ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2021-02-09(Tue)

 さすがに、日の出の時刻がだんだんに早くなってきた。まだわたしが早朝に家を出るときは真っ暗けだけれども、勤め先の駅に着き、地上に出ると東の空がもう、うっすらと明るくなっている。

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 わたしは朝に家を出るとき、ニェネントくんを真っ暗な部屋の中に残していくのがなんだかかわいそうで、キッチンの明かりだけは点けっぱなしで家を出ている。じっさいにはネコたちは暗くっても平気らしいのだけれども、どうもそういうことでも暗闇に置いていくことにはためらいがある。わたしが家を出る時間にも明るくなるのはまだまだ当分先のことだけれども、そういう日がやってきて、はじめて「春だな~」と思えるようになるだろう。その日が待ち遠しい。

 仕事を終えて帰路に着き、ウチの近くにきたとき、ウチのそばの空き地に丸っこい鳥が一羽、地面に下りていた。ふだんこの空き地にはムクドリがよくきているので、さいしょはまたムクドリだろうと思ったのだけれども、ムクドリなら一羽だけでいることはあまりないし、ムクドリにしては太っているし、色も茶色っぽい。近寄ってみるとその眼の上が白くなっていて、「この鳥はツグミではないか」と気づいた。
 写真を撮ろうとしたけれどもすぐに飛び去って行ってしまったが、このところ連続してツグミの姿を見るようになった。これはきっと、それまでわたしはツグミという鳥の特徴をよく知らずにいただけのことで、じっさいには以前にも、ほんとうはそんなツグミの姿をけっこう目にしていたのではないかと思った。
 「知ることは世界が拡がること」というか、ただ「鳥がいる」とアバウトな認識をするよりも、「あれはムクドリだ」「これはメジロだ」「今日はツグミを見た」とその都度知ることは、自分のまわりの世界を認識することに通じると思う。そしてカラスの生態だとか、ハクセキレイの生態を知ることもまた、いろいろな自然界への興味へとつながる。

 せっかくカメラを取り出したのに、被写体にと思ったツグミに飛んで行かれてしまい、「ちぇっ!」と思ったりしていたら、すぐそばの木の枝にいっぱいスズメがとまっていて、チュンチュンとないているのだった。スズメたちもかわいい。そして、なかなかに写真に撮れないのだ。「撮れるかな?」とそろそろと近づいてカメラを向けてみると、やはりみんな気配を感じて飛び立ってしまうのだけれども、まだ枝に残っていた一羽を撮ることができた。
 こうやって枝のからみ合ったところだと、わたしのデジカメは勝手に適当な木の枝にピントを合わせてしまい、肝心の撮りたい被写体にピントを合わせるのは短時間では至難の業なのだけれども、まあピンボケとはいえども、そこまでにひどい写真にはならなかったようだ。

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 今読んでいる『世界動物発見史』で、オーストラリアに棲息するカモノハシに興味を持ったことは前に書いたが、その後「カモノハシ」について専門に書かれた本はないものかと思っていたら、まさにちょうど半年前に、日本でさいしょのカモノハシについての専門書が刊行されていることを知った。これぞグッドタイミング!というか、『世界動物発見史』を読み終えたらば、次にはその「カモノハシ」の本を読もうと思うのだった。
 って、上巻だけ読み終えてとちゅうで休止しているナボコフの伝記は、またまた先延ばしになってしまうようだ。

 今日は勤め先でまた、アルファ米食糧をいっぱいいただいてしまった。実はこの一週間ぐらいずっと、白米は炊かずにアルファ米ばかりで食事をすませている。アルファ米はボソボソしていて決して美味しいものではないのだけれども、そこにマヨネーズを混ぜ合わせてやるとわたしの口には合うことがわかって、つまりそういうことばかりやっている。
 今日の昼食は、昨日買った「白菜がおいしいラーメン」の残りひと玉でちゃっちゃっとすませ、夕食にはそんなアルファ米+マヨネーズ、それと目玉焼きとトマトサラダで、これまたちゃっちゃっとすませた。

 森喜朗氏の「女性蔑視発言」問題は、だんだんと燃える炎の勢いが強くなる一方のようだ。いちどは「謝罪したのだから一件落着」などとぬかしたIOCも、その後の国際的な抗議の声に「こりゃマズい」と思ったのか、その後「完全に不適切だ」と意見を変えたのだった。もう普通に考えれば、ここで森喜朗氏は辞任するか、森氏自身が辞任を選ばなければ「更迭」という道しか残されていないように思える。
 まあ森氏は今日の時点では何も発言していないのだが、JOCは今週中に臨時会合を開催するという。JOCとしてはとても森氏に「親分、辞めて下さい」などと上申する度胸の持ち合わせはないだろうし、しかしこのままでは世論からの批判、海外からの抗議、ボランティアの辞退などの「騒動」を放置することも出来ないのではないだろうか。どうも今日は、<東京オリパラ>のスポンサー企業からの「遺憾」の意向も伝えられている。
 わたしの考えでは、JOCとしてのこの混乱の打開策はただひとつ。JOCは森氏に「辞めてくれ」と言えないのだから、そのことはうやむやにするために、現在の「COVID-19禍」では<東京オリパラ>の開催は不可能として、その今週中の会合で、正式に「<東京オリパラ>中止」という決定をしてしまえばいいのだ。そうすれば、森会長の進退については不問のまま、すべての問題にピリオドを打つことができるのだ。もう、JOCの対策としてはこの道しか残されていないのではないだろうか。東京オリンピックパラリンピックは<中止>するしかない。

 今日は「GYAO!」で、偉大なる葉月螢主演、サトウトシキ監督、小林正弘脚本の黄金トリオによるピンク映画、『団地妻 白昼の不倫』を観た。なんとすばらしい作品であったことだろう。観ているわたしは、もうニコニコしっぱなしなのではあった。