ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2022-11-02(Wed)

 先日、国分寺のクリニックから「診断書」が送られて来たのは、「自立支援医療制度」を新規・再開申請を行うためのもので、わたしの場合は「再開」にあたる。やはり「てんかん」の飲み薬(テグレトール)の効力は高く、飲まないままにしておくと先日のようにまた発作を起こしてしまうわけだ。通院をやめるわけにはいかないと痛感した。
 一般にこの「自立支援医療制度」というのは、いわゆる「精神通院」に関して医療費の自己負担額を軽減するための制度で、これがないと毎回の医療費は何千円もの高額になってしまう。

 それでこの日は、住まいの市役所の窓口へ手続きをしに行こうと考える。しかし市役所への道は遠く、ウチから歩いて20分ぐらいのJR駅から、さらにまた徒歩で30分近くかかってしまうのだ。まあ駅前から市役所前へのバスは出ているのだが、このところ運動もしていないし、1時間ぐらい(往復で2時間か)歩くのもいいかと、全行程歩いて行くことにした。市役所のそばには「鳥の博物館」もあることだし、久しぶりに行ってみるのもいいだろう。

 しかし、例え三ヶ月に一度のこととはいえ、そのたびに国分寺まで行くのは(交通費の面からでも)キツイなあとは思うわけで、出発する前に「もっと近いところで<てんかん>の治療をする病院はないものか」と調べてみた。するとウチの最寄りの駅の反対側にある、医科大学の附属病院でも診てくれそうだった。いつも電車の車窓からも見える大きな建物の病院だし、「総合病院」なわけだから、他に具合が悪くなってもその病院で間に合いそうだ。
 「そっちの病院にしてもいいな」とは思うのだが、この「自立支援医療制度」というヤツ、指定された病院以外で受診することは出来ないのである。国分寺のクリニックへ行って、「自宅近くの病院にチェンジしたいのですが」といえばそういう処置はやってくれるだろうか、とは思うが、まあ三ヶ月に一回のことではあるし、「ま、いいか」などとは思うのである。

 10時ぐらいにウチを出発し、「帰宅するのは昼過ぎになるだろうな」とは思う。駅の近くまで来て「送付された診断書は市役所に提出することになるのかもしれないな」とコピーを取っておこうと、コンビニに入る。ここで書類を出したりしてみると、なんと必要なモノを自宅に置いて来ているのだった。
 こういうところで「認知症」とか診断されたりしてしまうのだろうけれども、これで一度家に戻ってまた出直すというのもかったるく、この日の市役所行きはやめるのだった。

 それで帰り道は近くのスーパーへ寄り、3階の書店で「BRUTUS」の最新号、特集「何度でも観たい映画。」というのを買った。これは昨日一昨日から「買いたいな」と考えていたもの。
 1階の食料品売り場に降り、この日は買いたいものもないのだけれども、このところ何を食べてもおいしいと感じないこともあり、昼食用にちょっといい「寿司詰合せセット」を買った。

 帰り道、道沿いの家の植え込みに、きれいでカラフルな「トウガラシ」の実が実っていた。

     

 帰宅して、昼になって買って来た「寿司」を食べたが、これはさすがに結構おいしかったかな。ニェネントくんはこのときは和室の押入れの中で休息していたようで、わたしが寿司を食べていても、「ちょうだいよ~」とやって来ることはなかった。

 さて、そのあとは「お片付け」である。この日はCDを中心に整理する。基本、今はもう音楽を聴くのはサブスクに頼っていて、ウチのCDを聴くこともなくなっているわけだし、ある意味「サブスクで聴けないモノ以外はぜ~んぶ捨ててしまってもいい」わけで、その路線でけっこうの数をゴミ袋に放り込んだ。いちおうジャケットの紙の部分は分離して、プラスチックごみと紙ごみとは分けるのだった。
 しかしやはり、ジャケットとかを目にすると「これは捨てたくないなあ」というものも多く、なかなかに作業は進まないのだった。

 これから先、DVDも「断捨離」やらなくっちゃならないが、DVDはある程度買い取ってもらえるものもあるだろうし、2~3日前に書いたように、友人知人に引き取ってもらいたい気もちもまだ強い。このあたりも、どこかで「思い切る」必要があるだろう。

 そしてさらに大変なのが「書籍」関係で、「どうするかね」というところではある。実はいつも利用している北のスーパーには「リサイクルステーション」というスポットがあり、そこにみんなよく、不要になった書籍を置いてあるわけで、わたしも利用したい気もちはあるのだけれども、「車」があるわけでもなし、歩いても10分以上かかるスポットまで、大量の書籍類を持って行くというのも想像しても疲労してしまう。
 やはり書籍類も、「買い取り」してくれて自宅まで来てくれる業者に頼るのがいいのだろうか? そのときにDVDもいっしょに処分出来る可能性も高いが、わたしが持っている書籍もDVDも、いわゆる「売れ筋」ではないからなあ。
 まあ汚れてしまっている文庫本などはちょっとずつ「ゴミの日」に出したりして、「これは売れるだろう」というのは、やはり高く買ってくれるところを探すことになるだろうか。

 さて、「では明日は、今日行けなかった市役所に行きましょうか?」とか考えたが、その「明日」は11月3日の「文化の日」で、市役所などは「お休み」なのだった。

 自分が「認知症」と診断書に書かれていたことには、思うこともあるのだけれども、そういうことは明日書くようにしよう。