ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2023-09-04(Mon)

 今日は午前中から、久しぶりに雨の降る日になった。8月も集中豪雨のように突然に大雨になることはあったけれども、せいぜい1時間もするとやんでしまうのだった。今日も雨が降ったのは午前中だけだったけれども、激しい雨でもなく「しとしと」と降りつづき、「雨だなあ」という天候だった。
 それほどの雨でもなかったので、傘をさしていつもの月曜日のように「ふるさと公園」へと歩いてみた。もちろん気温はそんなに高くはなく、そういう点では歩いていても「不快指数」は高くはなかった。

 さすがに公園に人影は見られなかったが、公園のさいしょの池の対岸にアオサギがいるのを見つけた。アオサギの姿を見るのは、この2月以来半年ぶりのことになる。
 傘をさしてカメラを構えるのはちょっとむずかしく、なかなかアオサギを構図の真ん中にとらえるのが困難だった。

       

 この日も、次の池の端っこの方にコブハクチョウの家族の姿があった。近くの方だろうか、コブハクチョウにエサをあげていらっして、まかれたエサにコブハクチョウが集まっていた。
 きっともう最近では、このコブハクチョウの家族も公園にすっかり居着いているのではないかと思う。

     

 帰り道に駅の方へまわり、駅前のスーパーで「ざるラーメン」とかを買って帰る。まだまだ献立は「夏の献立」がつづくのだ。帰りにはもうほとんど雨もやんでしまっていた。

 今日のテレビはNHK以外はどこの局も皆、バスケットボールのことばっかりで大騒ぎだった。ワールドカップで日本のアジア1位が確定し、パリオリンピックへの出場が決まったことをうけてのことだが、テレビの司会者やコメンテーターらが皆、「自分は普段からバスケのファンなんだ」みたいに昨日のゲームのことを熱く語っていて、テレビでは普段バスケの中継なんかやってもいないのに「ホントかよ?」って思うのだった。
 そりゃあオリンピックに出場できるということは喜ばしいことかもしれないけれども、わたしはバスケのルールや作戦とかもわからないし、話を聞いて興味が湧くわけでもなかった。
どの局もどの局も同じようなことをやっているのでしらけてしまい、テレビを消してしまった。
 わたし的には、先月のFIFA女子サッカーワールドカップで日本がベスト8に勝ち残ったときの方が、よほどエキサイトしてうれしかったが、あのときのテレビは番組の中で10分ほどの時間を割いて伝えただけで、今回の騒ぎに比べるとずいぶんと冷淡だったことだなあ。何かこの日は「バスケのことを第一に取り上げたい」というような事情があったのだろうか? な~んて思ってしまった。それともこれはわたしが知らないだけで、実は日本にはバスケファンがあふれているのだろうか(だったらバスケの日本リーグもテレビ中継すればいいのに)。

 さて、松野官房長官は1日の関東大震災100年の日の記者会見で、震災時の朝鮮人虐殺について「政府内において事実関係を把握する記録は見当たらない」と語ったという。おそらく政府はそういう記録、資料は出てくるたびにシュレッダーにかけるとか燃やしてしまうとかしているのだろう。世の中にはいくらでも信頼に足りる、虐殺を肯定する資料が出回っているというのに。こういうのはネトウヨらと同じ歴史観、世界観であって、「自民党」=「ネトウヨ」と考えていいのだろうか(「維新の会」=「ネトウヨ」というのはもっと強烈だけれども、今日はそのことは触れないでおく)。
 しかしこの2~3年は、さすがのネトウヨ諸氏も「朝鮮人虐殺はなかった」と書いてもネットの上では通用しないことを、自民党よりも学習したようで、そういうことはあまり書かなくなっている。そんなネトウヨの書き込みを今年読んでみると、「朝鮮人が井戸に毒を投げ込んだのは事実だ(だから「虐殺」は正当なのだ)」などという発言が多かった(さすがにそういうことは自民党は言い出さないだろうが)。今度は「虐殺は正当だった」と言いたいらしいのだ。しかし現実には妊婦や子供まで虐殺されている。どういう考えでそれを「正当化」できるのだろうか?

 以前は毎日のように何か映画を観ていたのだけれども、このところすっかり映画を観ようという気もちが失せてしまった。その代わりにもっと本を読みたくなってしまい、それはそれでいいことかと思う。
 今日もピンチョンの『メイスン&ディクスン』を読むのだが、ページをめくるごとに新しい登場人物があらわれ、「はて、これは誰だっけ?」となって大変。それでその新しい登場人物らは、それ以降二度と登場しなかったりするのだ。昨日読んで、以後の活躍を楽しみにした「博学英国犬」も、どうやらこれから先再び登場してくることもなさそうだ。