ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2023-02-10(Fri)

 朝起きてテレビをつけると、もう八王子で雪が降っている映像が流れていた。このあたりが雪になるとしたら午後からだろうと聞いていたが、もっと早まりそうだ。外を見るとたしかに今にも雪か雨が降り出しそうな天気だった。
 そして、寒い。めっちゃ寒い。テレビではこのあたりは今日の最高気温でも1℃とか2℃ぐらいじゃないかと言っている。なんだか、「この冬いちばんの寒さ」って感じである。ニェネントくんも、朝からストーブの前で丸っこくなって、動こうとしない。こんな寒さの中、わたしは午前中に松戸のハローワークへ行き、「失業保険給付」の認定手続きを受けなければならない。
 9時半ぐらいに家を出るつもりで準備し、この冬初めてマフラーを首に巻いた(きっと今日が最初で最後のマフラーになるだろう)。いつもなら、家を出るときにはもちろんストーブのスイッチを切るのだが、今日の寒さでは家で留守番してもらうニェネントくんがかわいそうに思い、ストーブはつけたままで出かけることにした。家を出ようとすると、それまでストーブの前で丸くなっていたニェネントが「出かけるのかよ!」って感じで、わたしをドアのところまでお見送りしてくれた。ごめんね。悪いけどお留守番しておくれ。

 外へのドアを開けると、なんと外はもう雪になっていて、ウチの前はすでにうっすらと雪で白くなっていた。

     

 そんなに激しく降っているわけでもなく、道路には積雪はなかったけれど、道沿いの植え込みや、駐車してある車の屋根やフロントガラスとかは雪で白くなっていた。
 寒い。マフラーはいいのだが、シャツとセーターだけでなく、何かもう一枚着込んだ方がよかった気もする。

 電車に乗って松戸駅へ行き、ハローワークへ行く。この日は二回目だし、前のように駅の出口をまちがえて迷うようなこともなかった。
 ハローワークではただ「本人である証明」にマイナカードを見せて書類を受け取りちょっとした説明を受け、帰りにその書類を受付に渡すだけのこと。つまり「当人が職業安定所の指定した日時に、ちゃんと指定を守ってハローワークに来れるかどうか」という、失業保険受給者の機動性チェックみたいなものだったわけだろう。これで、一週間後ぐらいには「失業保険給付金」が振り込まれる。

 ハローワークの外に出てみると、雪はもう雨になってしまっていた。そばに大きなショッピングモールみたいなビルがあって、地下にスーパーがあるようなので、「何か安いものがあるか」と立ち寄ってみた。‥‥ダメである。たいていのものはウチのあたりのどのスーパーよりも高い価格だった。「なんだ」という感じでスーパーを出て、サッサと帰路についた。
 自宅駅に着き駅前のスーパーに寄ってみて、すっごいデカい特大のニンジン2本で100円というの、それから生麺のラーメン2食分で108円というのなど買う。
 帰り道、「野良ネコ通り」沿いの畑の景色だけが、ちょっと「雪景色」という感じだった。もちろん、ネコたちの姿はない。道路には雪は積もってないけれども、シャーベット状の半分融けた雪が残っていて、歩いていると滑りそうになるのだった。

     

 帰宅してみると、ニェネントくんはやはりつけっぱなしにしたストーブの前にうずくまっていた。ニェネントくんにも今日はやっぱり寒いのだろう。時間は11時ちょっと過ぎで、2時間に満たない「お出かけ」だった。ニェネントくんには、寒い中での「お留守番」のお礼に「ちゅ~る」をふるまってあげた。
 テレビをつけてみると、渋谷あたりでもみぞれっぽい雪が降っているという中継。どうやらこのあたりの方が、東京などよりずっと早くに雪が雨に変わっているようだった。

 昼食は買ってあった「すき焼きうどん」というヤツにいろいろ具を入れて、冷えた身体を温めた。
 ネットを見ていると、バート・バカラックが亡くなられたとの報があった。この方も「巨星」だったなあ。この方が作曲されたいろいろな曲が思い出された。追悼。

 夕方からは、やはり「U-NEXT」を検索して発見した、レイ・ハリーハウゼンの関わった作品『恐竜グワンジ』というのを観た。
 映画を観終わって、夕食にはブロッコリーを使ったスパゲッティ。美味しかった。
 夕食のあとは、これもまた「U-NEXT」で見つけた映画、菊地凛子の主演したアメリカ映画『トレジャーハンター・クミコ』を観た。あまり期待していなかった映画だが、とってもいい映画で、悲しい映画ではあるけれども、ラストの菊地凛子の表情とかで心温まる思いをした。
 今日はさすがにニェネントくんにも「寒い一日」だったようで、わたしが寝るときまでずう~っと、リヴィングのストーブの前で丸くなっていたのだった。