ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2023-11-09(Thu)

 注文してあった「Newsweek」(「ニャーズウィーク」)の最新号、「猫の(ホントの)気持ち」が届いた。

       

 そもそもが総70ページほどの週刊誌、その中で特集の「猫の気持ち」(世界の最新科学が解き明かす猫との上手な付き合い方)は20ページほどのもの。ペラペラとあっという間に読んでしまう。さすがに短いエッセイ風の記事は何かを突き詰めて学ばせてくれるようなものでのなかったが、「猫はそもそも人間を愛していて、野生のときの鳴き声は人間の社会の中で暮らすようになって変化し、それは人間の赤ん坊の泣き声を模したもの。そのことで人間の注意を惹こうとしているのだ」というのは興味深かった。
 しかし、こういう猫に関しての記事を読むと、「ウチのニェネントくんはそういう猫に当てはまらないところが多いな」と思ってしまい、けっきょく、あまり「付き合い方」の参考にはならなかったりする。でも、猫の特集以外にも現在のガザ情勢など、世界情勢に関する記事がいろいろ掲載されているわけで、わたしには読み手のある「Newsweek」だった。

 それで今日のニェネントくんは珍しく(本当に珍しく)、わたしのことを見上げて「にゃあにゃあ」と啼くのだ。何かをわたしに訴えているのだが、食事は済ませたばかりだったし、トイレは掃除してあるし、わたしには「いったい何を訴えているのか」がわからないのだった。わたしが猫の言葉がわからないことがくやしいし、ニェネントくんが人間の言葉をしゃべってくれないのは残念だと思う。こういうことは飼い主として失格なのだろうか。
 今のところ、毎夜わたしがベッドに横になるとしばらくして、わたしの寝ている布団の上に跳び上がってはくるのだけれども、1分もするとベッドから降りて行ってしまう。
 ただそのあと、わたしが寝ているすぐそばのキャットタワーの上で丸くなって、そのまま一晩中寝ているので、わたしのそばにいることを好んでいることはまちがいないだろう。
 この頃は、別のときにわたしのそばに寄ってくることを好むようになってきていて、ちょっとした変化だなあとは思うけれども、そのことはまたの機会に書こう。

 ニュースではまたまた岸田内閣の支持率が下がり、28パーセント台に落ちこんだという(この数字は調査する機関によって若干の上下はあるだろうが)。
 けっきょく、先日打ち出した「所得減税」はまったく不評で、支持率回復への効果は皆無だった。しかもこのあとにはさまざまな「増税案」を用意しているともいうし、消費税率だって上げかねない。
 「所得減税」はつまりは選挙目当てで、これで支持率が回復したら衆議院解散・総選挙とかやるつもりだったのかしらないが、今日になって「年内解散」は見送りすると報道された。なんか「わかりやすい」人だなあという印象にもなるが、国内の経済に関しては大局の展望を持てない人なのだろう(というか、自民党内にはもっと「増税論」が渦巻いているのか?)。

 今日はまた黒沢清監督の映画、『回路』を観た。黒沢清監督作品は先日観た『ニンゲン合格』以降、サブスクで観ることができない作品が多いし、「ではDVDは?」とAmazonをみても、かなりな高額になってしまっている。

 その『回路』を観終えたあと、「この時期の黒沢監督はテレビ用の作品も撮っていたじゃないか」と思い出し、「YouTubeにアップされているんじゃないか」と検索してみたら、有名な「学校の怪談」の『花子さん』などがアップされていたのだった。そのうちにゆっくりと観てみよう。