ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2024-10-17(Thu)

 一昨日は「紫金山・アトラス彗星」を観測しようとして果たせなかったのだけれども、今夜は今夜でこんどは満月の「スーパームーン」の見られる夜。天体ショーがつづく感じだけれども、この日は昼間からけっこう曇天で、とても月なんか拝めそうにはなかった。
 それでも夜、寝る前に「いちおう夜空を見ておこうか」と外に出てみると、空のてっぺんで明るい満月が輝いていた。空一面に薄く雲がかかっているような感じだったけれども、雲は薄かったし、月の明るさはそんな雲なんか問題にしないのだった。
 さすが「スーパームーン」というか、たしかにいつもの月よりは大きく見えるのかな、とは思ったが。

     

 一昨日「紫金山・アトラス彗星」を観測に行ったときも、空には満月ちょっと前の月が明るく見えたものだった。そのときも写真を撮っていたのだけれども、こっちの写真の方がピントはしっかり合っている気がする。

     

 それで今日もけっこう気温が上がったらしく、東京では25℃を超える「夏日」になったそうだけれども(きっとこのあたりも同じだったろう)、実は先週の土曜日から「夏日」がつづいているそうで、つまり10月の中旬だというのに気候はすっかり「夏」の日がつづいているということ。もうこれは「異常高温気候」というか、これからはこういうのが「異常」ではない、「常態」になるのではないだろうか。もう半袖Tシャツ1枚あればすごせるから「楽」っていえば「楽」なんだけれども、これから日本も「亜熱帯気候」になるのだぜ。

 今となり駅の映画館では『箱男』を上映していて観に行きたいのだけれども、「原作を読んでから観よう」と思っていたらこの土曜日からは上映時間が夜の8時からになってしまう。
 「ちょっと夜遅いのは苦手だなあ」というわけで、残り百ページぐらいだった原作本をがんばって今日読み終えて、明日映画を観に行こうという計画を立てた。
 というわけで、今日は「ちょっと本を読んでは休み、またちょっと本を読んで」ということを繰り返し、何とか読了したのだった。さあ、明日は映画を観に行こう。

 このとなり駅の映画館では来週末から、観たいと思って見逃していた山中瑶子監督の『ナミビアの砂漠』が上映されるし、公開を楽しみにしていた想田和弘監督のドキュメンタリー、『五香宮の猫』の上映も始まる。さらに11月になるとフレデリック・ワイズマンの特集上映が始まり、ワイズマンの第一作『チチカット・フォーリーズ』から2018年の『インディアナ州モンロヴィア』までの5作品が上映されるという。おそらく1作品1回か2回だけの上映だろうけれども、わたしはもう何も記憶していない『チチカット・フォーリーズ』と、日本では今まで劇場未公開の『インディアナ州モンロヴィア』とは観たいと思っている。余裕があれば他の作品も観たいけれども、4時間とかの上映時間だったりするからなあ。

 今東京の周辺ではまた、「闇バイト」で集められたヤツらによる「押し込み・緊縛強盗」がひんぱんに起きている。狙われるのは皆老人で、この日も横浜で殺された人が出た。
 相手は老人で、複数の若い男が狙った一軒家に押し入って暴力をふるって強奪するわけで、こういっちゃアレだが仕事としては楽なものだろう(まあぜったいに捕まるのだが)。それだけに、老人であればどんな人でも襲われる可能性があるから怖い。ま、ウチなんかは民間アパートで、とても金など持っていなさそうだから狙われないだろうけれども、そう思って気を緩めていていいものでもない。歩いていてとつぜんに襲われることだってあるかもしれない。
 こういう「闇バイト」、先日観た黒沢清監督の『Cloud』で菅田将暉を襲った連中を思わせられるところもある。彼らはただ菅田将暉への「恨み」という共通項だけでいっしょに行動しているわけで、実は互いの素性などまるで知らないで共に行動しているのだ。
 今回とかの「闇バイト」の場合は「手軽に金が欲しい」という共通項だけでいっしょに行動する連中なのだろう。しかし彼らが「そんな人を傷つけるようなことはできない」と思っても、契約者、指示者に自分の個人情報をしっかり知られてしまっており、もう抜けることはできないらしいのだが。
 『Cloud』のラストで菅田将暉は「これが地獄の入り口か」とつぶやくのだが、こんな「闇バイト」に加担した連中はまさに、「地獄の扉」を開けて中へ入ってしまうのだろう。

 今日も『おむすび』は朝は見ないで、昼からの再放送で見たのだが、それなりに「ホームドラマ」っぽい展開で、「こういうんなら、あまりうんざりしないで見られるんだけど」とは思った。麻生久美子が若き日に名古屋で「スケバン」だった、というのはちょっと笑った。
 しかしラストに「ギャル」たちが登場し、一気に「うへ~」ってなってしまった。むむ、つまりわたしはやはり、「ギャル」が嫌いなだけなのだろうか?