ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2021-07-07(Wed)

 今日もやはり、仕事中に一時雨が降った。もう仕事場ビルのエントランスは「傘袋」「傘袋回収ボックス」は片づけないで、ずっと出しっぱなしにする。
 わたしが出勤する早朝、退出する昼間には雨は降っていないので助かる。昼間は時々晴れ間も見え、けっこう暑い日になった。
 今日は7月7日で「七夕(たなばた)」でもあり、わたしが仕事の帰りに通り抜ける商業ビルのエントランスには、ちょこっと竹がセットされ、七夕の飾りつけや短冊がぶら下がっていた。もう何か、「七夕の願い事」で短冊に書く文句も「COVID-19退散!」しかないようにも思えてしまうのだけれども、また来週には「緊急事態宣言」が発令されるというから、せっかくようやっとまたいろいろな出店も出るようになっていたこのビルのフリースペースも、またまた閉鎖されてしまうことになるんだろう。駅前のフレッシュジュースの店や、ハンバーガーも出すコーヒーの店も、先週再開したと思ったらまたしばらく「閉店」されてしまうのだろうか。今回も何の対策もないままの「緊急事態宣言」で、店の人はそりゃあ「もういい加減にしてくれ」と思っていることだろう。おそらく、今回の「緊急事態宣言」は効果もないままに、感染者数はまだまだ増加しつづけるのではないだろうか。

 自宅駅からは「ふるさと公園」を通り抜けるルートを選んだ。公園に入ってみると、コブハクチョウが2羽、いつもは姿を見かけたことのない池の対岸の方を泳いでいた。「あれ? 子どもたちはどこにいるの?」とそのあたりを見ても姿は見えなかった。まさかもう「ひとり立ち」したということもないだろう。どこかわたしの場所からは死角になるところにいるのだろうか。

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 さらに公園を歩いて行くと、あれ? あれれれれ? コブハクチョウの家族がいつものところにいたではないか。

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 どうやらさっきの2羽のコブハクチョウはまったく別の、このあたりでは新顔のコブハクチョウだったみたいだ。今日はコブハクチョウの姿を7羽も見てしまった。
 わたしの前を歩いていた年配の男性が、そのコブハクチョウ家族のいる池の対岸で餌を撒きはじめた。コブハクチョウ家族はすぐに寄ってきて、餌撒きされる餌をついばむのだった。コブハクチョウらは、その人の姿を見ただけで「あ! あの人は食べ物をくれる人だ!」とわかるのだろうか。

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 こうやって写真でみると、子どもたちのクチバシのところも少し盛り上がってきている感じもして、「もうちょっとで一人前よ!」というようにも見える。

 帰宅して、テレビを見る。今日は、わたしの愛好した劇団「水族館劇場」の、この6月の公演までを取材したドキュメントが放映される(再放送だけれども)。
 わたしはかれこれ20年ぐらい前から、ず~~っと「水族館劇場」の舞台を欠かさず毎年観ていたものだった。「演劇」としては稚拙なものというか、演技がどうのこうのという舞台でもないけれども、「まだまだ60年代の空気が生きているような」わかったようなわからないような作劇、そして毎回お約束の、ラストの大量の水を使った壮大なクライマックスの魅力のとりこになっていたのだった。
 わたしの事故入院とかがあって、去年今年とその舞台を観てはいないけれども、今日のテレビ放映のドキュメントは楽しみにしていた。

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 番組中、座長の桃山氏の「自分たちの舞台は、負け続ける者たちの最後の抵抗なんですよ」ということばに同感し、「やはりまたナマで観てみたいものだな、などと思うのだった。

 番組をみて「ちょっと何か見てみたい」という気分になり、「GYAO!」の無料配信映画でクリストファー・ノーラン監督の『メメント』をみた。わたしはクリストファー・ノーラン監督の映画はそ~んなに愛好してるわけでもないけれども、この作品はけっこう楽しめた。

 そのあとの報道では、この日の東京の新規感染者数は920人になったという。もう誰でもが予測していたとおりの展開で、ただ「<東京オリパラ>に観客を入れたい」としかやっていない、宇宙的なまでに「無為無策」、何かやっても「愚策」の連続というこの内閣、スカ首相の「命綱」のワクチン接種もまた頓挫しているし、「異常」である。ホントに宇宙から「正義の味方」でも飛来してきて何とかしてくれないものだろうか、とか思ってしまう。