい誰の脚本・演出だったのだろう?」と思ったら、それは園子温なのだった。まだ絶頂期だった頃の作品になるわけだろうし、憶えてないけれども彼の作品は高い評価を受けていたものだ。でももはや、彼が二度と映画を撮ることもないのではないかと思えるが。