ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2023-11-17(Fri)

 関東地方は昨夜から雨になっていて、このあたりは雨が降ったりやんだりしていたようだ。スマホには「雨雲が接近中」というメッセージが何度か届いた。気温も上がらず、寒い一日になった。
 ニェネントくんはベッドの毛布の上で丸くなっていることが多くなった。わたしがベッドで寝るときも、しばらくはわたしといっしょに毛布の上でそのまま寝ているんだけれども、この日はしばらくしてそばのキャットタワーの上に移動した。それで見ていると、そのキャットタワーの上の台からぶら下がっている丸いボンボンにしきりに上からちょっかいを出してじゃれている。
 いつもいつもニェネントくんの観察をしているわけではないからわからないけれども、今までわたしは、ニェネントくんがそのキャットタワーのボンボンで遊ぶところは見たことが一度もなかった。このキャットタワーに買い替えたときも、「せっかく遊び道具のボンボンがついているのだから、ちょっとはボンボンで遊べばいいのに」と思ったぐらい、まったく無視していたのだった。それがこうやってボンボンにじゃれるようになったというのは、ニェネントくんが活発になった、元気になったというか、このところちょっとその行動に変化があるようには思う。わたしには喜ばしい変化だけれども。

     

 Facebookを眺めていると、わたしはそのFacebookの中の「60年代から80年代のイギリス、アイルランドのフォーク・ミュージック」というグループに参加しているので、その頃のレコードのジャケットがアップされているのを頻繁に目にする。そうするとそこにアップされるレコードの大半はわたしが過去に持っていたレコードで、最近そういうのを見て「またそのレコードを聴きたいなあ」と思うことが多くなった。
 当時わたしは「日本でそこまでのコレクションを持っている人もそうはいないだろう」というぐらいに多数の、そういったレコードを持っていた。とはいっても300枚ぐらいのものだったから、そんなに自慢できる数でもなかっただろうけれども、今思い出すと今ではとってもレアな貴重盤もけっこう持っていた。
 今は「Amazon Music」とか「Spotify」などでたいていの音源はお手軽に再生して聴くことができるようになり、わざわざCDとか所有しておく必要もなくなってしまっているのだが(わたしはすっかりCDをひっぱり出して聴くこともなくなってしまった)、そういった古いフォーク・ミュージックのレコードはCD化もされずに廃盤になってしまったものが数多く、「Amazon Music」でも「Spotify」でも見つけることはできない音源が多い。

 わたしは「御多分に漏れず」というか、「これからはCDの時代だ」などとは思ったし、CD再生装置のコンパクトさに比べてもレコード・プレイヤーはデカいし、わたしも2000年代には転居を繰り返してそういう再生装置も邪魔になり、レコードと共に二束三文で処分してしまったのだった。
 今はまたヴィニール盤のブームだともいうし、そういうサブスクではもう出会えない音源への「郷愁」というか、「あのレコード、処分しなければよかったなあ」などとは思うのだ。まあそういうのもわたしの「転落」の歴史の一環ではあるのだろう。無念である。

 夜になって、とある有名スケート選手が結婚からわずか三ヶ月で離婚したとの報道があった。その原因に「プライヴァシーを暴く報道の行き過ぎ」とあふれる「誹謗中傷」があった、ということを言われたようだ。
 わたしも、最近のいろんな出来事に絡んでの「誹謗中傷」というものは何とかならないのかと思っていたので、「ここでもまたか」と思ってしまう。
 つい昨日も、旧ジャニーズの「被害者の会」のメンバーの方が自殺され、やはり「誹謗中傷」を苦にされてではないかという報道に接したばかりだった。ほかにもこの夏には若いタレントが自ら命を絶ったりということがあったし、ただ心を痛めるばかりではあった。
 それ以外にも、先日の「デザイン・フェスタ」に出店した菓子店の菓子が傷んでいた問題でその菓子店に多数の抗議が寄せられると同時に「誹謗中傷」も行われたようだし、今問題の「クマの駆除」に抗議する人たちも、度が過ぎるとハンターを特定しての「誹謗中傷」になってしまうケースもあるし、逆にそんな「駆除に抗議する人たち」への「誹謗中傷」も行われている。

 もう「誹謗中傷」というのは現代日本の「国民病」なのかと思ってもしまうが、そんな中傷の被害者にダイレクトに郵便やメールを送るのは確実に「犯罪」を構成するわけだけれども、ネット上にはそういった「誹謗中傷」にあたる発言をそのまま掲載するサイトもあるわけだ。
 そういうのでは、わたしがこうやって書いている「ブログ」にしても、充分に「誹謗中傷」をおこなえるわけではあろう。
 先日自民党杉田水脈議員がアイヌ民族を誹謗する言質を自分のブログに書き、これは「人権侵犯」と認定されたわけだけれども、そのことを追及された杉田議員は開き直り、「言論の自由だ」などとのたまわれておられる。この御仁は今までにも無数の「問題発言」を繰り返しているのだが、岸田首相は更迭することもなく放置している。
 まず、彼女のレイシズム発言は「言論の自由」などというものではなく、「ヘイトスピーチ」という犯罪を構成している。こういった人物の「ヘイトスピーチ」を放置しているということがどこかで、国内の「誹謗中傷」を誘発しているのではないだろうか。こういう人物が議員をやっているからこそ、世の中で「誹謗中傷」は止まないのだ、ともいえるのではないのか。極論すればそう言いたい(わたしのこのブログが「誹謗中傷」と言われたりして!)。