今日も朝から、部屋にいても暑かった。ほんとうはこの日はとなり駅の映画館へ映画を観に行こうかと思っていたのだけれども、暑さもあって「やっぱ、お出かけはやめておこう」となったのだった。
それで午後からは録画したまま放置していた大河ドラマ『べらぼう』の、けっこう古い回を2回分つづけて見た。面白いような、面白くもないような、微妙な感じではある。
そろそろ録画用のUSBハードディスクが満杯になってきていて、ハードディスクもそんなに高くはないから新しく買ってもいいのだけれども、いちど録画したもので何度も見返すものというものもそんなにないだろうと、バンバン録画を消去するのだった。
ただやはり『映像の世紀バタフライエフェクト』は、エポックメイキングな映像が収録されているから消したくないと思ってしまうし、『地球ドラマチック』で面白かった回は残しておきたいと思ってしまう。まだ『べらぼう』は初回からほとんど録画が残っているけれども、そのうちにバッサリ消してしまうことになるだろう。
『べらぼう』を見たあと、「さあ、今日は本気を出してカレーをつくろう!」と張り切り、「まずは野菜の下ごしらえだな」とジャガイモを取り出そうとしたら、なんとジャガイモのストックがまるっきしないのだった。先日「肉じゃが」をつくったあとに買い足したつもりだったけれど、代わりにタマネギを買ってそれだけで忘れてしまっていたようだ。
まあジャガイモのないカレーだってあり得るわけで、「マストアイテム」などではないのだけれども、今回はジャガイモを入れてつくるつもりになっていたので、切り替えがむづかしい。その時間から駅前のスーパーまで買いに行くわけにもいかないな、などと考えていて、そこで先日行ったウチの近くの「ハラールフード」の店に、少しだけれども野菜類も売られていたのを思い出したのだった。
いやあ、いいことを思い出したし、ウチにすぐ近い食料品店を活用できるなんてすばらしいではないかと、買いに出かけた。
店にちゃんとジャガイモやタマネギも置かれていて、ジャガイモは500グラムで250円。そりゃあ駅前のスーパーに比べれば高い値段だろうが、そんなに高くないのではないのか。それにこの店に置かれているジャガイモ、どれも大きくってほとんどまん丸で、そしてあんまりデコボコしていない。「健康優良児」という感じ。4個選んで測ってもらうと、504グラム。ジャスト・フィットというところだった(これは帰宅して調べたら、充分に一般スーパーなどよりも安い価格だった)。
ついでに近々買おうと思っていたブラックペッパー、それとカレーパウダーも買ったが、カレーパウダー(バングラデシュ製)なんか、200グラムもあって350円という安さなのだった。国産のエスビーのカレーパウダーなんか、40グラムほどで同じぐらいの値段だし。ブラックペッパーもけっこう安かった。
今回も店の女の人とちょっとおしゃべりしたけれども、インドから3年前(?)に日本に来たというけれども、ほとんど日本語しゃべれないのだね。わたしもそもそも今はあんまり人としゃべる機会もないし、英語が出て来なくって自分でもビックリしてしまう。まるで国民民主党の玉木代表のように、「誤解を生む」英語力、なのだった。これでも昔は「海外一人旅」をやったこともあったのに。
でもやはりこの近所にはインドの人は多いということで、彼女ももっぱらそんなインドの人らのコミュニティの中だけで生活してるから、日本語もあまり話す機会はないのだろう。この「ハラールフード」の店だって、日本でやってるから日本語の看板は出してあるけれども、店内の商品に日本語で表示を付けているわけでもなく、あまり「日本人の客」というのを目当てにしてはいないのだろう。
はっきり言って今、日本では「外国人排斥」の声が大きくなっている。特に日本で暮らす西欧圏ではない人々に対してのバッシングの声が大きくなって来ているように思う。とりわけ川口のクルド人に対しては「産経新聞」や市議会議員らがいっしょになって理不尽な(非人道的な)バッシングをやっているわけだ。わたしはそんなクルド人の力になりたいとはマジに思っているが、地理的なこともわたしの健康状態もあって何も出来ないでいる。ただ、今の「外国人排斥」の声に抗いたい気もちはある。そんなことから、だったら、わたしがこのハラールフード店のいちばんの「日本人の客」になってやろうかな、などとはちょっと思うのだった。いや、かえって店にとっては迷惑かもしれないし、そんな考え(下心)で店に行くのもよろしくない。そもそもそんなにしょっちゅう店にも行けないだろうし。
今日、その「ハラールフード」で買った食材とかの写真。
帰宅して、材料もそろったのでいよいよ「カレー」をつくりはじめた。今日は「オーソドックスなカレー」にしようと思っていたので、タマネギとニンジン、ジャガイモ、それと牛バラ肉の切落しとを使う。ただ安いカレーパウダーを買ってしまったので、考えていたよりも大量に香辛料(主にカレーパウダー)を使ったが。
少し「とろみ」を出すために、市販の「カレールー」を八分の一ぐらい投入して完成。
うん! 今回は、わたしがつくりたいカレーにいちばん近いカレーに仕上がったと思う。わたしは「カレールー」を使ったドロリとしたカレーはイヤで、もっとサラリとしたものにしたかった。あんまりサラリとなりすぎて「スープカレー」みたいになっても「それはちがう」し、なかなか塩梅がむずかしいのだ。
今回はうまく行って、「あとひと味!」という感じになった。その「あとひと味」が何か、というのがむずかしいのだ。