ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2021-05-13(Thu)

 天気予報で「午前中は雨」といっていて、早朝に家を出るとちょびっと雨が降っていた。何とか傘をささずに歩ける雨。傘はいつもはちょっと丈夫なビニール袋に入れてバッグにしまっていて、雨で傘が濡れても、折りたたんでそのビニール袋にすっぽり入れてしまえば、バッグにしまってもバッグを濡らさないですむのだけれども、やはり濡れた傘をしまうのはうっとうしい。
 職場の駅に着いて外に出ると、さっきの地元駅よりは多少雨脚も強いようだけれども、傘はささないのだ。

 予報では、午前中でやむはずだった雨だけれども、仕事を終えて帰るときまでずっと、「降ったりやんだり」を繰り返している。自宅駅に着くと、「これはもう傘をささないと無理だね」という雨の量になっていて、ついに傘をさすのだった。今日は「ふるさと公園」にコブハクチョウ家族を見に行こうとも考えていたのだけれども、見合わせることにした。明日は天気もいいというから、明日こそはコブハクチョウ家族に会いに行こう。

 帰宅してからの昼メシは、少しばかり賞味期限を過ぎてしまった「インスタント焼きそば」の袋麺。これに炒めたウィンナと野菜(キャベツ、タマネギ、ニンジン)をプラスする。先にウィンナ、野菜を炒めて取っておき、調理した焼きそば麺と混ぜ合わせるだけ。これが食べてみると異様に美味しかった。インスタントではない麺でよく焼きそばはつくるけれども、そんな焼きそばより今日の焼きそばはず~っと美味しい印象だった。このインスタント焼きそばで野菜を加えるのはよくやってきたけれども、今まで入れていた「もやし」を今日は入れなかったのが、麺が水っぽくならずに仕上がって成功した原因だろうかと思う。どうも「焼きそば」といえば「もやし」をプラス、と思い込んでしまっていたが、そういうものでもないようだ。
 この焼きそばの袋麺は、ず~~~っとわたしのお気に入りで、大昔から食べつづけているし、戸棚にいつもこのパッケージはストックを欠かせない。野菜とか入れなくっても、うまく調理できると麺が透き通った感じに仕上がり、これがまた、麺だけでも美味いのである。今日はまた、「こうやれば美味いぜ!」というのを発見した感じである。またやってみよう。

 夕方4時ぐらいになって北のスーパーに買い物に出たのだが、このときにも、傘はささなかったけれども弱い雨が降りつづいていた。
 今日は夕食の準備をするのもめんどうで、「そういうものがあれば出来合いのものですませてしまおう」と店の中を見て歩き、「まぐろ丼のたれで食べるまぐろ角切り」というのが値引きされて売られているのを見つけ、「そういえばこの頃ニェネントくんにお刺身を買ってあげてないな」と思い、これならわたしとニェネントで分けていっしょに食べれると考え、買って帰った。

 家に帰って、「ニェネントくん、久しぶりの<お刺身>ですよ!」と、分け取った刺身を皿に出してあげた。

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 考えたら、この「おやつ」の1時間ぐらい前にいつもの夕食を平らげたばかりで、「ちょっとキビしかったか?」とも思ったが、わたしがちょっと目を離してそのあとニェネントの皿を見ると、きれ~いに全部食べてしまっていた。やっぱり、自分の好物は「別腹」なのだろうかとも思ったが、旺盛な食欲にちょっと安心した。
 わたしもその刺身で「まぐろ丼」というのをやってみたのだが、う~ん、やっぱり、この北のスーパーの刺身類はどうも美味しくはないな。

 さて今、通勤時間とかでジョイスの『若い藝術家の肖像』とピンチョンの『メイスン&ディクスン』を読んでいるのだけれども、『若い藝術家の肖像』はようやっと最終章に入った(ここが長いのだが)。先日まではディーダラスの通う学校での、司祭による「教義説教文」がそのまんま、丸写しの形で延々と何十ページもつづいていたわけで、いささかくじけそうになってしまった。
 『メイスン&ディクスン』の方はものすごい細かいエピソードの連続で、めっちゃ大勢の登場人物もくるくる変わる。「このエピソード、面白いなあ」と思っていても、そのエピソードが終わってしまうと「あれは何だったの?」みたいに忘れ去られてしまう感じ。せっかく楽しいキャラクターの「しゃべる博学犬」とか出て来ても、すぐに舞台から消え去ってしまうのだ。
 『若い藝術家の肖像』の方は、おそらく来週中に読了予定。『メイスン&ディクスン』はまだ上巻の三分の二ぐらいのところを読んでいるで、これは早くても6月中旬ぐらいまでかかりそう。

 それでスカ首相は「7月末までに高齢者へのワクチン接種を終えさせる」などと語ったのだが、今日になって全国市区町村の8割以上が「7月末までに出来るだろう」と回答したというのだが、残りの市区町村は「間に合わない」と回答したという。スカはこのことを受けて「きのう報告を受けてショックだった。7月いっぱいで終えることができるようぜひ協力してほしい」と語ったという。やはり「オレがやれと言ってるんだからやれ!」という地口が出てきたか、というところだが、「可能だ」とした市区町村にしても、まだまだ本格的なワクチン接種を始めてもいないわけで、報道でみる「ワクチン接種予約の混乱」などからしても、じっさいに開始してみてどんな結果になることかわからない。そもそも、目標を定めるのはいいとして、「7月末までに」ということにどんな合目的的な理由があるのか。そりゃあ早いに越したことはないだろうが、今の状態ではもうちょっとじっくりと事の推移を見つめた上で、「はたしてどんな問題があるか」を見据えた上で、それこそ(スカ首相の苦手な)「科学的な」方策を選ぶべきだろう。
 わたしはそこまでに「ワクチン接種」にがっつく気もちもないし、即に予約しようとあせるのではなく、とにかくしばらくは様子をみようと思っている。