ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2022-09-22(Thu)

 今朝も気温の低い朝になった。やはりニェネントくんは夜中にわたしの寝ているベッドの横に上がってきて、わたしの周りをぐるりと回ってから、またベッドから降りて行った。ニェネントくんの鼻すじの黒ずみもすっかり消えてきれいな顔にもどり、「またいっぱい、あなたの写真を撮りましょうね!」という感じだ(今日は撮らなかったけれども)。

 今日仕事に出れば、また明日から「三連休」だ。うれしいのだが、天気予報をみるとその三日間、どの日も「雨」になるという、悲しい予報だった。

 出勤で家を出て夜空を見上げると、西の空には「金星」が明るく輝いているのが見えた。けっこう空は晴れている。「月も見えるだろうか?」と、ぐるっと頭をめぐらせると、その金星の反対側のあたりの中天に、「浮舟」のように浮いている三日月がくっきりと見られた。どうやら今日いっぱいは、それなりの好天が望めそうだ。

 駅に着いてみると、さすがにこの気温、もう「半袖」の人もみかけなかったが、すっかり「秋」用のコートを着込んでらっしゃる方もいておどろいた。

 仕事を終えて帰路に着いたときには、空一面に薄い雲もかかっていて暑くも寒くもなく、たしかに「もう秋だねえ」という感覚だった。「こういう日は、久しぶりに<ふるさと公園>を抜けて帰ろう」と、足を南へと向けた。
 <ふるさと公園>の手前に来たとき、駐車場の脇にきれいな白いネコを見た。薄く茶毛もまじっていて、けっこう「高貴」な印象を受ける。もちろん初めて出会うネコだ。わたしの前で「いいポーズ」を取ってくれたが、「美しいネコ」だなあ。

     

 公園に足を踏み入れるとすぐに、公園に沿った川の対面に、シラサギがいるのが見られた。大きさからしても「コサギ」というヤツだろう。

     

 この日も公園にコブハクチョウの姿は見られなかったが、公園の終わりの池のところに、一羽のカルガモの姿を見た。
 この公園でカルガモの姿を見かけるのも、ずいぶんと久しぶりのことだ。普段あまり見られない、胴の鮮やかな青の羽根がはっきりと見えた。美しい。

     

 公園を出てウチへの帰り道、車道を外れて「田んぼ」だった土地の、あぜ道を歩いてみた。いい気分だ。この日の<ふるさと公園>経由の帰路は「うまく行った」というか、爽快な気分になれた。

     

 帰宅してニェネントくんに「ただいま~!」とあいさつし、そのあと炊いてあったご飯と昨日買ってあった「鶏の唐揚げ」とかで昼食にした。
 すると、その「鶏の唐揚げ」の香りが香しかったのか、ニェネントくんがわたしのそばに寄って来て、テーブルの上の「唐揚げ」に頭を突っ込むのだった。「おいおい、ダメだよ」とわたしが言うのと同時ぐらいに、ニェネントは唐揚げのかたまりをくわえ降りてしまった。
 ‥‥びっくりした。最近はずっとしばらく、わたしの食べているものに興味を示すこともなかったのに、まさかくわえて行くとは。
 「何をするんだよ! ダメだよ! 人間には人間の食べ物、ネコにはネコの食べ物があるのだよ!」と、すぐに唐揚げは取り戻したが、ニェネントはしばらくは、自分が唐揚げをくわえて降ろしたテーブルの下のあたりを、「美味しそうだったのになあ!」という感じで、名残惜しそうに鼻を床に着けて嗅ぎまわるのだ。
 「唐揚げ」ならばネコにとって問題になるのは「油っ気」ぐらいのものかとも思い、「ちょっとならいいか?」と、唐揚げを小さくちぎってニェネントくんの前に置いてあげた。ニェネント、すぐに美味しそうに食べてしまうのだった。

 午後3時ぐらいから、処方されている内服薬もなくなったので、近くの内科クリニックへ行った。いつも下手したら1時間以上待たされるし、「連休の谷間だから混み合うか」と思って早めの時間に行ったのだけれども、この日は拍子抜けしてしまうぐらいに通院の人は少なかった。

 この日は、通勤の電車の中とかで、読んでいた岡田利規の『ブロッコリー・レボリューション』を読み終えた。来週からはついに、今村夏子の『とんこつQ&A』を読み始めよう。
 ずっと寝るときに読んでいた大岡昇平の『野火』は、もう先週とかに読了していたと思っていたのだけれども、本を開き直してみると、「さいごの一章」がまだ読み終えずに残っていたので、さっさと読み終えた。どっちの本も、「感想」はすぐには書けないかとは思うが。