ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2023-07-28(Fri)

 暑い夏は水分の補給が大切。わたしは長いこと、ヤカンいっぱいにお湯を沸かして紅茶パックを入れて、麦茶の代わりのように飲んでいるのだけれども、このところの暑さでつくった2リットルの紅茶が一日でなくなってしまう。
 紅茶パックはそれは安い方がいいとは思うが、長くいろんな紅茶パックを買って来た体験から、国産メーカーの安い紅茶パックは紅茶の味がしないからダメ。やはり買うのはある程度の値段の紅茶に落ち着いている。
 それで最近は紅茶の消費量も多くなったので、買ってあった紅茶パックの在庫が少なくなった。「こういうのはAmazonとかで買った方が安いのでは?」とか思ってAmazonで検索してみたが、いつも買っている東のスーパーの中の店と比べ、同じものが1.5倍ぐらいの価格。やはりいつも買う店で買うのがいいかと思う。
 この頃は牛乳もけっこう消費するようになり、特にコーヒーには牛乳が欠かせなくなってしまった。その牛乳もこの日切らせてしまったので、夕方ぐらいになってから、「紅茶パック」と「牛乳」とを買おうと、東のスーパーへと歩くのだった。

 もう時間も5時を過ぎていて、昼間のような暑さは一段落しているというか、外に出てもそこまでの暑さは感じなかった。
 この東のスーパーへの道は途中から大きなマンションのあいだの道になり、あまり景色がいいわけでもないし鳥もネコもその姿を見ないからあまり歩いて楽しい道というわけではない。それでもこの日は、そんなマンションに沿って植えられた並木で、セミたちが大合唱をやっていた。なぜか「ふるさと公園」のあたりではセミの鳴き声はまるで聴かれないし、このあたりではこの並木道がいちばんのセミたちの集結地点だろうと思う。
 歩いていると、その並木の幹にセミがとまっている姿がいくつも目に入る。ちょっと撮った写真はピンボケ気味になってしまったが、頭のところに緑の模様があって羽根には黒っぽい斑点があり、これはつまり「ミンミンゼミ」である。どうやらこのあたりのセミは、み~んなミンミンゼミのようだった。
 ほんとうはミンミンゼミというのは「森林性」というか、森や林の中に棲息するのだというけれど、東京あたりでは例外的に住宅地に棲んでいるのだという。

     

 スーパーへ着いてまずは紅茶を買い、それから牛乳を手に取ってレジに並んだ。この時間は夕方の夕食前で、けっこうレジにお客さんもいっぱい並んでいる。
 並んでいてそばの棚をみると「麻婆茄子の素」などというのが並んでいて、わたしも先日ナスを買って冷蔵庫に放り込んであるので、「麻婆茄子でもつくろうか」と、そのパックも手に取っていっしょに買うのだった。
 しかしあとで、麻婆茄子をつくるにはナスだけでなくピーマンも必要なことがわかって、ちょっとガックリした。ピーマンはわたしの自炊の基本材料ではなく、もう何年も買ったことがない。「ピーマン抜きの麻婆茄子」というのをやっても美味しく食べられるだろうか?

 今日はその買い物に行く前、昼間にタランティーノ監督の『ヘイトフル・エイト』を観た。
 夕食のあとに時間があったのでこの日はもう一本、クリストフ・ヴァルツが出ているのでまた観たくなった『おとなのけんか』を観て、ゲラゲラと笑ったのだった。