ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2020-07-30(Thu)

 今日はニェネントを動物病院に連れて行く。去年の9月にもニェネントは同じ動物病院に行っていて、それ以来のニェネントの「外出」になる。

 病院に行く前にもういちどネットで<扁平上皮癌>について調べてみるのだけれども、おそらくニェネントの鼻のかさぶたは「違うんじゃないかな」とは思う。それでも「手術」だとかと並んで「安楽死」などというおそろしい字句が見られ、画像を検索してみると<扁平上皮癌>になったネコの写真がいっぱい出てくるのだが、それが「ネコのお岩さん」というような、夢に出てうなされそうな写真ばかりである。おそろしくなって、やはり<扁平上皮癌>ではないのだと納得するためにも、ぜったいに動物病院で診てもらわなくてはいけないと思うのだった。

 午後4時からの診察時間に合わせて、ニェネントにペットキャリーに入ってもらって家を出る。ニェネントがペットキャリーに拒絶反応をみせないので助かる。外に出るとやはりニェネントも不安になるのか、「みゃ~ん、みゃ~ん」となく。

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 病院に着くと、わたしらよりちょっと早く別のネコの診察があり、その飼い主さんが「あ、ネコちゃんですね。ここはワンちゃんが多いんですけどね」という。待合室を見回してもイヌ関係のポスターとかが多いし、イヌの来院が多い病院なのだろう。

 しばらく待ってニェネントの診察。ニェネントを診察台の上に乗せ、「わたし以外になつかないので気をつけて下さい」というと、「それでは」とエリザベス・カラーをつけてくれる。ニェネントはずっと警戒して、低く「う~~~」とうなりつづけている。
 ニェネントの体重は4.86キロで、先生は「前の来院の時は5.5キロあったので、体重が減りましたね」とおっしゃる。そうか、最近ちょっと気にはなっていたのだけれども、今の「ネコ缶」はゼリー分が多く、つまり「ゼリー」なんて栄養でも何でもないただの「水分」だからな、とは思っていたのだ。まあそんなに「やせ過ぎ」ということもないけれども、もうちょっとニェネントの食事のことは考え直してみた方がいいだろう。

 肝心の「かさぶた」の件だけれども、先生はまったく気にもなさらない様子で、「まあ、<カビ>ではないでしょうが、前にアゴに出たのと同じ皮膚炎でしょうね」ということ。前に処方されたのと同じ軟膏剤をまた処方してもらった。
 何だかあっけなく「だいじょうぶですよ」みたいな感じだったので、それまで緊張していたからだの力が一気に抜け去っていく気がした。

 診察が終わって、ニェネントをキャリーに戻そうとして看護の方が手伝おうとしたら、ようやくニェネントの「シャー!」が出た。ニェネントも好調だ。

 帰宅して、さっそく処方された軟膏を鼻先に塗ってあげようとしたらニェネントがいやがり、指先がニェネントの目に行ってしまった。ニェネントが「何するんだよ!痛いじゃないかよ!」と、またも「シャー!」と怒り、わたしは指に思いっきり爪を立てられてしまった。久しぶりに出血の大惨事になった。

 ニェネントはもう夕食の時間も過ぎていて、「そうだよな、やはりあのネコ缶だと半分で一回の食事というのは少なかったよな」と思い、今日は一回にひと缶ぜんぶ出してあげた。「多すぎたかな?」とは思ったのだけれども、ニェネントは一気にぜんぶ食べてしまったのだった。むむ、これからは毎食ひと缶にしょうかと思った(デブネコになったりして)。

 とにかくは、ひと安心したニェネントの通院ではあった。