ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2023-09-01(Fri)

 早朝、まだ外が暗いときにいちど目覚めた。枕元の窓にかかったカーテンのすき間から、ちょっと明るい光がさしていた。「そうだ、これは満月の明かりだ」と思いあたり、起き上がって窓の外を見てみた。ちょうど窓の真正面に丸い月が見えた。
 また写真を撮っておこうかなどと考えて、カメラを持って窓のところへ行き、窓を開けようかと思ったとき、窓際のキャットタワーにニェネントくんがやって来て、「何が見えるの?」ってな感じでわたしと並んで、いっしょに窓の外を見ているのに気づいた。
 普段はここまでわたしのそばに寄って来ることなんてないのに、よっぽど「特別なこと」と思ったのだろうか。これでは窓は開けられないので、窓のガラス越しに撮影した。きれいに映っていたので、何も窓を開ける必要もなかったのだ(写真は30日に撮ったのと同じようなものだが)。時計を見ると午前4時だったので、もういちど寝た。

     

 今日、9月1日は「関東大震災」から100年目の日、だった。そのことがあって、この日は「防災」を語るテレビ番組が多かった。
 まあ「関東大震災」級の地震が起きたら、「そのときどこにいたか」ということに左右されることが大きいだろうし、そういう意味では「運次第」ということにもなるだろう。
 でも地震で即に亡くなる人は割合としては一部で、たいていの場合、問題は地震のあとの「サヴァイヴァル」ということになるのだろう。災害から生き残っても、ライフラインが途絶えてしまえばサヴァイヴァルは困難になる。また、家屋が住みつづけられないほどに崩壊してしまえば「避難生活」を考えなくてはならないのだろうが、ウチにはニェネントくんがいるので、わたしは可能な限り避難所に避難しないですませたい(これも「被害がどのくらいか」という「運」に左右されることだ)。
 わたしは「東日本大震災」以来、使った風呂の水は流さないで置いておくようにしていて、(あんまりきれいな水ではないが)役に立ってくれるかと思っている。しかしやはり、停電してしまうとヤバい。いったいどのくらいの期間、停電がつづくことになるか。ガスが止まってしまっても、ウチにはIHクッキングヒーターがあるから電気さえ使えれば大丈夫で、まあ風呂に入れなくなるだけだろう。いちおう非常用食品はそれなりにストックしてあるけれど、例えばスマホが充電できなくなったりするとヤバい。とにかく「停電」が困ることになるだろう(これもやはり、「運次第」ということになるか)。
 いつの日か大地震が起きることは避けられないとしても、わたしとニェネントくんの寿命が尽きたあとのことにしてほしい。

 今朝はニェネントくんは朝食を食べたあとにすぐ、食べたものを吐いてしまった。「カリカリ」を替えたので「もう吐くこともないかな?」とは思い込んでいたけれども、やっぱりダメだった。逆にカリカリがおいしくなって、ついついがっついてしまうということもあるかもしれない。やはり少し、食事の出し方を考えなくってはいけないか。

     

 昨日観た映画『暗殺の森』のことを日記に書いていると時間がかかってしまい、すぐにニェネントくんの夕食の時間になり、この日は映画を観ることもしなかった。
 夕方から北のスーパーへ買い物に出たが、この日の空はまったく雲の見られない青空で、こういう晴天も久しぶりのことだと思った。前回の買い物でニェネント用の「ちゅ~る」(20本入り)が安かったので買っておいたのだけれども、この日は前回よりも100円も高くなっていて、「買っておいてよかった」と思うのだった。

 帰宅して、夕食のあとはナボコフの『賜物』を読んだ。残りはあと100ページぐらいだ。がんばろう。