ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2024-01-14(Sun)

 ニェネントくんの左眼が、炎症を起こしている。2~3日前から、目尻が黒くなっているとは思っていたのだけれども、昨日の夕方には赤黒い膿のようなものが目尻にたまっていた。これは簡単にティッシュで拭き取れたけれども、「これは動物病院へ行かなくてはならないな」と思っていた。
 今朝は特に異常もなく見えて「自然治癒してくれるのかな」と、都合のいいことを思っていたのだけれども、午後になって寄って来たニェネントくんの顔を見ると、その左眼に涙がたまっているように見えたし、左眼全体が右眼に比べて小さく見えた。左眼の周囲を見ると、充血して腫れ上がっているみたいだった。
 「あかん。動物病院行きだ」と、久々にニェネントくんにペットキャリーに入ってもらって外に出た。
 昨日は荒れた天候だったけれども、この日は晴天で外を歩くにも気もちのいい日だった。ニェネントくんはどう思ったのか、外に出るとキャリーの中でにゃあにゃあ啼きつづけていたが。

 動物病院で診てもらい、いつもの先生はちょっと見て「ゴミが入ったのかもしれませんね」と言い、ネコ用の目薬を処方してもらった。
 そうそう、ニェネントくんの体重は4740グラムだった。まさに健康時の体重だ。ウチにペット用の体重計はあるのだけれども、ニェネントくんは体重計の上でじっとしていないので、ちゃんと測れない。こうやって動物病院に来たときはしっかり体重を測るチャンスでもある。

     

 しかしニェネントくんも14回目の新年を迎え、もうすっかりシニア。こうやって体に不調が出てくることも多くなった。もう「おばさん」なんだから、「ニェネントくん」なんて呼ばないで「ニェネントさん」と言うべきかもしれないな。

 帰宅して、処方された目薬をさしてあげる。ニェネントくん生まれて初めての目薬体験。ネコというのは眼が大きいし、まばたきもしないので、実に目薬をさしやすい。しかし、ポチッと一滴たらしてやると、やはり沁みたのだろうか、ビクッと飛び上がるような反応を見せて、和室へと逃げて行ってしまった。
 これで目薬をいやがるようになり、わたしが抱き上げると「また目薬?」と拒否反応を示すようにならなければいいが。

 昨日今日と、それ以外にもニェネントくんのための買い物をつづけている。
 まずは、今はニェネントくんの夕食にかならずまぜてあげている「ペット用乳酸菌」を註文したし、それから今購入を考えている、災害時のペット避難用のケージをまた検索し、折りたたみのトイレもついているケージを見つけて「これがいい!」と注文してしまった。
 それと、避難地でケージに入りっきりではかわいそうで、時にわたしがついて外にも出られるよう、ネコ用のハーネスも注文した。
 ところがあとになって、その注文したケージが届くのはなんと2月か3月になるということを知らされ、驚いてしまった。「こればかりは中国製ではなく日本のメーカーのものにしよう」と選んだのだが、どうもこのところ「災害時のペットの避難」についての報道も多くなっていることだし、注文が殺到しているのではないかと想像した。こればっかりは仕方がない。

 能登半島地震から2週間になるけれども、まだ被害の全貌もつかめず、被災地はまだ停電、断水していて、孤立している人たちも多いという。被災者の方々も、復旧にあたる人たちも皆、精一杯がんばっていることだろうし、能登半島の地形的特性が復旧を遅らせているという。「災害関連死」の問題も語られるようになっているけれども、何とか、防げる犠牲は防げられるように。
 この日は岸田首相が被災地の視察を行ったというが、例えば国の決定する自衛隊の派遣についても、だんだんに派遣人数を増加させているが、さいしょっからある程度の数を派遣すべきだろうという声もあるし、今だ派遣自衛隊員は1万人。熊本地震の時には5万人だったというのに。またこの日の「被災地視察」を受けて「援助の増加」を指示したりするわけだろう。

 今日は読んでいたナボコフの『セバスチャン・ナイトの真実の生涯』を読了した。本当はもういちど再読したいところだが、図書館から借りている本だからそうもいかない。
 次にウチにあるナボコフの本を読もうと、ある本を探したがどうしても見つからない。どこへやってしまったのだろうか。でも探しているときに、依田義賢の書いた『溝口健二の人と芸術』という本があるのを見つけた。こんな本を持っていたとは知らなかった。それで次はその本を読むことにした。