ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2022-09-20(Tue)

 秋の最初の「三連休」も、ただ自分の状態と向き合いながら過ぎてしまい、この日からはまた「仕事」になる。まあこの「仕事」も3日間がんばれば、今週の金曜日からは「三連休」の第2弾になる。

 この朝は自分の状態もいいようだったが、しかし「台風」による天候状態と向き合わなくてはならない。朝起きると外は強い雨が降っているようだった。その「台風14号」はこの時間、新潟市あたりを西に進んでいるらしい。ケータイで「時間ごとの予報」を見ると、4時から6時ぐらいまでは「傘」マークと「雲」マークが並んでいて、そこまでに「大雨」でもないみたいだけれども、その6時からあと、夕方までは「傘」マークがびっしり並んでいる。「これはダメだ」と、しっかりした大きな傘を手にして家を出た。
 外に出ると「そこまでに激しい雨でもないな」という感じだったのだけれども、これが百メートルも歩くうちにしっかり止んでしまい、傘をさしている必要もなくなってしまった。傘なしで歩きつづけていて、これまた「あと百メートル」で駅に着くというあたりで、また雨が降り始めて傘が必要になった。ギリギリ、わずかに傘を開く必要があった。
 「ちょうどいい具合に雨脚が弱くなり、いいところで雨脚が強くなったものだ」と思ったが、勤め先の駅でメトロを降りて地上にあがると、こちらも雨は降っていなかった。「ラッキーだった」とは思ったが、まだまだ、仕事を終えて帰路に着く11時以降に「大雨」に見舞われないように願うわけだ。

 実はこの勤務地のあたりは昨日の夕方にかなりの豪雨に襲われ、メトロの構内、その線路上に雨水があふれたりしたという報道を、昨夜テレビで見ていた。職場に着いて、昨日も出勤していたという同僚に話を聞いたが、「相当な雨」だったという。

 今日はしばらく雨は降らなかったけれども、これが10時ぐらいになって、モーレツな雨が降って来た。「土砂降り」というか、アスファルトに当たる雨しぶきで道路の向こう側への見通しも効かない感じだった。
 「このまま降り続くのか」と思ったが、雨は10時半ぐらいにはほとんど止んでしまった。ちょうどそんなときに、顔見知りの「宅配便」の配達のおにいちゃんが配達に回って来た。
 この宅配便の営業所はけっこう近くにあり、この近辺への配達にはトラックなど使わず、ちょっと大型の、箱型に覆いのつけられた「台車」を配達員が歩道を押して巡回して配達するという、けっこう「エコ」なシステムなのだけれども、さっきのような「強烈」な豪雨に出会うと、下手したら台車の覆いの中に雨水が流れ込んでしまい、荷物をダメにしてしまうこともあるかもしれない。
 このときはもう雨はほとんど止んでいたけれども、おそらく配達のおにいちゃんはさっきの土砂降りのとき、どこか歩道を台車を押して歩いていたところだったのかもしれない。わたしが「おはよう。大変な天気だったね」と声をかけても、うんざりしたように下を向いたまま「まいったよ」とボソッと語っただけだった。

 さて、職場を離れる11時になっても、雨は降っていなかった。あとは自宅駅周辺に雨が降っていないことを願うだけ。ケータイで「雨雲レーダー」をみても、ちょうどわたしが駅から自宅へ歩く頃には雨雲はなく、そのあと降り始めても午後2時過ぎになるようだった。

 けっきょく、この日はしっかりした大きな傘を持って家を出たのだったが、その傘は早朝にちょびっとだけ差しただけで、またこの日も「ほとんど使わずじまい」で終わってしまった。

 この日は撮る写真もなかったので、自宅駅からの帰り道、いつも渡る跨線橋の上から、その毎日乗り降りする「駅」の方にカメラを向けてみた。「どこに駅があるんだかわからない」、この沿線でいちばん小さな駅ではある。

     

 その自宅駅からの帰り道、体調が悪化してから「酒の味」もわからなくなっていることから、これは「酒を断つチャンス」でもあるかと、(そこで一気にやめればいいのに)もう高いウィスキーを買うのはやめようと、駅前のドラッグストアで紙パックの「日本酒」を買って帰ってみた。
 帰宅してその日本酒を飲んでみたが、昨日まで飲んでいたウィスキーとの「味の差」など、まったくわからないのだった。まあいつも飲んでいるカフェオレのペットボトルも今では「ちいっとも美味しくない」わけで、もう「酒」だろうが何もかも、ただの「水」にしてしまってもいいように思える。
 これを「チャンス」と捉えれば、うまく「断酒」出来るかもしれない。

 あとは「食」の問題。「何を食べても美味しくない」ということがあるのだが、この日の夕食は以前よくつくった、野菜を炒めてのっけるだけの中華風「皿うどん」というのをやってみたのだが、まあ決して「美味しかった」と言えるわけでもなかったけれども、「皿うどん」独特の味わいは味わうことが出来たと思う。「食」の方の「味覚」は、そこまで損なわれてはいない、ということだろうか。

 そうそう、今週になって体調が悪くなる前に、寝る前に読み継いでいた大岡昇平の『野火』を読み終えたはずで、いつもの習慣でその「感想」をこの日記に書いておきたいのだけれども、ちょっと「記憶」があいまいになってもいるので、改めてページをくくってみて、考えをまとめてからにしたいと思う。