ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2024-09-21(Sat)

 早朝、まだベッドの上でまどろんでいたとき、ベッドのわたしの足元に「ドスッ」と、何か何ものかが跳び乗って来る気配。わが家でそういう「何ものか」というのはニェネントくんしかいない。目を開けてみると、ニェネントくんが、わたしの足元から腰の方へと歩んでくるところだった。おっと、もう秋も近くなったから、わたしと並んでいっしょに寝てくれるのだろうか、とか思っていたら、わたしの腰のあたりまで来たあと、わたしを跳び越えてベッドから降りて行ってしまった。
 ニェネントくんがわたしといっしょに寝るようになるには、毛布を使うようになることが必須条件。その日が待ち遠しいけれども、まだまだ相当に先のことだろう。

     

 この日もけっこう暑い一日になったようだったけれども、昼頃から能登地方で相当な豪雨になったようで、NHKはニュース時間を延長して情況を伝えていた。
 一月の地震被災につづいてのこの水害、「なんてことだ」とは思うし、午後にはその震災の復旧工事に携わっていた方3人が安否不明、などというニュースも流れてきたのだった。
 この豪雨、日本のはるか西を北上して一度は大陸に上陸した台風14号が、その後温帯低気圧になったあとにずっと東に向かい、日本海で勢力を強めてしまって能登の豪雨の原因になっているらしい。
 猛暑だったり豪雨だったりと、いろいろと天候に振り回された感もあるこの夏だった。先日テレビで、農家のおばさんが「誰に文句言っていいのかわからん。おてんとさまのことやもんね。」と語られていたけれども、「たしかになあ」と感じたりもする。

 今放送しているテレビ小説(朝ドラ)の『虎に翼』も、とっても面白かったけれども(まだ「過去形」ではいえないが)来週いっぱいでおしまい。その次は『おにぎり』とか『おむすび』とかいうタイトルで、これが青春モノらしく、「う~ん、あんまり見る気にもならないなあ」とは思っていたのだけれども、今日になってそのヒロインのお母さん役で麻生久美子が出演することを知り、「それではやっぱり見なけりゃならないか」とは思うのだった。麻生久美子も、今までに何かしら朝ドラには出てたんじゃないかと思ったのだけれども、今回が初めての朝ドラ出演らしい。どうせなら、思いっきりはじけたコメディならいいのだが。

 あと、映画の話だが、観たいなあと思っていた想田和弘監督のドキュメンタリー『五香宮の猫』が、めでたくとなり駅の映画館で来月上映されることが決まったようだ。前にわたしもその映画館館内の「上映希望作品リクエスト・ボックス」にリクエスト出してたからね。
 ‥‥と喜んでいたら、石井岳龍監督の『箱男』(もちろん安部公房原作)も、そのとなり駅映画館での上映が決まったのだった。これも観たいけれども、観る前に原作を読んでおきたいな(大昔に読んでるはずだが、例によってこれっぽっちも記憶していない)。
 それだけではなく、黒沢清監督の今年さいごの作品『Cloud』もついに来週から、そのとなり駅から乗り換えて行くシネコンで上映されるのだ。あと、そのシネコンでは「ティム・バートンが復活したらしい」という『ビートルジュース ビートルジュース』も公開される。これも観たいし、いつの間にか「観たい映画」がいっぱいになってしまった。

 今日は大相撲も十四日目。昨日引退を発表した貴景勝関の「引退記者会見」が行われたようだけれども、つるっとしたきれいな、すっきりした顔での会見だったようで、ちょっとびっくりした。
 「今までの相撲人生でいちばん記憶に残っている取組みは」という質問に、5年前の大関昇進を決めた、千秋楽での栃ノ心関との取り組みを挙げられていた。貴景勝関はその勝利で大関昇進を決めたのだったが、逆に栃ノ心関はその千秋楽の取組みで負け越し、大関を陥落して貴景勝関と入れ替わったわけなのだった。
 さて、本割はこの日大の里が大関の豊昇龍に勝てば優勝が決まってしまうわけだったが、実にあっさりと大の里が勝ち、これで2回目の優勝が決まった。同時に来場所は大関に昇進なのだ。敗れた豊昇龍は7勝7敗とまだ勝ち越しならず、もう一人の大関琴櫻もこの日勝ってようやく8勝6敗と勝ち越したのだった。
 十両も尊富士がこの日優勝を決めたのだけれども、これからの大相撲は、大の里と尊富士とがけん引して行くことになるんじゃないかと思う。