今日と明日はしっかり冷え込み、冬の気候になるだろうと昨日までの天気予報は繰り返していた。「それはたいへんだ」と昨夜は電気ストーブを用意したり、冬服を出したりして備えていた。
そういう心がまえをしていたせいか、今日はそこまでに寒いという思いはしなかった。おそらくは朝から室内でもジャケットを着ていたせいもあったのだろうけれども、けっきょく電気ストーブは使うこともなかったし、ジャケットの下は長そでの厚手のTシャツだけで、セーターも着こむことはなかった。
昼には窓から明るい陽射しも射し込んできて、けっこう暖かい感じもあった。ニェネントくんも和室でキャットタワーの上にあがり、ひなたぼっこをしているのだった。
テレビでは、この日の東京の最高気温は13℃だったと言っていた。でも、このあたりの12月の平均気温を調べたら最高気温で11℃、最低気温は2℃なのだということ。まだまだ、もっともっと寒くなるのだなあ(特に最低気温2℃は厳しい。わたしは去年まではどうやってしのいでいたのだろうか)。
夕食にまたまた「なんちゃってダブリン・コーデル」をつくろうと、ご飯を炊いているあいだ鍋を火にかけっぱなしにしていたのだけれども、ご飯が炊けて鍋のふたをあけてみたら、しっかり水分が飛んで、焦げついてしまっていた。中の具まで焦げてしまっているわけではなくって、もうちょっと時間が経ってればもう食べられなくなっていただろうけれど、ギリギリ大丈夫か?というところ。
しかし水を足してちょっと温めたらば、足した水は焦げ茶色になってしまい、「あまり大丈夫ともいえない」感じになってしまった。「ただ煮込めばいいだけの料理」ということが頭にありすぎて、そのことが「放置していても出来てしまう」という思いになり、あまりに放置しすぎてしまった。少なくとも火はもっと弱火にすべきだったし、何より途中で鍋の中をのぞいてみるべきだった。
できた料理は「あまり大丈夫ではない」ものだったが、我慢して夕食にした(明日もう一食分残っているが)。
ゴジラ映画の新作、『ゴジラ-1.0』がかなりヒットしていて、映画館は大入りのようだ。わたしは先日サブスクで『ゴジラvsコング』を観て相当にがっかりしたのだったけれども、ゴジラ映画は好きだ。今回の『ゴジラ-1.0』は予告などで観てもそのゴジラの造形が気に入っているし、敗戦後復興を始めたばかりの東京の市街で暴れる姿も迫力があると思った。
日本での前作『シン・ゴジラ』はまずはそのゴジラの造形に疑問があるというか気に入らなかったわけで(ゴジラの太腿があまりに太すぎる)、その一点がさいごまで気にかかる映画だったけれども、今回の『ゴジラ-1.0』は映画館の大きなスクリーンと大音響で観てみたいな、という気もちがある。
今は『翔んで埼玉』の続編の上映とかも始まったので(これもちょっと観てみたいが、サブスクで配信されるまで待っていいだろう)、もうそこまでに混み合ってもいないかとも思う。最寄りの映画館はとなり駅で乗り換えて2つ目の駅と、ウチからも近いし。
それで、となり駅のわたしがいつも行く映画館では今、塚本晋也監督の新作『ほかげ』が上映されていて、この作品もちょっと観たい。『ゴジラ-1.0』と同じように終戦後の日本の話で、「闇市」が舞台の人間ドラマ。
そのとなり駅の映画館では12月から、鈴木清純監督の「大正三部作」の上映が始まる。どれもまた観てみたいが、「一本を」というなら『陽炎座』が観たいかな。
この日は読んでいた『熊 人類との「共存」の歴史』を読了した。けっきょくさまざまな「熊と人間とのかかわり」の羅列、事例集というところもあり、著者の考えるこれからの熊との接し方も、具体性がなくアバウトすぎる気はした。
次は、人間との関係で熊と同じような悲惨な歴史をたどってきた象のことを書いた(象は熊ほどには人間の脅威にはならなかっただろうが)、『象の物語』を読もうと思う。