金曜日だ。今日は仕事のあと、六本木の国立新美術館に「クリスチャン・ボルタンスキー展」を観に行こうと思った。元気があればいっしょに「塩田千春展」を観てもいい。それで、展覧会に行く前の昼食に、早稲田の「shy」に行くことにした。「shy」は室伏鴻さんのアーカイヴ・カフェとして室伏さんのマネージャーだった渡辺さんが始めたカフェで、いろいろなイヴェントを開催してもいてわたしも何度か行った、刺激的なスポットなのだけれども、この日曜日からメニューを変えて、「ほぼ野菜レストラン」としてスタートしたところ。先日Facebookで渡辺さんが「客が来ないのよ～」と嘆いてらしたので、「行きます！」とコメントして、つまり今日行くのだ。
しかし今日もまた「夏バテ」の再発というか、体がだるくてしょうがない。ほんとうは肉をモリモリ食べたい気分でもあったのだけれども、ヴィーガンでヘルシーな昼食もからだにいいだろう。
「早稲田」の駅は、わたしの通勤する飯田橋からメトロでわずか駅ふたつのところで、とにかく近い。駅からしばらく歩くとはいえ、１２時前には到着した。
ざんねんながらこの日は渡辺さんはいらっしゃらなくってお会いできなかったけれども、久しぶりの「shy」はやはり居心地がいい。店内を囲む書棚には、ずらりと室伏さんの蔵書が並んでいる。室伏さんはすっごい読書家だった。
ランチの野菜プレートはまさに１００％ヴィーガン。ヴォリュームもあっておいしくいただいた。
しかし、すぐに疲労が回復するわけでもなく、食事のあとに美術展を観に行って美術館内を歩き回る元気はない。今日はさっさと帰宅して夕食もうまいものを食べようと決め、帰路に着いた。
また帰路の途中、南柏駅で途中下車して、「ちょっとぜいたくしよう」と駅そばのスーパーの店内をみてまわり、「ウナギのかば焼き」（中国産だからそこまでに高くはない）と缶ビールなどを買った。わかったのは、缶ビールはこのスーパーがいちばん安いということ。３５０mlの缶でコンビニより２０円ぐらい安いからかなりお得だ。わたしはあまりビールを買わないからそういうことに不案内だったけれども、たまに飲むビールはやはり旨い。「あの銘柄がない」という欠点はあるけれども、これからはビールを買うときはこの店に来ようか。
夕方に、ビールを飲んでウナギのかば焼きで食事をし、今日はなかなかに（わたし的には）ぜいたくな食生活の一日になったと思う。もう夏も終わりに近い。これで「夏バテ」もどこかにふっ飛んでいって、「元気」を取り戻せるといい。
