ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2021-09-23(Thu)

 今日は「秋分の日」の休日。昼の長さと夜の長さが等しくなるという日で、これからあとはだんだんに、昼に比べて夜の時間が長くなるのだ。昼間テレビをみているとそんな「秋分」の解説をやっていたのだけれども、言っているのは「これから日の入り(日没時間)が早くなる」ということで、逆の朝の「日の出時間」がどんどん遅くなることは何も言わないのだ。わたしにとっては「日の出時間」が遅くなるよ、ということの方が身近なもんだいではあるのだけれども。
 だいたいわたしは夕方の「日の入り」の時間はもうたいていは部屋にこもっていて外に出ているわけではなく、「そうか、もう外は暗くなったか」ぐらいのゆるい感慨しかないのだけれども、普通に午後5時とか6時まで仕事をやっている人には、仕事を終えて帰るときに「もう外は暗くなってるよ。日が暮れるのが早くなったな」とか感じることがノーマルなのだろう。わたしの場合は、早朝に出かけるとき、「もうすっかり暗くなってしまったな」とか思う方が切実なのだけれども。

 ちょっとそういうことが気になって、東京で「日の出」の時間がいちばん遅いのはいつごろの日の出になるのだろうと調べてみたのだけれども、どうやらいちばん遅いのは1月の4日から9日ぐらいのあいだで、6時52分というのがその日の出の時刻なのだ。しかし、だいたい日の出前20分ぐらいにはけっこう空は明るくなるので、つまりどんなに遅くっても6時半には外は明るくなっていることだろう。それだと、だいたいの「普通の」人の起床時刻を勝手に平均して7時ぐらいと見積もれば、そういう普通の人は年間を通じて、「朝起きたときにまだ外が暗い」などということは体験しないのだろう。わたしは朝は4時前に起きるから、起きたときは年間を通じて100パーセント「外は真っ暗」だけれども。

 わたしは今日は休みだから、朝は6時まで寝た。だから起きるとき、もう窓の外は明るくなっていた。ベッドの中でちらっと横を見ると、ニェネントがベッドの脇でわたしを見ていて、「あんた、いつまで寝てるんだよ~! 早く朝ごはんをくれよ~!」と待っているのだ。

 これは昨日、自宅駅からの跨線橋の上から撮ったカラスの写真。このJR線路のところには前からカラスがうろちょろしていたけれども、この子もまた、同じカラスだったかもしれない。

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 カラスを嫌う人は多いが、そんなカラスを観察していると、そのしぐさでカラスの高い知能を感じさせられることもあるし、愛らしいとも感じる。この子は目がつぶらで可愛らしいとは思う。カラスにも愛着は感じる。

 テレビを見ていても今のCOVID-19への感染者は減少しているのだけれども、感染してしまうと基礎疾患のある人は重症化するおそれがあるわけで、わたしゃ多少はそういうことに抵触する部分もあるのだけれども、まあ肥満体というわけでもなしとは思っている。
 でも今日は「BMI」ということばを目にして、つまりはそれは「肥満度をあらわす指標数値(適正体重値)」なのだけれども、いちおう「はたしてわたしゃどうなのよ?」と、夏に受けた健康診断の数値でBMI値を計算してみた。
 つまり、「BMIが男女とも22の時に高血圧、高脂血症、肝障害、耐糖能障害等の有病率が最も低くなる」として、「BMI=22」となる体重こそが、理想の標準体重なのだということだ。
 そして、わたしの身長と体重からの計算結果は「22.2」であった。つまり、現在のわたしはほぼ「理想の標準体重」なのであった。むむむ、やっぱり百歳まで生きるかね?

 今日は近所のスーパーに買い物に行こうか、それとも電車に乗ってふたつ向こうの駅前のスーパーに買い物に行こうか、などと考え、夕方にはとなり駅の映画館へ出かけて『アメリカン・ユートピア』を観ようか、という考えもあったのだが、午前中からリヴィングで本とか読んでいて、そんな自分のそばでニェネントくんがゴロリとしているさまを見ると、何だかニェネントに留守番させようとは思わなくなってしまい、けっきょくずっと家にいて、一歩も外に出ないのだった。どうもニェネントの姿がずっとわたしの視界の片隅にあると、「留守番なんかさせられないな」と思ってしまう。だからこのところは、いちどウチに帰ったりすると、短いお買い物以外は外出できないでいる。もうちょっと割り切って考えないといけないとは思うのだが、明日はどうせ明後日がまた土曜日で休みになるから、「お出かけ」はしたいとは思っている。

 けっきょくこの日は、ベッドに横になったりリヴィングで寝っ転がったりしながら、読みさしの『ノーラ ジェイムズ・ジョイスの妻となった女』と『ジェイムズ・ジョイス伝』とをけっこう読み進め、どうやらどちらもあと2日もあれば読了するだろう、というところまでは読めた。がんばった。

 大相撲、この日はわたしがファンである栃ノ心の取り組みで、心がときめいた。栃ノ心はこのところ3連勝と調子も上向きだけれども、今日の対戦相手はすでに勝ち越しを決めている千代の国。たがいにまわしを与えるのを嫌っての突っ張り合い、はたき合いがしばらくつづき、ここで観客席からも拍手がわく。もう途中からは栃ノ心もはたく力も残っていないという感じになり(それは千代の国も同じか)、腕を前に伸ばして攻め込まれるのを防ぎ、ようやく千代の国の隙に乗じて押し出して勝ったのだが、栃ノ心は千代の国が土俵下に落ちるのを防ぐように千代の国に手を伸ばして支えたように見え、そのときに栃ノ心は千代の国の顔を見て、「うん」という感じで小さくうなずくのだった。「いやあ、オレもおまえも疲れたよな」というか、「いちおうオレが勝ったけれども、おまえもすごかったよ」というような表情だった。それは敗れた千代の国の方でも、「悔しいぜ」とも「疲れたよ」ともとれるように表情を崩すのだ。お互いに互いの力を認め合って、うなずき合ったようには見えた。
 こういうのが、一対一で瞬時に(せいぜい1~2分で)勝負の決する「取り組み」の、勝負後の美しい瞬間ではあるだろうと思った。今場所は総じて、こういう素晴らしい取り組みが多いと思うし、わたしの好きな栃ノ心の取り組みで、久々に胸を大きく躍らせた気がする。