ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2020-12-12(Sat)

 今日12月12日からは、「七十二候」では「熊穴に蟄(こも)る」候だという。熊も冬眠を始めるのだ。この季節は熊たちが人里に下りて人と接触してケガ人が出たり、いろいろと騒動が起きたけれども、もう引き籠ってくれるのだろうか。

 ニェネントが、テレビの横のパイプ椅子に上がってわたしのことを眺めている。全身の毛がフワッと立ち拡がっていて、防寒しているようだ。ニェネントも冬眠したい気分だろうか。

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 それでも今日は、比較的穏やかで暖かい一日だったと思う。一歩も外に出なかったから外がどうだったかはわからないが、午前中に洗濯をして外に干すとき、窓を開けても冷気は感じられなかった。空には、このところよく見られるような薄い雲が拡がっていた。

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 午前中に「GYAO!」の映画配信で『始皇帝暗殺』を観て、昼食には買い貯めてある「あさりの燻製」をパスタにからめてみた。まあまあの味であった(やはり「あさり」を単品で食べた方が美味だったか?)。

 食後はたっぷり午睡をしてしまい、そのあとは明日までネットで無料配信されているシャンタル・アケルマンのドキュメンタリー、『ONE DAY PINA ASKED... / ある日、ピナが…』(1983)を観た。

 夕方からのテレビでは、COVID-19の新規感染者がさらに拡大したとの報道だった。スカ首相や政府はどうしたいのか。これからはクリスマス・シーズンであり、例年であれば皆が忘年会を楽しみ、その後は新しい年を迎える「儀」のときである。
 わたしは企業にべったりの生き方をしてこなかったから、年末に「忘年会」という習慣もまるでないのだけれども、それぞれの年の終わりに友人・知人たちと会って飲む機会があれば、「これが<忘年会>だな」という意識は持ったものだった。それは人々の「習慣」を越えて、ひとつの「区切り目」として昔からつづく伝統行事といっていいものだろうと思う。それをなんとか、この「COVID-19禍」で「どうすればいいのか?!」ということの指針を示すことは、国の指導者の「義務」ではないかと思う。(まあ言い方はアレだけれども)好き勝手やらせておいて、感染が拡がってしまったら「自己責任ね!」と突き放すのだったら、いったい何のために国民を統括する「国家」があるのか、ということになるではないか。
 わたしは言ってほしいとは思っていないが、こんなときにスカ首相がテレビとかで「こんなツラいときだけれども、アレやったりコレやったりで乗り越えて下さい。政府も支援いたします」とか言えば、昨日の「こんにちは、ガースーです」なんて愚劣極まりないことを言うよりは、多少なりとプラスにはなるのではないかと思うのだが。

 ということでわたしは夕食にはまたもや「トマト焼きそば」をつくり、わたしももう「トマト焼きそば」つくりの名人だよね、などと思いながらさっさとベッドに行き、ニェネントと交流するのであった。