ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2023-02-11(Sat)

 昨日申請した「失業保険給付金」で、いったいわたしはどのくらい給付を受けられるのか、調べてみた。ネット上には容易く給付額を計算してくれるサイトもある。
 わたしの場合、「高齢者」とされてしまうので、給付は来週振り込まれる一回ポッキリで、若い人らに比べて額は少ない。高齢者の方が再就職への道も困難だろうから、むしろ若い人よりも高齢者の方が「給付金」は多くって良さそうにも思うのだが。
 それで今までもらっていた給与額をもとに計算すると、どうやら今までの一ヶ月の給与額の1.3倍ぐらいの額になるみたいだ。これでも生活の助けにはなるので、ありがたくいただいておく。

 今日は寒かった昨日とはうって変わって、とっても暖かい日になった。もう3月の陽気だという。ニェネントくんも、昨日のようにストーブの前で動かないのではなく、近ごろになく家の中を走り回ったりするのだった。

     

 わたしは午前中に北のスーパーに買い物に出た。この日はスーパーのとなりのドラッグストアで、この店が近辺でいちばん安値のネコ用フードを買い、スーパーではわたしのフード、バナナや肉まん、レーズンバターロールパンなどを買う。
 帰宅して、1月の支出を計算してみたのだが、食費の基本的支出額はずっと安定して大きな変化はない。ただ、デジカメを買い直したのでその分の支出が増え、基本的に酒をやめたので、その分の支出は減った。計算に入れていない家賃や水道光熱費を入れても、わたしの一ヶ月のトータル支出は10万ぐらいで収まっているだろう。

 今日の映画鑑賞は、昼にSF映画の古典『禁断の惑星』を観て、夕食後には、もうう~んと泣くつもりでハチ公映画の海外版、『HACHI 約束の犬』を観た。先にストーリー展開を知っていたせいか、思っていたほどには涙は出なかった。

 このところ、共産党をめぐる報道が目に留まる。しばらく前から、志位委員長の在任期間が長すぎるのではないかという声が起こっていたが、このことで党員のひとりが「党首の公選制導入」を主張したところ、党から「除名処分」されたのだった。
 日本共産党としては「派閥・分派はつくらない」「党に敵対する行為は行わない」「党の決定に反対する意見を勝手に発表しない」といった党の規律に反した行為だったとし、この件に関して社説で意見を述べた朝日新聞に対し、志位委員長みずから、「あまりに不見識だ。朝日に指図されるいわれはない」などと批判したのだった。

 志位委員長は委員長在任22年にも及んでいるし、その選出法は一般党員の投票によるものではなく、まず党大会で代議員が「中央委員」を決め、この「中央委員」が「委員長」を選出するのだという。それを党員の投票による「公選制」にしたらどうかと主張したら、除名されてしまったというわけだ。党は彼がまず党内で「問題提起」しないで外に自分の意見を語ったことをも問題にしているらしいが、どうも党の「異論は排除する」というようなこういう空気であれば、彼が党内でそのような「問題提起」をしてもつぶされてしまったことだろう。
 しかも、全国新聞のひとつから社説で意見を述べられて反発するなんて、まるで金正恩みたいだ。これではそんな全国新聞が岸田首相を批判することも「不見識」とされることになる。まるで共産党だけ特別扱いしろと言ってるようでもある。

 この顛末で、誰もが「やはり共産党はヤバいね」と思ったことだろう。「委員長」の座を22年も守る志位委員長は、中国の習近平やロシアのプーチンらを思い起こされるところがあるし、第一に外からの「党批判」を排除しようとする姿勢は「全体主義」への指向を疑わせられる。「コイツらに権力を握らせたら、民主主義は破壊される」と思っても当然ではないのか。まさに「共産主義のヤバさ」だ。

 わたしは決して思想上の右派ではないし、そういう意味で一般的な「反共」意識に与するものではない。自分の思想を今あまり詳しく書きたくはないが、信念の上から、奥底では「共産主義はダメだ」とは思っていた。それが立証されたような話だ。もう「共産党に票を入れる」ということは出来ないな。そういう気もちではある。