ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2021-05-27(Thu)

 いつもはスマホのアラームで起きるようにしているのだが、とにかくスマホの残り少ないバッテリー残量をムダに使ってはいけないと、昨夜はスマホの電源は切り、ものすごく久しぶりに「目覚まし時計」をセットして寝た。けっきょく、スマホのときと同じように、目覚ましが鳴る前に目覚めてしまうのだが。

 今日は目覚めても、「スマホを修理に出さなければならない」と考えて気が重かったのだが、リヴィングに行ってふと本棚の下にのぞいていたコンセントタップを見ると、そこにささっていたバッテリーチャージャーのコンセントがほとんど抜けかかっているのが目に入った。「あれ? あれれれれ? ひょっとしたらコイツのせいだったのか?」と、しっかりコンセントをさし直し、スマホをつないでみると、なんと、無事に充電できるのであった。
 なんとアホらしいミステイクだ。「充電できない」となったとき、コレはスマホの側の故障だと勝手に決めてしまったのがいけない。まあ「故障」に結びつく要因があっただけに、短絡して考えてしまったわけだが。
 しかしそうすると、今日サーヴィスセンターへ行くということも必要なくなったとも言える。でもせっかく予約してあることだし、この際、このスマホの修繕をしたとしたらいったいどのくらいの修理期間が必要で、修理代はいくらぐらいになってしまうのか、聞いておいてもいいだろうと思い、サーヴィスセンターには予定通り行くことにした。

 あともうひとつ、同じとなり駅の書店にも用がある。連休の頃にピンチョンの『ブリーディング・エッジ』とほかにもう一冊注文してあって、『ブリーディング・エッジ』は予約というかたちで注文していて、それが昨日発売になったわけだ。ところが同じときに注文してあったもう一冊の方は、いまだに「入荷した」という知らせがない。そして、わたしは入荷したら「ショートメール」で知らせてくれと書店に伝えてあったのに、その書店から昨日に2回も留守電が入っていた。どうやらその電話は『ブリーディング・エッジ』の入荷の知らせだったようだが、そんなの別に知らせてくれなくてもわたしはその本は5月26日刊行と知っているのだから、知らせてくれなくってもかまわないのだ。しかもショートメールではないし。それで、その前に注文してあった本がまだ入荷してないのなら、もうキャンセルしてもいい。まあ『ブリーディング・エッジ』を引き取るだけでなく、そういうことも伝えておきたい。ちょっとばかり、わたしはその書店の対応に不満も抱いている。

 今日は昨日までと打って変わって悪天候。出勤のときは傘こそさす必要はなかったけれども、仕事をしている時から外では雨が降り始めていた。今日は終日雨だろうという。ちょうど今読んでいるピンチョンの『メイスン&ディクスン』の上巻を電車の中で読み終わり、「これからまた面白くなりそう」というところだったが、ちょうど今日は『ブリーディング・エッジ』を買うつもりだし、キリもいいので『メイスン&ディクスン』はしばらく休止して(次に読むときにはすっかり忘れていそう)、すぐに『ブリーディング・エッジ』を読み始めようと思うのだった。

 仕事を終えて、まずはスマホのサーヴィスセンターへ行く。先に予約のときに「充電できなくなった」ということを伝えてあったのだけれども、その件は無問題で解決したと伝える。担当者は「よかったですね。わたしもホッとしました」と愛想がいい。
 仮に修理した場合のことだが、なんと2週間も預けなければならないという。それで修理費は、さいしょの1週間経過したあたりで「どのような修理が必要か」ということがそこでわかり、見積もりも出るということだ。「その修理費、新しくスマホを買い替えた方が安上がりだったりもするんじゃないですか?」と聞いてみると、じっさいそのようなこともあるという。やっぱりね。
 つまりけっきょく、今のガラスの割れたスマホで使えるだけ使い倒すのがいちばんの選択肢、ということになるみたいだ。
 このサーヴィスセンターの人って、時に横柄な応対で印象が悪いこともあったのだが、今日の担当の方はずいぶんと親切でとっても感じがよかったのだった。

 次は、そのサーヴィスセンターからさほど離れてはいない書店へ行く。実はこの日の11時ごろにもまた、留守電で「本が入荷している」との知らせが入っていた。
 店の受付の女性に、まずはまだ連絡をもらってない方の本の受注票を渡して「けっこう時間が経つけれどもまだ連絡がないので、まだだったらキャンセルしたい」と伝えると、ロッカーみたいな中をごそごそ探し出し、一冊の本を取り出してきた。それはまさにわたしが注文していた本だったのだが、その女性はわたしに「注文していたのはこの本か」という確認も取ろうともせず、すぐにバーコードスキャンを始める。「なんだなんだ、客商売シロウトか?」とか思わされる。わたしもちょっとムカッとして、「すでに入荷してるんだったらいったい何でわたしに連絡してくれなかったのですか?」と聞くと、「迷惑メールに分けられたんじゃないですか」とスラッという。「わたしはショートメールに迷惑メールの設定などしてません」といい、「それだけでなく、今入荷しているという本の入荷の知らせは、わたしが頼んだショートメールでなくって電話なのはどうしてですか?」と聞くと、わたしの手元の伝票を見て「070や080で始まる番号にはショートメールを送れないことがあるので、それでじゃないですか?」とシラッという。なんかこの女性、なぜかわたしにケンカを吹っ掛けたかったのかもしれない。わたしは「そういうことは注文したときに担当の方から聞かれ、<大丈夫です>と伝えてあります」という。なおもその女性はなぜか書店側の非を認めたくないらしく、詳細を調べようとも「すみません」の言葉もなく、まだわたしの側に行き違いの原因があるようなことを言いだすので、わたしも久しぶりにリアルに目の前にいる人物の存在に立腹してしまった。「なぜそこまでわたしの言うことを聞こうとなさらないんですか。もういいです!」と、2冊の本の伝票をカウンターの中に放りつけ、サッサとその書店の外に出るのだった。決して乱暴な言葉を使ったりしてないし、伝票だって投げつけたわけではないです。

 むむむ、通販で本を買えば配達もしてくれて楽だけれども、こういうときはリアル書店でじっさいに本を買って応援しようという気もちでいただけに、裏切られた気分だ。いったいなぜあの女性が客の立場を考えず、店側の正当性だけを訴えようとしていたのかはわからないが、それは完全に「裏目」に出たわけだ。そもそも彼女はわたしとの応対のさいしょから、普通考えられる手順を取らず、まったくプロ意識を欠いていたわけだが。もちろんわたしは残念ながら、今回の書店に二度と足を運ぶことはないだろう。

 さてそうすると、買うはずだったピンチョンの『ブリーディング・エッジ』を買ってない。さっきの書店ですっかり懲りてしまったわけだけれども、「注文」とかめんどうなことをするのではなく、ただ書店内の棚から本をレジへ持って行き、代金を払うのならよほどのことがなければ「イヤな思い」をすることもないだろうし、この駅周辺にはもう一軒、さっきの書店よりもっともっと大きな書店があるのだ。店内は図書館のように天井まである大きな書棚が適度な間隔で並んでいるし、書籍の在庫数も圧倒的に多い。そんなんだったらさいしょっからそっちの書店で注文すればよかったようなものだが、今日うんざりしてしまった書店も、ある点で応援したい気もちはあったわけだし、ポイントカードもあったものだからね(やはり、ポイントカードなどにつられて買い物をするのはよくない!)。
 そこでその、大型書店の方に移動。買いたい『ブリーディング・エッジ』も、平積みにこそされていなかったが、棚に表紙を手前にして数冊重ねられておった。ピンチョンの本など在庫されているだけでも珍しいというのに、さすが「大型書店」。喜んで1冊を手に取り、レジへと持って行った。イイ感じの店員さんにカヴァーをつけてもらい、代金を支払った。「ビニール袋はどういたしますか?」と聞かれ、バッグにはでっかい『メイスン&ディクスン』が入ってるし、同じ大きさの『ブリーディング・エッジ』をいっしょにバッグに入れるのはムリそうだし、雨で濡らすのもイヤだからビニール袋も3円で買うのだった。
 店員さんとのそんなやり取りもスムースにイイ感じで、先ほどの書店でのイヤな思いを多少は消すことができたかな、と思う。

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 今日はほかにも書いておきたいことがあったのだけれども、どうやら今日の日記はすっごく(めっちゃ)長くなってしまったようなので、そのことは明日書くことにしよう。
 帰宅してちゃっちゃっと焼きそばで昼食にして、さっそく『ブリーディング・エッジ』を読み始めたり。

 夕食は残っていたブロッコリーをトマトといっしょに皿に乗せ、「とろけるチーズ」をその上にばらまき、ついに初めてレンジのオーブン機能を使って焼き上げてやった。ちょっとオーブンで熱する時間が短かかったかな?という感じだったが、これからはもっと「オーブン機能」もバンバン使ってやろう。