ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2023-08-31(Thu)

 今日で8月もおしまい。いつもの年だったら「暑かった8月もようやくおしまい」とでも書くところだろうけれども、今年は9月もしばらくはこの暑さがつづく。今日も新潟の方なんかは36℃を超える最高気温だし、このあたりだって8月下旬になってさらに暑くなっていて、ウチからそんなに離れていない牛久とかでも、やはり最高気温36℃とかを記録している。

 昨日書いたように、この日は「満月」なわけで、テレビなどではこの満月は月の見かけが一年でいちばん大きく見える「スーパームーン」だなどといっていて、月を見た人が「大きい!」とかテレビでいっていたのだけれども、わたしは逆に昨夜に月を見たとき、「いつもよりちっちゃいなあ」な~んて思っていたのだった。まあ地平線に近いときともっと空に昇ったときとでは、その見かけの大きさや見た印象はずいぶん違うのだとも思うが。

     

 この日はネット上の英文を読みたくて、ちょっと長文だったこともあり自分の英語力では心もとなく、「確か画像上の英文を翻訳してくれるアプリがあったよな」と思って調べてみたら、Androidの「Google検索」の中に「テキストを翻訳」という機能があり、カメラを使ってそんな翻訳したい英文を写すと翻訳してくれるのだということ。
 「それはスゴい機能だ」と早速やってみたのだが、「撮影」するまでもなく、単に翻訳したい文章にカメラをかざすと、ほんとうに「即座」に、日本語に翻訳された文章がカメラに映し出されるのだった。まさに「自動翻訳」。こういうステキな機能があったのだなあ。
 スマホのカメラ機能を使っての翻訳だからカメラに写る範囲のモノしか翻訳できないわけで、あまりに長文なモノだとか書籍なんかにはこの機能も限界もあるだろうが、ちょっとずつ読み進めれば英文書籍だって思ったより簡単に読めるかもしれない。また、スマホではなくPCにだって探せばこういう機能はあるはずなので(確か「DeepL」だっけ?)、そっちも調べてみたい。 

 また日本の福島第一原発からの「処理水放出」での中国の「日本からの水産品輸入停止」のことをちょっと書くけれども、そのことを受けて国内では「ならば国内での消費を増やそう」という声が上がっている。
 岸田首相や小池都知事らは福島で獲れた魚の刺身だとか料理を食べて「おいしい!」とかいっていたけれども、つい昨日とか一昨日に「処理水」を海に放出したばかりで、まだまだ魚類に影響などないだろうし、そもそもどんだけ魚を放射能まみれにしても味が変わるとも思えず、食べたときにはおいしいわけだろう。

 ネットを見ると、特に中国への輸出の多い「ホタテ」について、「みんなでホタテを食べよう」なんていっているようだけれども、もうひとつ中国の輸入に依存している水産品に「ナマコ」がある。
 わたしも過去に「ナマコの酢の物」とかは食べた記憶もあって、けっこうコリコリとして美味しいものだったと思うけれども、今はスーパーとかでナマコを売っているのを見たこともない。

 別に「国内での消費を増やそう」という声に呼応するわけではなく調べてみたのだけれども、実は中国が輸入しているのは主に「クロナマコ」というヤツで、これは水揚げ量のほぼ100パーセントが中国への輸出なのだった。しかもこの「クロナマコ」、日本ではほとんど食されない「干物」として輸出されているし、これが中国でも「高級食材」なのだった。Amazonでそんな干物のナマコを検索してみたが、これが信じられないぐらいに高かった!
 これはさすがに「みんなでナマコを食べよう!」とはいかないだろう(そもそも食べ方がわからない)。ではホタテ漁業者は「みんなで食べよう!」と助けても、ナマコ漁業者は「食べられないよ」と放置していいのだろうか。

 ついでに書けば、「ナマコの密漁」というのはけっこう大きな問題になってるようで、反社会組織(暴力団)の大きな収入源にもなっているらしい。そういう意味では「ナマコの密漁」をしている連中も、中国の水産品輸入停止を受けて「困ったなあ」とはなっていることだろう。これを機会に密漁業者らが密漁から手を引けば「災い転じて福となす」とはならないのか(もちろん、正当なナマコ漁業者には援助して)。

 この日は午後からベルトリッチ監督の『暗殺の森』を観た。いろいろと面白い映画だった。『賜物』はあまり読み進められなかった。