ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2024-04-19(Fri)

 今朝はいつもの朝ドラ「虎に翼」を見たあと、そのあとの「あさイチ」にゲストとして「東京スカパラダイスオーケストラ」全員が出演していてサープライズ!。それでたっぷりとスタジオライヴを演ってくれ、「こんなのを朝の9時前に聴いていいんだろうか?」という感じだ。実にうれしい朝になった。
 「虎に翼」も好調で、戦前のまだまだ虐げられていた女性らの挿話などを取り入れながら、それでもコミカル路線は捨てずに同時に「啓蒙ドラマ」という側面も残して面白いし、今の反動的空気の拡がるなかで、このドラマの意義は大きいかな?などと思うのだった。

 栽培している「猫草」がそれなりに成長してきた。日当たりのいいウチの出窓のところに置いて日光が当たるようにしてあるのだが、ニェネントくんもその出窓に上がって日光浴することも多い。今日「猫草」をのぞいてみると、どうやらニェネントくんのかじったらしいあとも見つけた。こうやって、いつでもニェネントくんの好きなときにかじれるようにしておくのがベストなんだろうと思った。

     

 ネットをみていると、黒沢清監督のセルフ・リメイク作品『蛇の道』のオフィシャルサイトができたようで、予告編が公開されていた。けっこう26年前のオリジナルのテイストが生かされているみたいだ。
 予告を見ると、主演の柴咲コウ(オリジナル版では哀川翔が演じた役なのだろう)がすばらしく感じられ、早く本編を観たくなってしまう。共演しているフランスのダミアン・ボナールという人、「見たことある俳優さんだな」と思ったら、先日観たドミニク・モル監督の『悪なき殺人』に出ていた人だった。『悪なき殺人』でも、ちょっと尋常ならざる人物を演じておられたので、どんな演技を見せて下さるのか楽しみだ(オリジナルでは香川照之が演じていた役どころだろう)。

 公開は6月14日ということで、「近くの映画館で上映してくれるといいなあ」と思ったら、なんと、となり駅の映画館でも、となり駅で乗り換えて行くシネコンでも、どちらでも上映されるようだ。こういうのは困ってしまうんだよな、というか、シネコンの方がスクリーンは大きいだろうけれども、わたしはとなり駅の映画館の方が贔屓(ひいき)だし。う~ん、どちらの映画館にも行くことにしようか。

 今年は黒沢清監督の新作がいっぱい観られる年のようで、『Chime』という作品と『Cloud クラウド』という作品と、この『蛇の道』の3本。『Cloud クラウド』は9月公開と決まっているようだけれども、『Chime』という作品が、どうやって観たらいいのかがよくわからない。「Roadstead」という新しい「プラットフォーム」から購入できるということなのだが、どういうことなのか? 前に確認しようとしたときは、まだその「Roadstead」というものがスタートしていなかったけれども、今はもうスタートしていることだろう。もう一度確認してみよう。

 この日は、ヴェンダース監督の作品ではないけれども、ヴェンダース監督の『ベルリン・天使の詩』や先日観た『まわり道』で脚本を担当していた、ペーター・ハントケが自ら監督をした作品『左利きの女』というのを観た(もちろん、脚本もペーター・ハントケ)。プロデュースはヴェンダースで、撮影監督はロビー・ミューラーだった。そのロビー・ミューラーの撮影が素晴らしかったし、わたしには面白い作品ではあった。いろいろと気にかかることもあったので、明日にでももう一度観てみたいと思う。