今朝は、夢らしい夢をみた。「夢らしい」というのは、ちゃんと映像があってストーリー(物語)があってということで、このところしばらく、わたしがみたと思った夢はどれも「想念だけがかけめぐる」というようなもので、いわゆる「夢物語」には程遠いものだったわけだ。夢の話を延々とやるのは人に嫌われるけれども、これはわたしの日記なのだから許してほしい。
夢でわたしは「学園祭」だか何かのイヴェントの下準備をしている(これはあとでやはり「学園祭」の夢だなと思うことになるけれども)。会場が二つあり、わたしはサブの会場でのイヴェントの準備を主にやっているのだけれども、夢ではまずわたしはメインの会場にいて、そこにいてわたしを手伝ってくれる予定の二人がサブ会場に行けるようになるのを待っている。ところがメイン会場の方が多忙のようで、二人はサブ会場へは行けなくなる。仕方がないのでわたしは二人から鍵(サブ会場の何かに使うものらしい)を預かり、一人でサブ会場へ行くことになる。
歩いて行くとわたしは駅前の大きなバスターミナルのようなところに出て、そのターミナルの対面に渡りたいのだけれども、横断歩道はちょっと離れたところにある。ちょうどそこにバスがやって来て、ターミナルの対面の方にスピードを落としてUターンをする。わたしは「ちょうどいい」と思って、そのバスの横について歩いて、対面へと無事に渡る。渡り終えたところで、渡る前にあるところに立ち寄るべきだったことを思い出す。もう同じ道を渡るのもめんどうなのだが、ターミナルの下に地下道が通っていることを思い出す。
その「寄るべきだったところ」というのは大きな古本屋のようなところだったが、イメージとしてその店内の情景は思い出せそうな気もするのだが、目覚めたあとには思い出せなくなっていた。
次にわたしは目的地のサブ会場に到着する。和風の旅館の玄関のような入り口で、その格子戸の入り口のところで茶トラのネコが大きな伸びをしている。わたしは一瞬「ニェネントだ」と思うが、「そんなわけないじゃん」と思い直す。
入口の脇に垣根があり、その向こうに一人の女性が立っていた。現実にはまったく会ったこともない見知らぬ女性で、髪型は女子学生らしいショートボブを横に分けている。白くて丸い襟のブラウスの上にグレーの制服っぽい服を着ている。際立って美人というのではないが、目は切れ長で魅力的で、微笑むときの口元がかわいい。
彼女はやはりこのサブ会場で仲間たちと何かをやる予定でいて(「演劇」だろうか?)、そのためにその場所にいるのだった。わたしは夢の中では彼女のことを知っているようで、「そうか、彼女ももう2年生になったのだな」とか思っている。それはやはり高校2年生ということで、どうやらその夢の中でわたしは「高校3年生」ということらしい。
しばらく彼女と立ち話をしていたと思うのだけれども、そんなところで目覚めてしまった。
目覚めてベッドから起き、まずはわたしに先回りしてキッチンへと駆けて行くニェネントくんのために朝食のカリカリを出してあげる。ニェネントくんがっつく。わたしの朝食はいつものバナナですませ、出勤の準備をしてからわたしの近くにいるニェネントくんを抱き上げ、「かわいいかわいい~!」と、からだや頭、あごの下とかをなでてあげる。わたしが家を出るときには、ニェネントくんはわたしのお見送りで玄関ドアのところまで来てくれる。わたしは靴を履いてドアを開けて外に出て、振り向いてニェネントくんに「バイバイ~!」と手を振ってからドアを閉める。毎朝の決まったルーチンである。
暗い外に出ると、西の方の屋根の向こうの空が黄色く明るくなっていた。「ああ、あの屋根の向こうにきっと月が見えるのだな」と思って歩くと、やはり道の向こうの空にまん丸な明るい月が見えるようになった。
駅の近くまで来て写真を撮ってみたけれども、ちょっとイマイチだったか。
仕事を終えたあとは、雲があるとはいってもかなり青空も拡がり、気温もそれなりに上がった。けっこう快適な空気で、まさに彼岸の時期、秋だなあという感慨も沸き起こった。帰り道に空を見上げると、空をまだらに覆った薄い雲の向こうに太陽が隠れているのが見えた。直視するとまぶしいけれども、カメラはそんなこと気にしない。カメラを向けて撮ってみると、けっこう気に入った空の写真が撮れた。こういうのが好きである。
実は連休中に、前に安い値段で買ってあった「コシヒカリ」をついに食し始めたのだけれども、やっぱり「コシヒカリ」というものは圧倒的においしくって、今までの米とは段ちがいの味覚なのだった。買った駅前のスーパーにはまだまだその「コシヒカリ」は売られていたと思うので、もう1袋ストックで買っておこうという気になった。それで仕事の帰りに立ち寄り、もう一袋買って帰ったのだった。
もう「新米」も出回り始めて、これは「古米」ということもあって安くなっているのだろうけれども、「新米」の普通銘柄の米より、「古米」で多少古くっても「コシヒカリ」の方がはるかに美味なのではないだろうか。どうせならもっともっと、来年分ぐらいまで買い置きしておいてもいいくらいの気もちだ。
しかし気になったのは、前に買った米の袋には「農家自慢のお米」と書かれていたのに、今日買った米はただ「米」と書いてあるだけなのだ。同じ「コシヒカリ」ではあるのだけれども、今日買った分はもう農家としては「自慢」するのはやめたのだろうか? はたして、味覚にちがいがあったりするのだろうか? 気になってしまうところだ。
夕食も終え、日がとっぷり暮れてから「今夜も満月が見られるだろうか」と、カメラを持ってウチの前に出てみた。今夜もやはり昨夜と同じような月がみえた。
昨日多少はカメラの操作を学習し直したので、「こういう設定でどうだろう?」と撮ってみたら、けっこうきれいに撮影できた。昨日撮った写真はかなり実際に見える月よりも茶色っぽくなってしまったのだけれども、今夜の写真はまさに「見たまんま」のカラーに近いものに撮れた(昨夜の写真も、クリアなクレーターの形だとか、月が立体的に撮れていていいのだけれども)。
このカメラの設定は忘れないようにしよう。他にも、まわりに浮かぶ雲や手前の建物などもぜんぶ、自分の視覚に近いかたちで撮影しようとしてみたけれども、やはりどうしても月が露出オーバーで白くなってしまう。まだまだカメラのことはよくわからないが、昨日今日とで「夜の撮影」モードについては少し理解出来た、かな?