朝、目が覚めて、時計を見るともう５時を過ぎていたけれども、「ああ、今日は土曜日で仕事は休みだ」と、とにかくは朝ごはんを待っているニェネントに朝ごはんを出してあげてからまた寝る。次に目覚めたら７時半で、「ウィークエンド サンシャイン」の始まっている時間だな、などと思ったが留守録のセットをしてあることだし、また寝る。それで目が覚めたらもう９時になっていた。昨夜からおそらくは１１時間以上寝ている。それだけ疲労度も深かったのだろうか。
この朝は近所の内科医クリニックに健康診断を受けることにしてあったから、そのまま朝食を食べずにクリニックへ行った。前に土曜の午前中に行ったときはけっこう混んでいてずいぶん待たされた記憶があり、今日も覚悟していたというか、本をたくさん読むつもりで読みさしの『白衣の女』を持って行ったのだが、意外とそれほど混んでもいなくって、ほとんど本を読まないうちに順番が回ってきた。
‥‥身長、体重を量り、心電図を取って採血しておしまい。身長は172.3cm、体重は61.8kgだ。体重は去年からまた減ったように思ったが、医師に聞くとせいぜい0.5kg減っただけだった。ま、なかなか理想的な体型ではないかと自惚れる（腹もぜんぜん出てないしね）。
帰宅して、オーディオでそのままかかっていた邦楽の「現代曲」などというのを聴いたりして、「こういうのもいいよね」などと思ったり。
昼食をちゃっちゃっとすませて、ベッドに横になって『白衣の女』を読み始めたら、もう読み始めたと同時ぐらいに眠りに落ちてしまい、目覚めたらもう５時になっていた。もう、ただひたすら寝てばかりの日になった。それで目覚めたときに「夢をみていたな」と、そのときは夢の内容もはっきり覚えていたのだけれども、あとで思い出そうとしたらもう何も思い出せないのだった。
さて、もう夕食をつくるのもかったるく、棚に「中華街咖喱飯」という「フライパンで３分でクッキング」できるというのが転がっていたので、もうすっかり賞味期限の切れているそいつをやってみることにした。材料はその粉末調味料とタマネギと豚肉。「どうせおいしくはないだろう」と思っていて、インスタントのアルファ米をもどしてそのカレーをかけてみたが、これがどうしてどうして、むかしそば屋で出されていたカレーライスの味で、なかなかにわたし好みの味だった。
今日はもう、たっぷりすぎるぐらいの睡眠をとったので、食後に「ひとつ映画でも観ましょうか」というところで、手元近くにあったジョセフ・ロージー監督のボックスセットから、『銃殺』という作品を観た。けっこう面白い作品だった。
