ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2023-09-05(Tue)

 昨日「ふるさと公園」から駅の方をまわって帰宅する途中、道沿いの木にライチの実が生っていた。正確には「レイシ」の木に生る実を「ライチ」というらしいけれども。
 これがもうちょっと赤くなると、食べておいしい木の実になる。すぐに傷んでしまうから輸送などできず、スーパーなどで売られることはないけれども。

     

 昨日は雨も降っていくらか気温も下がったようだけれども、それでもやはり最高気温30℃以上の「真夏日」になったようだ。
 気象庁の発表ではこの8月は31日連続して真夏日になり、この夏6月から8月の平均気温も平年より1.76度高く、観測史上最も暑い夏になったのだという。しかもこの夏、まだ終わりそうもない。今日もけっきょく、雨は降らずに前の「暑い日」に戻ってしまったようだ。
 今は太平洋の南に新しい台風がいて、このままでは北上して関東の西をかすめそうだ。予報を見ると、金曜日あたりはこのあたりも終日雨になるみたいだ。
 ではその台風が行ってしまうと秋らしくなるのかな、と思うとそうでもないようで、スマホの天気予報ではそのあともずっと、最高気温は33℃とかの日がつづいているのだ。

 今日は午前中の暑い時間に北のスーパーに買い物に出かけたが、前に比べて、いくらか暑さは和らいでいるようには感じた。
 先日、スーパーのとなりのドラッグストアで「なんでも10パーセント引き」の割引券をもらっていたので、「ちゅ~る」が前より100円高くなったとはいえ、10パーセント引きになれば結構なことなので、また買ってしまった。
 スーパーでは「ベーコンのパックが残り少ないので買っておこう」と思っていたのだが、帰宅してみたら買ったのは「ロースハムのパック」なのだった。失敗。ロースハムは先日買ったばかりでまだいっぱいあるというのに。

 この日も映画は観ないで、テレビも消して読書時間を多く取った。読書時間は長かったけれども、100ページほどしか読み進められなかったけれども。
 でも読んでいる『メイスン&ディクスン』はようやく面白みがわかってきたというか、その展開が楽しみになってきた。
 ちょうど今日読んだのは、メイスンとディクスンとが1761年の「金星の日面通過」を観測するところだったのだが、

 Wikipediaでその「金星の日面通過」を調べてみると、この1761年と次の1769年の「金星の日面通過」ではヨーロッパを中心に国を越えた国際的な観測事業が行われ、世界各地に天文学者が派遣されたのだという。この観測プロジェクトこそ、科学における初の国際共同プロジェクトだったのだ、という。
 メイスンとディクスンとがスマトラ島へと派遣されたことも書かれていて、ピンチョンが書いているように彼らの乗る船が途中でフランスの軍艦に遭遇し、多数の死者を出す惨事になったこと、このせいでスマトラへの到着は間に合わなくなり、喜望峰での観測に切り替えたことなども書かれていた。
 当たり前だけれども、ちゃんと「史実」を基に書かれた作品なのだなあ、などと遅まきながら思うのだった。

 昨日、松野官房長官関東大震災での朝鮮人虐殺について「(政府内において)事実関係を把握する記録は見当たらない」と語ったことを書いたのだが、彼は東電第一原発からの「処理水海洋放出」で中国が日本からの水産物輸入を停止したことについて、6日からのASEAN首脳会議、G20首脳会議で「科学的根拠に基づいて説明し、各国に理解を求める」と語ったという。
 「処理水放出」に関して政府は「科学的根拠」ということばを多用しているようなのだが、わたしは先日ネットで、松野官房長官が記者会見でラジオ・フランスの記者からの「中国がとった日本の水産物輸入禁止措置は、日本政府にとって、想定外と理解してもよいか」という質問に、どこまでもしらばっくれて質問にちゃんと答えていない映像を見たばかりであった。

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 これは、「海外に対して誠実に発信していく」という態度から限りなく隔たった態度ではあるだろう。政府が「科学的根拠」というならば、まさにこういう質問にも「科学的根拠」によって誠実に返答すべきだろうと思うが、松野官房長官はぬらくらと質問をかわし、質問に答えない方法を選んでいる。
 もしもASEAN首脳会議、G20首脳会議などで「質問」が出た場合、はたしてどう対処するのだろうか?