ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2022-05-27(Fri)

 予報では今日の午前中は雨。わたしが家を出るときはまだ雨も降り出していなかったので、折りたたみ傘をバッグに入れて出ようかとも思ったが、テレビの天気予報で「風も強くなりそう」というので、ちゃんとした大きな傘を持って出ることにした。

 家を出たところで、ムクドリぐらいの大きさの鳥が、わたしの目の前で道路に急降下して来て、それからまた舞い上がり、電線にとまるのだった。見ると、そのクチバシの先に蝶だか蛾だかをくわえている。今の「急降下」で捕えたのだろう。見事なものである。
 これはヒヨドリである。電線にとまったまま、捕らえた虫をくわえたままでしきりに鳴いている声が聞こえる。口を開かなくっても鳴けるのかと思うが、鳥類の発声器官は他の動物とは異なり、もっと喉の奥にある「鳴管」という器官によるものなので、口を開けなくっても鳴くことが出来る、ということだろうか。

     

     

 電車に乗って勤務先に着いたとき、少し雨が降り始めていたが、まだ傘をさすほどの雨ではなかった。
 それが、ちょうどわたしが仕事を終えて外に出たとき、猛烈な雨になっていた。わたしの前を歩く人が二人いたが、そのお二人とも、(もちろん傘をさしておられたが)膝から下がびしょ濡れになっておられた。
 予報通りにけっこう風もあり、傘をさしていても背中に雨が吹き付けて来るのを感じる。風で傘があおられそうにもなり、これは小さな折りたたみ傘ではもっと濡れていただろうし、風で「おちょこ傘」になってもいたことだろう。大きな傘を持って来てよかった。
 うまい具合のタイミングで駅前の信号が変わったので駅の方へ避難し、駅前の商業ビルの中を通り抜ける。しかし、その商業ビルを通り抜けてみると、あれだけ降っていた雨はもう小やみになっていたし、風もおさまっていた。
 自宅駅に着いても雨は降っていたが、もう「普通の雨」だった。どうやらあの豪雨、ほんの短い時間のあいだの豪雨だったらしいことを、帰宅してからテレビで知った。運が悪かった。

 帰宅してしばらくすると窓の外も明るくなり、雨はやんで晴れてしまったようだった。これから今日明日、そしてあさってと、けっこう暑い日になるらしい。

 帰宅したとき、しばらく前に注文してあったCDが郵便受けに届いていた。これはアレックス・チルトン(Alex Chilton)の「クリシェ(Clichés)」という盤。実はこのCDは持っているのだが、なんと、CDの盤面が腐食してしまって小さな穴があき、途中から聴けなくなってしまっているのだ。
 このCDは、ひょっとしたら「わたしが最も愛するCD」とも言えるもので、愛着も並々のものではない。やはり持っていたい。というか、今音楽を聴くのに愛用している「Amazon Music Unlimited」ではこの盤は聴けないのだ(そういうのはけっこうあるが)。
 偶然、AmazonマーケットプレイスでこのCDを見つけ、まあ中古のわりに高かったけれども注文していたもの。それで届いたあとでAmazonでチェックしてみると、もう今ではこのCD、6千円出さないと買えなくなってしまっていた。あぶなく、「手の届かないところ」に行ってしまうところだった。

 そういうわけで午後はずっと、このCDを繰り返して聴いて過ごした。「幸せなひととき」ではあった(アコースティック・ギターの弾き語りだし、ニェネントくんも「うるさいな~」という反応ではなかった)。