また天気が悪い。少し雨が降っている。今朝も駅への道は裏の道を通るが、道沿いの公園に数羽のムクドリがいて、地面を突っつきながらぴょんぴょん跳ねていた。地面が湿っていると、ムクドリの食料になるような虫がいろいろと這っていたりするのだろう。ムクドリがエサをあさっているのを眺めているのは好きだ。
このところ、朝に乗る通勤電車が少し空いたように感じる。やはりCOVID-19禍再燃となり、テレワークに戻られたりした人が出てきたのではないかと思う。わたしだってしばらくは出勤しないで、また「Stay Home」にしたいところだ。
東京では新宿の小規模な劇場で集団感染が発生し、かなり問題になっている。出演者はもちろん観客にも感染者が出て、ついに観客850人が「濃厚接触者」として追跡調査されることになったらしい。
問題になった劇場は知っているが、そこで普段やっている劇団がわたしとは接点のない劇団だし、何かでわたしの好きな劇団がなぜかこの劇場でやったとき、一度だけ行ったことがあるだろうか。
今回の問題になった舞台も、そもそも「演劇」と言えるのかどうか、それなりに知名度のあるイケメン俳優らとファンの観客との「交歓」の場として設定されたようなものらしく、俳優らは客席に降りて観客とそれこそ「濃厚接触」していたらしいし、今はどこの劇団も「中止」している「出待ち」もやっていたようだ。そもそも出演者から「体調不良」との申請があったにもかかわらず開催したようだし、最前列の観客用に用意したフェイスガードは観客の方が付けなかったという。
伝え聞くどの話も「ヤバいんじゃない?」というようなものばかりだし、今の時期「起こるべくして起きた」集団感染ではなかったかと思う。これでわたしがとにかく残念に思うのは、「このような集団感染を起こさないでいかに舞台を実現するか?」と奮闘、試行錯誤を重ねていたであろう「小劇場演劇」や「ダンス」などの公演へのダメージが大きいだろうということ。
じっさい、ニュース記事には「新宿の小劇場で集団感染」との見出しになっていて、「小劇場」=「小劇場演劇」と短絡して伝わるであろうことで、ヤフーニュースのコメントをみても、じっさいに「やはり<小劇場演劇>はヤバい」などというコメントが散見される。
もちろん、じっさいの小劇場演劇のファンらは、今回の集団感染がまるで「小劇場演劇」といえるようなものではないことは承知していることだろうけれども、スタッフらにとっては「他人ごとではない」ことだろう。たとえ自分たちは観客との「濃厚接触」など考えもせず、「出待ち」もせずに観客に早めにお引き取り願っても、小さな舞台ではどうしても舞台から観客までの距離も近く、役者がセリフを語れば「飛沫感染」をおそれなければならない。「フェイスガード」を準備するとして、いったい客席の何列目までのお客さんに装着してもらうべきなのか。それとも客席前列にはある程度何列分か、客を入れない「空きスペース」を設けるか。俳優の健康管理を徹底しても、まだ症状の出ない「感染初期段階」はチェックしようもないだろう。
むずかしい問題だとは思うが、やはり客席最前列を何列分か客を入れないようにし、それでも舞台にいちばん近い観客にはフェイスガードを装着してもらう。休憩時間を設けてでも「換気」を行い、そして「出待ち」は絶対にやらないなどということを徹底すれば、公演は不可能ではないとは思うのだが、しかしこうやって「大規模な」前例が出来てしまうと、これ以降「もしも」のときに「まただ!」と言われてしまう。それは委縮してしまうだろう。やはり、当面はなかなか難しいだろうか。
わたしは今では「COVID-19感染」を怖れるからというのではなく、そこに「入院体験」も加わっているし、やはり長い「Stay Home」を経たあと、劇場や映画館などに足を踏み入れることを厭う気もちが強い。というより、できるだけ家にいたい。
今日は夕方から「GYAO!」で、シャーリーズ・セロン主演のハリウッド映画『イーオン・フラックス』なるものを観始めたのだが、CG満載の絵が原色ギラギラだし、造形は気色悪いし、始まってすぐに「そのうちに、ストーリーに大きなひねりがありますよ~!」とわざわざ予告する展開だし、観る気力が失せて20分ぐらいで観るのをやめてしまった。やはりハリウッド映画は苦手、ということかな? シャーリーズ・セロンはいいのだけれども。
夕食は昨夜につづいてまた「ポテトサラダ」に挑戦。けっこう気に入ってしまったのだ。今日は昨日入れ忘れたハムを入れたのだが、味的に大したちがいはなかった。全体の仕上がりとしては昨日の方がおいしい出来だったが、ポテトのゆで具合がイマイチだったのと、塩味が多少足りなかったあたりが敗因かと思った。
わが家ではメインディッシュにもなってしまうメニューで、かなり低予算・短時間でつくれるわけだし、これからもトライして行こうと思うのだった。