ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2021-02-28(Sun)

 日曜日。夜中に目覚めるとカーテンのすき間、窓の外から白い光が射し込んでいて、ふとんの上にトレースが明るく映っていた。月の光。
 満月は27日だったけれども、夜中だからきっとこれも満月だろう。写真を撮ったけれども、何が何だかよくわからない写真になった。この2月の満月は「Snow Moon」という。

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 わたしはいつもなら、仕事が休みでも暗いうちに目覚めてしまうのだけれども、昨夜は2本映画を観て寝るのが遅くなったせいか、目覚めたときは外はもうすっかり明るくなっていた。それでも6時半。
 休みの日の朝食は、食パンにハムとチーズをのせてトーストしたもの。このメニューはニェネントも大好きなメニューで、わたしが食べているといつもテーブルの上に乗っかってきて、「わたしにもちょうだいな」とおねだりをする。ハムもチーズもネコが食べるには少し塩分が多いのだけれども、毎回ちょびっとだけちぎって分けてあげる。ニェネントはパンまできれいに食べてしまう。
 食事のあとは昨日の日記を書いたり、テレビを見たりして時間が過ぎる。いつものようにスーパーがオープンする時間に合わせて買い物に出て、いつものように来週分の朝食のバナナ、仕事中のおやつの肉まん、そしてニェネントのネコ缶などを買う。

 帰宅してベッドで本を読んでいたら毎度のことながらすっかり眠ってしまい、しかもこの日は寝ざめてみると3時半になっていた。4時間も寝てしまった。
 この日はまた、配信が今日で終わってしまう「GYAO!」の映画『長く熱い週末』を観るつもりだったし、今日の夕食は東のスーパーに行って「何かおいしいもの」を買うつもりだったのに、すべて押せ押せになってしまった。
 それでも何とか予定通り遂行できそうなので、まずは風呂を沸かして風呂に入り、買い物に出ていろいろ見てまわってけっきょく「オードブルプレート」を買い(これならレンジでチンしなくていい)、帰宅してそのオードブルで夕食にした(ニェネントくんにはあげないよ)。

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 オードブルの量も多かったので半分ほどしか食べず、また明日も残りのオードブルでの食事になる。
 そのあと映画を観て、観終えたのが9時ごろになり、待ちかねていたニェネントくんといっしょに寝るのだった。

 さて、わたしは今、変なことが気になっている。それは「今さら」な話なのだが、今になってビートルズの、というかジョージ・ハリソンの名曲「Something」の歌詞のことを考えているのだ(ちょうど、2月25日がジョージの誕生日だったのでこの曲を思い出し、それ以来考えているのだが)。
 この曲は"I"(わたし)が、どんなにどれだけ"She"(彼女)に夢中になっているかを歌っている曲なわけだけれども、この歌にはもうひとり、"You"(あなた)という存在が登場する。その「あなた」は「わたし」に、わたしの愛は成長しているのか?と聞くのである。

 いちおう、この曲の歌詞を引用しておこう。

Something in the way she moves
Attracts me like no other lover
Something in the way she woos me
I don't want to leave her now
You know I believe and how


Somewhere in her smile she knows
That I don't need no other lover
Something in her style that shows me
I don't want to leave her now
You know I believe and how


You're asking me will my love grow
I don't know, I don't know
You stick around and it may show
I don't know, I don't know


Something in the way she knows
And all I have to do is think of her
Something in the things she shows me
I don't want to leave her now
You know I believe and how

 わたしがわからなくなるのは、その"You"(あなた)とはどんな存在なのか、"I"(わたし)との関係はどのようなものなのかということなのだ。
 だから歌い手の"I"(わたし)は、"You"(あなた)に対して自分が"She"(彼女)のことが好きになっていて、もう彼女と離れられないと語るわけだ。"You"(あなた)が、"I"(わたし)の親しい友人だとして、それが男の友人だとしたら「おまえの彼女への愛はこれから成長するのか?」などと聞くだろうかと、わたしは疑問に思う。この"You"(あなた)は女性だと考えた方がスッキリする。
 そう考えると、その女性だと仮定した"You"(あなた)とは、"I"(わたし)と非常に親しい存在ではないだろうか? というか、わたしはここで"You"(あなた)はいま現在"I"(わたし)と親しく交際している存在、もっと踏み込んで考えれば、いま現在の"I"(わたし)の交際相手、つまり恋人ではないのだろうか。
 そうするとつまり、この曲は今の恋人に「実はオレ、彼女のことが好きになっちゃったんだよね」と告白する、つまり今の恋人に別離宣言しようとしてるのではないかと思ってしまうのだ。だから彼女は「あなたの彼女への愛はこれから成長していくというの?」と問いただす。そうすると"I"(わたし)は、「わからない、わからないんだよ」と答える。「はっきりしろよ!」と思うのだが、次の行で「You stick around and it may show」というわけで、これは「わたしといっしょにいれば(そのうち)はっきりする」ということだろうか? 特にこの部分は、"You"(あなた)が交際している相手だということで成り立っていることばで、つまり男の友だちにこういうことを言うヤツっていうのは、いないんじゃないだろうか。
 どうもトータルに考えて、この曲は男が今付き合ってる彼女に「他に好きな人ができたから別れてくれ」と言っているようなものではないかと思うのだ。
 つまり、まずは「"You"(あなた)とは誰なのか?」という問題。
 この件でネットでいろいろ調べてみたのだけれども、こんなことを問題にしている人はいないようだ(というか、日本では「歌詞の内容を考える」ということは一般にやられることではないようだ)。
 まあわたしとしては「"You"(あなた)とはこのときの"I"(わたし)の恋人ではないのか」という解釈を取りたいところではある。もう一回、この曲を聴いてみようか。