ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2022-05-09(Mon)

 ゴールデンウィークも終わってしまい、また今日から仕事が始まるのだった。家を出たとき、空はけっこうどんよりとしていた。予報では雨になるというが、このところ雨が多い。
 仕事中に少し雨が降り出したようだったが、わたしが帰るときには雨はやんでいた。
 駅までの道のとちゅうで、スズメが道路に降りて何かをしきりについばんでいた。写真を撮ってみたら、珍しくぶれることもなくピントもばっちりで、きれいな写真が撮れた。

     

 駅からの帰り道、「ふるさと公園」に行ってみた。雨が降りそうなせいか、連休も終わったからか、公園に人の姿はまるで見られなかった。
 きのうおとといと公園に来なかったので、3日ぶりの「コブハクチョウ家族」の姿が見れると思ったのだけれども、いつもの巣のところにその姿は見られなかった。あたりにも姿は見当たらず、どうしたのかと思う。まだ雛も孵化したばかりでそんなに泳げないのでは?とは思うが、もう「お引越し」をしたのだろうか。
 「今日は姿が見られないか」と先を歩いて行くと、ちょっと離れた池の向こう岸の芝生の上に、2羽の親鳥がいるのが見えた。

     

 遠くてわからないが、この親鳥の近くの草むらのところにでも、雛たちは隠れているのだろうか。

 帰宅して、内科クリニックで処方されている薬があしたあさってでなくなってしまうので、「今日クリニックに行こうか、それとも明日にしようか」と考えたけれども、あまり天候の良くない今日に行った方が混み合っていないだろうと思い、午後の診察の始まる3時前に出かけた。
 予想が当たったというか、待ち合いのロビーにはほとんど診察を待っている人もなく、すぐに診てもらえた。
 先生に「最近は何か体調とかでありますか?」と聞かれたので、「食事がおいしくないんですね」と答えた。じっさい、連休のあいだの朝のパンはおいしくなかったし、昨日は昼食も夕食も食欲がわく味ではなかったのだ。まあ朝のパンはそもそもの「食パン」がまずいのだとあきらめてはいるが。
 先生は「それは酒のせいかもしれないですね」と言われ、ちょっとグサッと来た。

 クリニックから帰り、「今日はおでんにしよう!」と、しばらく前に買ってあったレトルトパックのおでんを温めることにし、それにプラスして、ずいぶん昔から冷蔵庫の中で食べられるのを待っていたダイコンと、やはり食べられるのを待ちきれずに芽をふきだしてしまったジャガイモ、それと昨日買った「野菜揚げ」を入れることにした。
 ダイコンをたっぷり時間をかけて下茹でし、途中からジャガイモも入れ、「だしの素」とかでだし汁をつくってみんな合わせて温める。ダイコンだらけのおでんだ。
 クリニックで「食事がおいしくない」と言ったばかりだったが、この夕食はかなり美味だった。ダイコンも柔らかく仕上がり、だしの味も上出来だった。
 たくさんあっていちどには食べ切れない。あしたの昼食も夕食もおでんになるだろう。

 ほんとうは、きのうMDに録音したスティーリー・ダンを聴きたいところなのだが、ニェネントくんが「それ、大っきらい!」と言うから遠慮して聴かない。ニェネントくんにストレスがたまるようなことをやってはいけない。けっきょくこの日は、明るいうちはあまり雨も降らないで終わった。

 夕方、ロシアのプーチン大統領が、この日のロシアの(対ナチス戦)戦勝記念日パレードで演説をぶった件を取り上げて報道していた。前予想で、この場で「戦争」宣言するのではないかとか、もっと攻めの強気発言があるのではないかとも言われていたけれども、「NATOの加盟国から最新兵器が提供されるようすを目の当たりにし、危険は日増しに高まっていた。必要で、タイミングを得た、唯一の、正しい判断だった」と、自分は「追い詰められたのだ」とでもいうような発言になったようだ。
 つい最近、ロシア外務大臣が「ヒトラーにもユダヤの血が流れていた」などとトンデモ発言をしてイスラエルが激怒した際にも、プーチンイスラエルに謝罪しているし、どうもこのところ、「自分たちだけで強気な発言をしていても世界の中で孤立するばかりだ」とでも思っているようで、勇ましい発言はしなくなった感がある。ひょっとしたら「ウクライナ侵攻」を今さらながらに後悔しているんじゃないだろうか。まさに「追い詰められている」のかもしれない。
 しかし、こういう「大がかりな軍事パレード」を国の行事として行う国は、すべて「民主主義国家」ではないとも言えるのではないか。このあたり、シロウト眼にも世界各国を見極める「基準」になるだろうか。北朝鮮はもちろんやるし、中華人民共和国も「国慶節」ではすっごい国威発揮軍事パレードをやる。そして実は日本でも、あの安倍晋三自衛隊に「軍事パレード」をやらせ、その前をオープンカーに乗って手を振って走りたいのだな、と思わせられたこともあったのだった。彼はまだ、その夢を捨ててはいないかもしれない。