ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2021-01-04(Mon)

 夜中に夢を見た。またすぐに忘れてしまうだろうと思ったから、今日はメモを残した。おかげでだいたいのところはあとになっても記憶していた。これを今年の「初夢」としていいものだろうか。
 メモしなかったところはもう思い出せないのだけれども、わたしはいつもの「長屋」のような建物にいる。いつもこのような建物がわたしの夢に登場するけれども、これはいったい何なんだろう(この日の夢の「長屋」は、いつもの夢のそれとはちょっと違っていたけれども)。わたしは道路で10円玉を拾った。その近くに別のコインも落ちていたけれども、「これは通貨ではないな」と思って放置する。いつしかわたしは古い友だちのSらしい人物と、Yちゃんといっしょになっている。
 わたしたちは「長屋」の中にある食堂で、食事をしようと注文しようとしている。その食堂にはメニューは2種類しかなく、わたしはその一方を選んで「これを下さい」と注文するのだけれども、そっちのメニューは今代金を払い、じっさいにそれを受け取って食べられるのは2日後なのだという。しょうがないのでもう一方を買い、トレーを持って2人のところへ戻る。Yちゃんと話をし、「今は何をしてるの?」と聞くと、「今は何もやっていないの」という。その話し方も表情も賢そうではなく、「彼女、だいじょうぶなのかな?」と、少し心配になる。
 Sが「タバコを買うのに10円足りないから貸してくれないか?」と言い、さっき拾った10円がさっそく役に立つではないかと思う。
 ‥‥と、そのくらいの記憶だ。これがわたしの「初夢」か。

 さて、昨日の「鼻水」がちょっと心配ではある。わたしはもう半年以上、毎朝体温を計っているわけだけれども、いつもは高くても36.2度どまりであった。ところが今朝は、36.8度もあるのだ。起きたときには「鼻水」とかもなかったのだけれども、そのうちにズルズルと出始めた。さすがに「ヤバい!」と思う。しかし朝食のトーストはちゃんと味がしたし、COVID-19の症状に特有だという「味覚障害」ということはない。調べてみても、「鼻水」というのもやはりCOVID-19では基本は出ない症状だということだから、これは普通の「風邪」の前期症状だろうと思う。今日はまた公園まで散歩に行こうと思っていたけれども、そんなことはやめて家で安静にしていようと思う。

 いちおう、「風邪」の引きはじめには「玉子酒」というのが、長年我が家に伝わる民間療法である。今ウチにある日本酒はお正月に飲んだ「久保田」の残りしかないけれども、ちょうど「玉子酒」一杯分ぐらいの量は残っていた。玉子の黄身に砂糖を足してグルグルとまぜ、温めた(ほとんど沸騰させる手前ぐらいの)日本酒を入れてまぜて完成。飲む。ク~! これは旨い。身体に沁みる。さすがに「久保田」である。コレは効きそうだ。風邪も吹き飛んでしまってくれればいい!

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 そのあと、正月らしく「ぜんざい」をつくろうと思い(ちなみに、「こしあん」でつくるのが「おしるこ」で、「粒あん」でつくるのが「ぜんざい」だろうというのがわたしの認識で、これから「ゆであずき」を使ってつくるのは「ぜんざい」である)、ストック棚から「ゆであずき」の缶を取り出すのだが、この缶がプルアップで開ける缶ではなく、「缶切り」が必要なのだった。
 どこかに缶切りがあったのではないかと探したけれども見つからず、たしかワインオープナーにいろいろくっついている部品の中に缶切りもついていたのではないかと思い、ワインオープナーを出してきたけれども、付いていたのはおそらくはワイン栓のコルクをどないかするためらしい小さなナイフで、缶切りというものではない。しかし他に方策もないので、その小さなナイフでむりやり缶を開けようと努力する。缶の縁にそってきれいに切ることはできないけれども、何とか缶に穴をあけることはできる。しかし途中で、使っていたナイフが「ポキッ」とその支点の部分が壊れ、ブラブラになって使えなくなってしまった。
 まあ半分はオープンできたので、そこから中身をほじくり出して鍋に取り、焼いた餅を入れて無事に完成した(完成の代償は大きかったが)。
 ちなみに、ウチにある「切り餅」は賞味期限は2年前に切れているのだが、前のわたしの体験では「切り餅」というものはほぼ無限に保存できる。ネットで検索しても、16年前の「切り餅」も美味しく食べられたとの報告もある。我が家にもまだまだいっぱい残っているが、残りはまた来年まで取っておこう。

 明日からは仕事も始まるので、朝食用のバナナとか、仕事の休憩時間用のドリンクとかバーガーパンとか(そしてウィスキーを)買おうと「買い物」に出た。やはりここで無理して買い物に出たのが悪かった。帰宅したあとちょっと熱っぽくなり、体温を計ると37.0度までになっていた。咳もくしゃみもそんなに出ないが、また鼻水が出始めた。
 夕方までこの状態がつづいたので、このまま明日も微熱があるまま出勤したら「微熱があるのに出勤したのか?」ということにもなるだろうし、通勤電車の中で咳とかくしゃみとかすれば、周りの乗客の方々が恐れおののくことにもなるだろう。まずは会社に電話連絡を入れ、それはもちろん想像したとおりに「明日は休んで下さい」となったので、明日は「お休み」である。まあこういうときに、まともな会社なら「多少の微熱があっても出勤するように」とは言わないだろうから、わたしは会社に電話した時点で「明日休みたい」と言っているようなものだけれども、これは今は報告しておかないわけにはいかない。

 それで国の対策だが、スカ首相は今日、わずか30分の「記者会見」を行い、「緊急事態宣言」を考慮するということだった。「先手、先手の政策を」と語りながらも、今回も一都三県の知事にせっつかれてようやく「考える」ということであり、誰からみても「後手、後手の政策」ではあろう。その「緊急事態宣言」の内容はどうなのか、「補償」はどうなるのかなど、会見ではまるでわからないままだった。
 昨日一昨日と「箱根駅伝」が行われ、そのラスト十区での逆転劇は見ごたえがあったのだが、沿道に多くの観客が詰めかけたことに、SNSなどで批判が集まっていた。もちろん「沿道に応援に来ないで下さい」との呼びかけがあり、参加大学のスタッフらもテレビ観戦していたというときに批判されるのも仕方がないが、けっきょくコレも、スカ内閣の「後手、後手の政策」が生み出した結果でもあるだろう。ここで「自粛しろよ」と大声で言うことが、つまりは「自粛警察」につながってしまう危険性を感じないでもない。

 夕方になって、どうやら「緊急事態宣言」の主な対象は飲食店となるようで、その営業時間の短縮がメインになるらしい。「な~んだ」という感じである。「飲食の際に感染リスクが高まる」ことが確かだとして、では早く閉店させれば「感染リスク」は低下するのか。午後8時に閉店させるとして、それまでの時間はいったい「感染」の危険性はないのか、ということはすぐに思いつく。また、今の労働形態ではすべての人が5時とか6時で終業しているわけでもなく、8時とか9時まで働く人もおおぜいいるだろう。そういう人たちが、今までは終業後に「あの店で夜食をして帰ろう」としていたのが、そんな店が閉まってしまうなら悲しいではないか。コンビニはうるおうかもしれないが、「コンビニ弁当を買って帰って一人で食べる」というのは人の心を寂しくする。それでいいのだろうか。
 今は感染経路の不明な新規感染者が増えている。通勤電車では皆がマスクをしていて会話も交わさないから、危惧するほどの感染はないのではないかと思うが、わたしは前から言っているが、映画館や劇場はヤバいと思っている。たいていの観客は友人などと複数で劇場、映画館を訪れ、開演までは皆で会話を交わしている。それは居酒屋ほどのことではないが、それでも「狭い空間でおしゃべりしている」ことに変わりはない。そして、その舞台や映画の中で笑えるシーンがあった場合、皆が笑うのである。人が笑ったときの口からの飛沫はマスクを乗り越え、いくら空調されていても劇場、映画館内に飛び散る。わたしはこれはぜったいにヤバいと思うから、劇場・映画館には行かない(このあたりの劇場・映画館内での「飛沫感染」の可能性を、もっと精密にやってもらいたいとは思っている)。
 今夜の政府~スカ首相の説明では、今回の「緊急事態宣言」には映画館・劇場は含まれないらしい。「な~んだ」、そんなのは「緊急事態宣言」でも何でもないではないかという気にはなる。わたしは今の状態であれば、「東京のロックダウン」が必要ではないかと思っている。