ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2021-09-20(Mon)

 3連休は今日まででおしまい。けっきょく、土曜日にこそは関東の南の海を通り過ぎて行った台風のせいで早い時間には雨になったけれども、昨日はいい天気だったみたいだし(外に一歩も出なかったのでよくわからない)、今日はまた、窓の外には抜けるような青空が拡がっていた。
 わたしは午前中は部屋であれこれの本をパラパラと読みながらゴロゴロしていたが、午後からはお散歩を兼ねて買い物に出かけた。普段なら決して歩かないコース、「野良ネコ通り」からドラッグストアへ行き、「ふるさと公園」を抜けるという道を歩く。一日に「野良ネコ通り」と「ふるさと公園」とをまとめて双方訪れるというのは、これが初めてのことだ。

 外はやはり多少は気温も高く、Tシャツ1枚でちょうどいいというところ。「野良ネコ通り」ではネコたちに出会うことはなかったけれども、いつもは歩かない道沿いで「キタテハ」と出会い、苦労して写真を撮っていると「アゲハチョウ」もやって来た。
 どうもわたしのカメラ、どんなにがんばっても自分に近いところにいる蝶とかにはピントが合わず、勝手に背景の遠いところにピントが合ってしまう。キタテハは10枚ぐらい撮影したのだが、多少見られるのは下の1枚だけで、これだってピントは合っていない。

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 アゲハチョウはそもそもあちこち飛び回るのでシャッターチャンスも少ないのだけれども、このところわたしの周りを飛び回っていることが多い。カメラを持っているわたしは「撮れるものなら撮ってごらん!」と挑発されているような気分でいたのだけれども、この日はようやくなんとか1枚、いい感じの写真が撮れた(大きい方の羽根がボケているが)。このアゲハチョウは「ナミアゲハ」。

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 今日の「ふるさと公園」、わたしはそろそろコブハクチョウ以外の水鳥もこの公園にやって来る頃ではないのかと、毎回内心では楽しみにしているのだが、どうもまだまだそういう季節ではないようで、調べるとオオバンとかが飛来するのは10月の中頃になるみたいだ。
 それでこの日の公園は休日でもあるのでけっこう人出があり、子ども連れの家族の姿も何組もあったようだ。「これではコブハクチョウも警戒して姿を見せないかな?」と思ったのだけれども、そんな家族がエサをあげていたのか、岸辺近くに5羽が集まっている姿が見られた。

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 池の水に空の青がきれいに映り、そこに真っ白なコブハクチョウが泳ぐ姿はとっても美しい。

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 この公園にはいろんな季節の花も咲くのだけれども、今はまさに季節柄、彼岸花が満開。彼岸花の赤い花もまた、今日の青空の下で特に美しく見えた。

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 帰宅してテレビを見ていると、この日発表になった東京の新規COVID-19感染者数は、一気に300人ほどまでに減少したという。つい一ヶ月くらい前には5000人とかの新規感染者数があったわけだから、劇的な減少ぶりだろう。
 もちろん、新規感染者数が一気に減少するというのは喜ばしいことだけれども、「何でこ~んなに急激に減少したのか?」っつうのがわからないから、それはそれで奇妙な不安感が生まれる。「ワクチン接種数が増加したから」とか、「人々が危機感を持ち、感染防止に努めた成果だ」とかいうけれども、それはそういうことも確かに感染者抑制のちからにはなっているだろうけれども、「そういうことでここまでに劇的なことになるのか?」ということでは首をかしげてしまう。
 これはまるで、H・G・ウェルズの『宇宙戦争』の、攻めてきた火星人が地球の病原菌への免疫を持っていなくって一挙に死滅してしまったというストーリーみたいなものというか(COVID-19ウィルス自体が「病原菌」のクセして)、いや、実はCOVID-19ウィルスが何か自らが存続できなくなるような原因にぶち当たってしまったとか、それよりやはり、ティム・バートンの『マーズ・アタック!』みたいに、どこかで誰かが、COVID-19ウィルスがそれを聴くと破裂滅亡してしまうようなレコードをかけているとか(それはやっぱり、あのヨーデルみたいなウェスタン・ソングなのだろうか?)。

 ただ、今まで何度も何度も「寄せては返す」感染者数の波はあったわけで、今の波は「第5波」。もしもこれで今回の「波」が収まったとしても、また次の「波」が来ると考えるのがノーマルだろう。
 今、こうやって波が引こうとしている時こそ、スカ内閣が放置してきた「医療体制」こそを見直して次の「波」の備えるようにしてほしいし、もちろんわたしなどもこれで気を抜くことなく、「感染予防」は継続すべきだとは思う。
 さて、いったいこれから先、どのようになることだろう。

 それで明晩は満月で、これは「中秋の名月」、英語では「Harvest Moon」なのだとテレビで言っている。明日の夜は曇り空になるかもしれないので、月を見るには今夜がいいのではないかと。
 「どうだろう」と7時頃になって外に出てみると、向かいの家の屋根の上、東南の方角の空に丸い月が見えた。

 以前は何も考えないでもカメラを月に向けて撮れば、きれいに月のクレーターまで撮影できた記憶もあるのだけれども、どうも最近、カメラの設定が狂ってしまったのか、そういう月の姿がうまく写真に撮れない。今日は時間もあるので、いろいろな設定で撮影して「どうやればうまく撮れるか」試してみようと思うのだった。
 やはり、通常の「オート撮影」ではうまく撮れないのだけれども、「マニュアル撮影」にいろいろな手法があることを、今ごろになって多少理解した。露出を変えたり、シャッタースピードを変えたりしてみて、「このくらい撮れればいいのではないか」というような写真も撮れた。月のクレーターもきれいに撮れているけれども、この写真だとじっさいの眼で見る月よりも濃淡が付きすぎているというか、眼で見てここまでにクレーターとかが見えるわけもない。まあ逆に、「ここまで視覚を超えた撮影も出来る」ということもあるか(別に三脚も使わずに「手持ち」でこれだけクリアに撮れるのだから)。

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