ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2023-08-22(Tue)

 先週、東の眼科医へ行って「結膜弛緩症」との診断を受けて目薬を処方されたのだが、当初はたしかに「目ヤニ」も出なくなったようだと思っていたのだが、このところやはり以前の状態に戻ってしまっていて、目薬の効き目もまったくないようだ。
 自分でも「結膜弛緩症」というのは違うのではないかと思っていたのだが、「やっぱり」という感じではある。けっきょく、また眼科医に行かなくってはならないだろう。今は最寄りの駅前の眼科医も夏休みが終わっているので、そっちの方が近いこともあるし、今度はそっちの眼科医へ行ってみようと思う。

 この日は午前中、東京などではかなりの雷雨になったらしく、昼のテレビでもそんな様子が報道されていた。このあたりもまたスマホに「雨雲が近づいています」という知らせが届いたけれど、けっきょくそのあとも雨の降った気配はなく、窓の外は一日中陽が照っていてやはり暑い日になった。下の写真は昨日撮った写真だが。

     

 岸田首相は、福島の第一原発からの処理水をこの24日から海洋放出することを決定したという。この問題に関しては「国民の理解」が得られているとはとても言えないだろう。東北から北関東の漁業関係の方々は「風評被害」を心配しておられるし、「国民の理解が得られている」のなら、「風評被害」の問題など起きるはずもないのだ。岸田首相は「風評影響に対する不安に対処すべく、政府として責任を持って取り組む」と語ったというが、このところの経緯をみても「いきなり決まった」という感じがして、「政府として責任をもって取り組んだ」結果の決定には思えない。これは「福島第一原発廃炉」に関してもう震災直後から繰り返されていることで、このような「取り組み方」は、自民党政府の既定路線なのだろう。
 もしも「処理水放出」に問題がないのならば「風評被害」は起こりようもない。それでも漁業関係者が「風評被害」を心配しているというのは、政府が責任を持って取り組んでいないためだろう(もしくは、「風評」こそが正しいのだ)。

 あと報道で、北海道に4年ほど前から出没し、放牧中の牛を66頭も襲っていたヒグマの「OSO18」が先日、それと知られずに駆除されていたことがわかったという。しばらく前に「初めて撮られた映像」としてその「OSO18」の写真などがニュースをにぎわしていて、その悪名はとどろくが捕獲作戦は難航、まるで西部劇のアウトローみたいなヒグマだったけれども、ついに退治されてしまった。ヒグマと人間との問題でも仕方のないことだろう。そのヒグマを倒したのが「名うての賞金稼ぎ」とかいう人物ではなく、「クマを撃つのは初めて」という若い役所勤めの男だった、というのもどこかやはり「西部劇」っぽい。「アメリカン・ニューシネマ」の時代の西部劇か。
 まあ酪農業者(なのかな?)もホッとしたことだろうが、北海道でのヒグマ問題の歴史に大きな名を残すだろうこのヒグマ、剥製を残して墓でもつくってやるといいんじゃないかなんて(ちょっと能天気なことを)考えたけれども、もうその死体は処分されてしまっていて、その牙しか残っていないという。

 この日は昼から、アラン・ロブ=グリエ監督の映画第3弾、『嘘をつく男』を観た。自分で勝手に想像していたような映画ではなく、かなりシブい作品ではあった。

 午後からは読んでいるナボコフの『賜物』のつづき、この日は多少読み進めたが、今のペースでは8月中に読み終えられるかどうか、というところだ。