ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2024-08-23(Fri)

 このところ「ゲリラ豪雨」に襲われることの多い南関東。昨日はもう早い時間から激しい雨が降ったところもあったようで、それで今日も午前中に買い物に出かけると、空にはけっこう黒い雲も浮かんでいた。今日は雨が降るような天候にはならなかったけれども、気温はあまり上昇していないようだった。

     

 今日は高校野球の決勝戦が行われていたので、見るでもなく見ないでもなくチャンネルを合わせていた。東東京代表の「関東第一」と、京都代表の「京都国際」との対戦ではあった。どっちもなかなか得点を入れられないが、どっちかというと「京都国際」の方が押し気味に試合は進行して行き、けっきょく「0-0」のまま延長戦になってしまった。
 ここで今の高校野球は「延長」に入ると「タイブレーク」という方式を取り入れることになり、つまり新しい回は「ノーアウト1、2塁」というところから始まるのだ。そりゃああんまりいつまでも「0-0」のまま進行してもピッチャーは疲労してしまうし、早く「ケリ」をつけさせようということだろうが、ここまでせっかく両チーム譲らずに「0-0」でわたり合ってきたというのに、いきなり「これからは<ノーアウト1、2塁>からやるよ!」っていうのは、なんだかしっくりこない。そもそもが「決勝戦」だというに。この日なんかは両チームともヒットを打っていたからアレだけれども、これでどっちかのピッチャーが「ノーヒットノーラン」とかやってたとしても、こうやって「ノーアウト1、2塁」からやるのかなあ。いや、「ノーヒットノーラン」どころじゃなくって、「完全試合」達成中だというのに、無条件に2人ランナー出すっていうのは、もう記録はぐちゃぐちゃになってしまうではないか。
 ‥‥てな感じで、延長10回に予想通り「京都国際」が先取点を入れたし、ちょうど12時にもなったので「もうここまで」と見るのはやめてしまった。やはり「京都国際」が優勝したようだったが。

 あとで知ったのだが、この優勝した「京都国際」という学校は、かつては在日韓国人のための民族学校だったらしく、今は生徒はたいてい日本人だとはいえ、その校歌はハングル語なのだという(わたしは勝利チームが校歌を歌うシーンは見なかったが)。そんなこんなで、またまた例によってネットでは「京都国際」に対しての「誹謗中傷」があふれているらしい。曰く「こんな高校を高野連から追い出せ」だとかいう調子らしい。やれやれ。

 今日のニュースは、兵庫県知事の「パワハラ」、「おねだり」問題など「百条委員会」の調査が入っている件で、県職員へのアンケート調査の一部が公表され、「なんということだ!」と、読むものを驚かせてしまっている。なんだか、贈答品をもらえることを前提に「視察」に行っていたのではないかっつうことで、「これ、ほしいなあ~」みたいな催促もしてたとか。40万の革ジャンも「ほしい」って言って、さすがにそれは「だめです」と断られたらしい。まだまだまだまだ、書ききれない「面白い話」が山ほどあるのだけれども、これで亡くなられた方もいらっしゃるのだから、ただ「面白い」ではすまされない。
 まあ、「あさましい」というか何というか、「この人、何?」ってな感じのパーソナリティ異常を思わせられる人間だ。かつてのアフリカなどの、ただ暴力によって支配されていた国の権力者、首長とはこういう感じだったのではないか、とは思える。どうも人類学的な興味が湧くお方だ。ただ興味本位に「ほかにどんな話が出てくるだろうか?」とか思ってしまうが、この30日には「百条委員会」による知事本人の証人喚問が行われるといい、その日あたりが彼の「ラストデイ」になるのではないだろうか。

 夕方から、「Amazon Prime Video」でビリー・ホリディのドキュメンタリー映画『BILLIE ビリー』というのを観た。
 この映画、70年代にビリー・ホリデイの生き方に共感して調べていた女性ジャーナリスト(彼女は「不審死」を遂げている)の残したテープも使い、ストレートなビリー・ホリディの伝記映画と、いわば二段構えのつくりとなっているといえるのか。ビリーの悲惨な死と、そのジャーナリストの謎の死とが重なって、「アメリカの闇」が描かれているといえるのか。
 わたしはビリー・ホリデイの生涯についてほとんど知っていることもなかったし、面白く観たのだった。

 映画を観たあと、夕食に「レバニラ炒め」をつくった。思いのほかたくさんつくってしまったので、明日の昼食もまた、「レバニラ炒め定食」になるだろう。