ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2021-06-20(Sun)

 今日6月20日はニェネントの生まれた日。今日が11回目の誕生日になる。ニェネントはそ~んなこと何にも理解しないだろうけれども、とにかくわたしがいちばん喜んで、「めでたい」と思っているわけだ。そして、誕生日のお祝いにごちそうをふるまってあげたい。ニェネントはその理由など何にもわかんなくっても、「お!今日はごちそうだねえ!」と喜んでくれればいい。
 ニェネントの好物といえば、(わたしが勝手にそう思い込んでいるだけかもしれないが)やはり「おさかな系」。それも「赤身魚の刺身」だ。
 そうすると海産物系は(わたし自身が食べるということもいっぱい考慮に入れて)東のスーパーがいちばん美味なので、昼前に買い物に出かけた。
 昨日の雨が今朝にもまだ降りつづいていたけれども、スーパーが開店するぐらいの時間にはちょうど雨もやんでいた。

 スーパーの店内をいろいろ見て歩いて、「赤身魚以外にもいろいろと盛ってあってヴァラエティがあり、しかもさいしょから食べやすい大きさにカットしてある」ということでは、「海鮮丼」がいちばんいいのではないかと思った。この、ご飯の上に乗っている具をいつものネコ缶の上にちらしてあげて、さらにちゅ~るとかその他ネコグッズをトッピングしてやれば、ニェネントくんが喜んで食べる「ネコ用海鮮丼」になるであろう。
 メインはその海鮮丼に決め、そのあとネコ用グッズの売り場に回って「焼きかつお」だとか「ネコ用かつおぶし」などを買う。ウチには「ちゅ~る」も「ネコ用のカニカマ」もあるから、いろいろとのっけてあげれば豪華なものになるだろう。

 4時の夕食どきになり、ネコ缶の上にあれこれいろいろと盛って出してあげたのだけれども、てっぺんに「かつおぶし」をまぶしたので、「かつおぶし」ばかりが目立ってしまった。まあ「みてくれ」が問題ではないからいいのだけれども。
 とにかくは、11歳のお誕生日おめでとう! これからもずっとずっと、いっしょに暮して行きましょう!

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 うん、予想よりもずっとがっついてくれて、やっぱりニェネントくんなりに美味しかったのだろうか。あっという間にきれいに食べちゃって、皿まで舐め尽くすのである。これだけ食べてくれるとわたしもうれしい。

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 日が暮れてきて、窓の外が赤く染まった。窓の外を見ると、夕焼けというような鮮やかな色ではないが、黒っぽい雲に夕陽が反射してか、ちょっと面白い色になっていた。「写真を撮っておこうか」と窓を開けてカメラを向けてみた。

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 窓を開けるとき、ニェネントはキッチンにいたものだから、窓から出てしまうこともないだろうと思ったのだけれども、それがちゃ~っと走ってきて、サッと窓の外に出てしまった。

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 ニェネントが窓の外に出てしまうのはずいぶんと久しぶりのことだ。わたしはけっこう落ち着いていて、「ま、そんな遠くへは行ってしまわないだろうし、わたしが外に出てちょっと追えば、すぐに部屋の中に戻ることだろう」とは思っている。それに、「せっかくのお誕生日なのだから、羽根を伸ばしてちょっとだけ外に出るのもかまわないや」などとも思う。
 「今日はそのくらいにしときな」とわたしが外に出て、ウチから遠い方に逃げて行かないような方角からニェネントに近づくと、わたしの顔を見上げてからたったっと部屋の中に戻って行くのだった。短かい「冒険」しかさせてあげられなくって、わたしもちょびっとは残念だけれども、「どこへ行ったのかわからない」ようなことになると、わたしもパニックになる。

 わたしの夕食は、ニェネントくんの海鮮丼の「おあまり」とかですませる。今夜はテレビの「ダーウィンが来た!」で「かたつむり」の特集をやるので楽しみにしていた。しかし、じっさいに見てみると、わたしがいちばん見たかった生殖行為や産卵、そして卵の孵化などはおざなりにちゃっちゃっと見せただけで、とても残念(まあ、かたつむりの交尾は相当にエロチックだから、あまり子供も見るテレビ向きでもないだろうが、せめて産卵や孵化はもうちょっと掘り下げて見せてほしかった)。見終わって、かなりフラストレーションをためて寝床に着くのだった。