日本シリーズ第７戦、ついに阪神タイガーズが7-1で勝利して、38年ぶりの「日本一」になったのだ。しかも先制得点はわたしの応援するノイジーの、３ランホームランによるものだった。
実はわたしは勝手に「今夜は負けるよな」と思い込み、さいしょの１時間ほどをテレビで見たあとは和室に引っ込んで、ときどきスマホでテキスト速報をチラチラ見ることに切り替えてしまった。そうしたらすぐに阪神が３点も先取していて、「どうしたんだろう」と思ったらノイジーのホームランが出たのだった。それは大変だ。「これはやはりテレビを見なければ」と思い、起き出してリヴィングへ行ってテレビをつけるのだった。
ヴィデオでノイジーのホームランを見たが、かなり低めの、わたしなどが見ても「ホームランにするのはむずかしいだろう」という球をみごとにすくいあげての、力強いバッティングだった。ノイジーも打ったあと、すぐにこれは「ホームラン」と確信していたように見える。しかしこ～んな瞬間をリアルタイムに見られなかったことは残念だ。あと10分見ていれば見られたというのに。
パソコンもつけてSNSの書き込みを見てみたが、もう阪神ファンの書き込みでお祭り騒ぎになっている。「神様仏様ノイジー様」とか、「バースの再来」とか「これで来季も契約決定だ」などなど。
次の回にも阪神の連打で得点を重ね、仕上げはまたもノイジーのタイムリーヒット。ここまでで6-0と一方的展開。そしてそのうち４点はノイジーの叩き出したものだ。ノイジーは昨夜の試合でも阪神唯一の得点になるホームランを打っているし、この日本シリーズでホームランを打ったのは阪神でノイジーだけ。それは「バースの再来」とも言われるわさ。そしてこの日の阪神の先発の青柳は安定していて、よほどのことがなければ「逆転負け」などという事態にはならないだろう。
けっきょくゲームセットまでテレビを見てしまったが、ウィニングボールもノイジーがキャッチし、この日はすっかり「ノイジー・デイ」だった。シリーズのMVPは近本選手がゲットしたが、わたしも全７戦を見ていて印象に残ったのはこの近本選手だった。
こうして「今夜は読書に励もう」という気もちは、またまた打ち捨てられてしまった。しかしやはり、阪神の優勝はあまりにうれしいことではあった。
この日も朝から気温が上がり、また国内のあちこちで「夏日」になったようだし、熊本では30℃の「真夏日」にもなってしまったようだ。
しかし、わたしの感覚としてはこのあたりはそこまでに暑い日というのでもなく、夕方には半そでＴシャツだけでは寒くなり、長そでに着替えもしたのだった。
今日もわたしは一歩も外に出なかったが、写真は昨日買い物に出たときに撮影した、実のいっぱい茂った柿の木。
実は昨日北のスーパーに買い物に行ったとき、前に買ったインスタントの「冷やし中華」が安くておいしかったので、「もう一袋買っておこう」と思ったのだったが、その「冷やし中華」はもう店頭になく、同じメーカーの「冷やしラーメン」というのが置かれていた（「冷やし中華」より10円高かった）。「冷やし中華」と「冷やしラーメン」とがどのように違うのか、わたしにはわからないのだが、とりあえず買って帰り、この日の昼食にした。
味に違いがあるとは思えなかったのだが、麺の分量は気のせいか「冷やしラーメン」の方が多かったように思った。あとで残っていた「冷やし中華」と比べてみたら、「冷やしラーメン」の方が５グラムだけ麺の量が多かった（わたしはその「５グラム」に反応したのか、それはずいぶんと高い能力だな）。それに「冷やしラーメン」の方には小さな袋の「ふりかけ」も付いていた。
これで５袋で10円の差なら、「冷やしラーメン」の方がいいように思えた。
この日は昼から、黒沢清監督の『CURE』を観た。大好きな作品で過去に２～３回観ていると思う。ストーリーもだいたいのところは記憶しているつもりだったが、今回観てみると、映画のメインのいちばん「キモ」になるところを、しっかりと忘れてしまっていたのだった。
さて、一週間時間を取られてしまった「日本シリーズ」もめでたく終わり、気分も良くなった。そのあいだしっかり読書をさぼってしまったので、明日からは読書に励みたい（ちょうど今は「読書週間」なのだそうだ）。
