ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2021-12-30(Thu)

 少しずつ、またCOVID-19の新規感染者数が増加してきている。まあ「いずれまた感染者は増えるだろう」とは想像のできることだったが、新しい「オミクロン株」も徐々に拡がってきていて、「ヤバい」という感じもある。まだまだ簡単には今のパンデミックも沈静化するとも思えず、誰もが思っているようにこれは長期戦。人々の生活はしっかり変化してしまうだろう。早く、「新しい生活」を開拓した人が「勝ち組」になるのだろうか。それはきっと、「裕福だから勝つ」とか、「貧しいからついていけない」とかいうのではないように思う。

 今日も晴天。実はこの年末をどう過ごそうかといろいろチェックしていて、この日は電車でふたつ向こうの駅前のスーパーでまた「全品1割引き」の日だから出かけて、年末さいごのお買い物をする計画はあるのだけれども、それといっしょに、となり駅の映画館で濱口竜介監督作品の小特集をやっているのを観てもいいと思っている。
 濱口監督の作品は以前『寝ても覚めても』を観ているのだけれども、そのときはそれほどに感銘を受けたわけでもなかった。ただ、その後黒沢清監督の『スパイの妻』の脚本を彼が手掛けられたこと、そして先に公開され、今そのとなり駅の映画館でも上映されている『ドライブ・マイ・カー』がいろいろと海外の映画祭で賞を得ているあたりから、観てみたいと思うのだ。ただ、今やっている『ドライブ・マイ・カー』は尺が3時間もあり、ちょっと体調と相談しなければおいそれと観られない気がする。そういうことで、観るのなら『偶然と想像』の方かな?という気分。

 いちおう、まずは映画館へ行って映画を観て、そのあとにまたとなり駅のスーパーへ行って買い物をしてから帰ろうという計画を立て、映画館のタイムスケジュールをチェックして家を出る。
 しかし外に出ると青空が気もちよく、「この空のどこかにまだ、月が見えるはずだ」と探してしまう。うん、もう細い三日月になってしまっていたけれども、空のてっぺんに見つけることはできた。写真を撮ってみたのだけれども、この写真ではいったいどこに月があるかわからないだろう(それでもいちおう、写ってはいるのだけれど、ほとんど空の色にまぎれてしまっているので見つけられないだろう)。

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 駅に近づくと、駅前の空き地で2羽のムクドリがちょこちょこ地面をあさっていた。かわいいのでしばらくその姿を見ていて、写真を撮ったりしていたら、乗るはずの電車が来て、行ってしまった。

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 駅のホームへ向かう階段を上って西の方を見ると、うっすらと富士山の姿が見えた。前に写真をアップしたように、夕方にそのシルエットが見られることはたまにあるけれども、こうやって昼間(このときは午前10時ぐらい)に富士山が見られるというのは珍しい。やはり年末年始の休みに入って、例えば交通量が減少していることなども関係しているのだろう(この写真でも、空の青と富士山とを区別して見られるだろうか?)。

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 けっきょく、映画を観るという時間は逃してしまい、ふたつ向こうの駅前のスーパーへの買い物で終わってしまった。
 独身者用の「おせち」セットというか「珍味盛合せ」、そしてニェネントくんのお正月用に「まぐろの切り落とし」、それからわたしのお正月用に、ちょっといい日本酒などを買って帰った。

 夕方、テレビの番組表をみていると、この地元の「千葉テレビ」で『カサブランカ』を放映するのだった。まあ今までに何度か観て、そこまでに好きな映画でもないけれどもチャンネルを合わせてみた。「どうせ吹き替えだろう」と思っていたが、意外と「字幕」での放映だった。
 ま、わたしも最近はこらえ性がないというか、けっきょく映画の最後まで観ないで、7時前にはテレビを消してベッドへ行って寝てしまうのだった。わたしがベッドにもぐり込むと、すぐにニェネントくんがベッドの上に乗ってきて、重たいのではあった。