ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2022-04-02(Sat)

 昨日、映画館で映画を見損なってしまったもので、昨夜から「明日(つまり今日)こそは映画を観に行こう」と思っていて、いろいろと各地の映画館の上映スケジュールをチェックして、ずっととなり駅の映画館で上映をつづけている濱口竜介監督の『ドライブ・マイ・カー』をついに観に行きますか、という心づもりでいた。
 まあ先日のアメリカのアカデミー賞で「国際長編映画賞」を受賞されて、今ふたたび注目を集めていろんな映画館で再上映され始めている作品で、「映画館は混んでいるかもしれないな」ということはあるし、そもそも「3時間」という上映時間が長いので、敬遠したい気分もある。それでも「そろそろ観ておきましょうか」みたいなところで。
 そのとなり駅の映画館での上映は10時05分からなので、まあウチを9時過ぎてから出て充分に間に合うから、時間的にはちょうどいい感じだ。

 そういうわけで「さあ、映画を観に行くぞ!」という感じで今朝は6時半ぐらいに起き出してしまったのだけれども、「家を出ればいい」という9時ぐらいまでの時間が長すぎたというか、いけないことに8時ぐらいになってついつい、アルコールを摂取してしまったのだ。こんな朝早くから「いけないこと」です。
 それで9時に近くなって「こんな時間に映画を観に行くなんてかったるい!」という気分になってしまった。何か映画は観に出かけたい気分ではあるが、「午前中から映画を観るのではなく、午後からがイイね!」というこころもち。

 そこでふたたび、いろいろな映画館のスケジュールを検索してみると、前からいちど行ってみたいと思っていた「流山おおたかの森駅」にある映画館で、ちょっと気になっていたケネス・ブラナー監督の『ベルファスト』という作品が午後1時50分から上映されるのを見つけた。上映開始時間もいいし、上映時間も95分とお手頃だ。「これだ! 今日はこの映画だね!」ということに決定した。
 そこのシネコンでは午後1時からのちょうどいい時間に『ドライブ・マイ・カー』も上映されるのだけれども無視。やっぱり、自分の中で『ドライブ・マイ・カー』を観たいという気もちはあまり強くないのだ。それで観ることに決めた『ベルファスト』が終わったあと、午後4時からは昨日見損ねた『ナイトメア・アリー』も上映される。もしも『ベルファスト』を観終えたあと、「うん、もう1本映画観てもいいね!」という気分だったらば、つづけて『ナイトメア・アリー』も観てしまえばいいのだ。この日の予定はこうして決定した。

 「流山おおたかの森駅」には、早ければウチから歩く時間を入れても40分で行けそうなのだけれども、ちょっと余裕をみて早めに昼食を終わらせ、12時20分ぐらいに家を出た。
 1時前に「流山おおたかの森駅」到着。ここは千葉県の中でも最近は「住むによし」という人気スポットなのだというが、たしかに駅前には大きなショッピング・モールがあり、この日は土曜日なので子どもを連れた家族の姿が目立つ。

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 駅からちょっと離れたところにはそれなりの公園もある。典型的なサバーバン型の郊外駅という感じで、このあたりなら都心への距離、通勤時間もわたしの住まいと変わらない。

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 ところで、この「おおたかの森」という駅名の由来になっているのは、この駅前の森に「オオタカ」が棲息しているからだと言うが、この日ちょっとだけ歩いた感覚で、オオタカが棲むような木立も見当たらなかったような気がした。それで帰宅してからGoogle Mapでこの地域を見てみたら、わたしが降りた区域から鉄道をはさんだ反対側の近くに、まさにこれは「森」だねという緑の茂みがあるのがわかったし、わたしが写真に撮った公園の向こうには「水鳥の池」という池もあるようだった。
 この日はあまり駅から離れたところまで歩くこともなかったけれども、次回訪れたときにはもうちょっと時間に余裕を持って、駅周辺を歩いてみたいと思った。

 さて映画。映画を観たシネコンはけっこうな大きさで、スクリーンの数も10個ぐらいあったみたいだ。わたしが『ベルファスト』を観たスクリーンは、席数6~70の、大きくはないスクリーンだったけれども、この作品がアカデミー賞脚本賞を受賞したこともあってか、ほぼ満員になっていた。

 映画が終わり、「さて、つづいて『ナイトメア・アリー』を観ようか?」とは思ったのだが、外に出るとスクリーンへの入り口におおぜいの人が並んでいて、「これはもう帰ろう」ということにした。ニェネントくんの夕食もあるし。

 自宅駅に戻り、ウチへと帰る途中に跨線橋を渡ったとき、その跨線橋の上から、線路ぎわに数羽のカラスが集まり、何かをしきりについばんでいるのが見えた。「何か動物が列車に轢かれて死んでいるのだろうか」と思っていると、その真上あたりに来たとき、線路のそばに茶色い毛をした動物の死骸があるのが見えた。足に毛が少ないように見えたし、毛の生え方がネコとちがうように見えたので、ネコではないだろうとは思ったけれども、しかし見たような茶色の毛の動物というのはネコしか思い浮かばない。やはりネコだったのだろうか。どんな種類の動物だったにせよ、哀れなことである。

 帰宅して5時。ニェネントくんに遅くなった夕食を出してあげ、わたしの夕食はこの日もブロッコリーを使い、またまた「白菜とブロッコリーのクリーム煮」ということになった。この献立はわたしの胃にやさしい気がする。