ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2022-05-10(Tue)

 早朝ベッドの中で目が覚めて、まだ寝ていたいけれども、もう起きなくてはならないと思い、腕を大きく頭の上にあげ、頭の上に横に走るベッドのパイプをつかみ、身体と足をぐ~んと延ばす。これがとても気もちいい、爽快なのだけれども、足に力を入れて突っ張り、それで力を入れすぎるとこれが「こむら返り」になる。ときどきやってしまうのだが、今朝もまたやってしまった。これが相当に痛くって、しばらくは足を動かせなくなってしまう。何とか痛みもおさまって起き上がるが、それでもふくらはぎにはいくらか痛みが残っていて、この日いちにち中、歩いていてもフッと痛みが走るのだった。

 今朝は空に雲が拡がっていたが、予報では雨になることはないというので、傘は置いて家を出た。外に出ると道路が雨で濡れていて、やはり昨夜は雨になっていたのだろう。

     

 仕事の帰り、今日は「野良ネコ通り」と「ふるさと公園」との両方を通って帰った。これはすっごい遠回りになるだろうし、今までやったことはなかったのだけれども、いちどやってみて、どのくらいの時間がかかるのかわかれば、ときどきやってみてもいいと思うのだ。

 まずは「野良ネコ通り」を歩いたけれども、この日はネコの姿はまるで見られなかった。それで「野良ネコ通り」を抜けたところから、今までいちども歩いたことのない、跨線橋の反対側の道を歩く。すぐに道の左側には雑木林が迫ってきて、道は西側に大きく迂回する。木々が多い道で車が通ったりもしないので、歩いていて気もちのいい道だろうか。

 しばらく歩くと「ふるさと公園」の入り口に通じる、見知った道に出る。
 公園に入り、まずはコブハクチョウの巣のところに行ってみるが、今日もそのあたりにコブハクチョウ家族の姿は見られなかった。しかし、その左側のちょっと離れたところで何人かの人が池の方を見ていたので、そっちに行ってみると、その岸沿いにコブハクチョウ家族がいた。

     

 しかし、5羽いた雛が、4羽しか見えなくなっていた。

     

 う~ん残念、1羽はダメだったのかな。残った4羽は大きく育ってほしいものだ。

     

 まあ、あの子だくさんのカルガモなんか、1年経って生存している雛は1~2羽、子ども連れ家族の4割は雛は全滅するというし、やはり生存競争はきびしいものがあるだろう。

 この日はコブハクチョウのほかに、アオサギの姿が見られた。

     

 ぐるっと回って帰宅して、駅からまっすぐ帰宅すれば15分ぐらいのところ、途中鳥を眺めて立ち止まっていた時間もあるとはいえ、駅から50分ぐらいかかってしまった。まあ、帰路を歩くのと、お散歩するのとをいっしょにしたものと思えば、そんなに大変な道のりでもないだろう。元気があるときにはたまに、今日の道を歩いてみよう。

 それで、家にたどり着いてドアを開けようとした瞬間、肩から下げていたバッグの、ベルトの金具のところが取れてしまった。
 Amazonで買ってから1年半、早くにそのベルトの取り付け部のところに不具合が出たのを、自分で修理したりごまかしたりしながら使いつづけてきたけれども、もうこのあたりが限界だろう。新しいのを買うことにしよう。

 使っていたバッグは、そういう「脆い」ところがあったとはいえ、ポケットが中にも外にもたくさん付いていたし、使い心地はけっこう良かったわけで、もうどこが「脆い」のかよくわかっているからまた同じものを買って、届いたらすぐにその「脆い」ところを補強してやればもっと長持ちするかとも思う。とにかくは価格も安いわけだし、デザインも悪くなかった。
 そう思ってAmazonでチェックしてみると、同じメーカー(中国製なのだが)の別の製品で、写真を見て「これはガッシリしていることだろう」というのがあり、ちょっとポケットの数など少なくなるけれども、前のと同じ価格だし、そちらのデザインも悪くない。「これでいいだろう」と注文してしまった。早ければ明日には配達されるという。

 今週は、通勤時間などに先週買った『サスペンス小説の書き方 パトリシア・ハイスミスの創作講座』というのと、創元推理文庫の『ポオ小説全集Ⅰ』とを読み始めたのだけれども、『ポオ小説全集』の方の最初の2篇、「壜の中の手記」と「ベレニス」とを読み、とにかく圧倒されてしまった。すっかり惹かれてしまったと言っていい。
 だいたいわたしがエドガー・アラン・ポーを読んだのはまだ成人前の頃のことで、いくつも読んではいないし、読んでいても内容はほとんど忘れてしまっているし、読んだ2篇の短篇も、まったくどんな内容の作品なのかわからずに読んだわけだが、近年読んだ作品で、これだけ気もちを持って行かれたというものもなかった、という気がする。まあジョイスの『ユリシーズ』以来か。

 それでわたしはこの日記に、1冊本を読み終えたらその本を読んだ感想を書くようにしているのだけれども、先日読んだトマス・ハーディの短篇集のときは、短篇をひとつ読み終えるごとに感想を書いた。その前のハイスミスの『風に吹かれて』という短篇集では、全部読み終えてからまとめて感想を書いたものだった。
 しかし、まとめて書いてしまうと、この日記をあとで読み返しても、短篇1作ずつの内容がまったくわからないのだ。だからやはり、1作ずつの感想を書くべきだろうとは思うのだけれども、ちょっと今は圧倒されていて、落ち着いて感想を書こうというところになっていない。しかも、この『ポオ小説全集Ⅰ』には21編もの作品が掲載されていて、「これは大変なことになりそうだ」という気分ではある。
 また日記を書くのに大幅に時間がとられそうで、「他のやりたいことができない!」とのフラストレーションがたまることにもなる。悩ましい。