ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2020-07-10(Fri)

 今日は東京でのCOVID-19新規感染者数は243人に増加した。それでわたしの勤務先のビルのとなりに、「兄弟会社」といってもいい会社の入ったビルがあって、わたしの勤めるビルとの人の行き来が多いのだけれども、その隣のビルに勤める人に、COVID-19陽性感染者が出たという。これだけ感染者が増えてくれば「いつかはこうなる」ということは当然考えられたのだが、そういうことになってしまった。わたしの住まいのとなりの市の保育園だかで保母さんの感染者が出たということも聞いていたし、「脅威」が身近に迫ってきたという気がする。このまま、ニューヨークのようになってしまうという考えを否定することはできない。
 まだ「コロナは風邪のようなもの」と言っている人もいて、そういうのが都知事選に立候補してそういうポスターを貼っていたりもしたけれども、志村けん岡江久美子もCOVID-19で亡くなられたし、まだ若い20代の相撲力士も感染して亡くなられている。わたしとて、そこまで極端にCOVID-19禍を怖れているわけでもないのだが、まずは「自分が感染することは他の人に感染させることにつながる」ことにもなるわけで、今まで以上に身の周りの衛生面に気をつかいたい。
 奇怪なことにこの日の夕方のニュースは、そんな東京都でのCOVID-19感染者の数が過去最高になったことと並んで、この7月下旬から政府が「GoToキャンペーン」を実施し、国内旅行を推奨するという報道をやっていた。もはや日本中にCOVID-19をまん延させたいのではないのかと思ってしまう愚策だと思うのだが、例えばこうやってCOVID-19の感染の拡がる東京から、「GoToキャンペーン」ということで地方へ旅行に行く人がいたとして、受け入れ先の地方で「よくいらっしゃいました~」ということになるものだろうか。つい先日まで「都道府県境をまたいでの移動は控えよう」と言っていた日本。他県ナンバーの乗用車をチェックして「帰れ!」とかの貼り紙をしていた日本だというのに。

 勤め先の近くの雨で濡れた舗道の脇で、ノロノロと這っている「ヒル」を見つけた。ほとんど「ミミズ」みたいな細い体型だが、頭がハンマーのようなかたちをしている。

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 ケータイで調べるとこれは「コウガイヒル」という種類で、人の血を吸ったりするわけではなく、ミミズなどを食べているのだということ。この種類のヒルは前にも見かけたことがあるが、こんな都心に棲息していたとは意外。やはり都心には思ったよりも豊かな生態系があるようだ。

 それで仕事の帰りに駅の反対側のドラッグストアに買い物に寄ったのだけれども、その道の途中にある公園に、きのこがいっぱい成長しているのを発見した。毎日のように降る雨で、すくすくと大きくなったのだろう。何種類ものきのこがあって、まるで公園が「きのこのテーマパーク」になってしまったようだ。

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 昼間見た「ヒル」といい、この「きのこ」といい、今年の梅雨の長雨のせいでわたしの目の前にあらわれたのだろうか。

 帰宅して昼食を取ったあと、しばらく休息して近くの内科クリニックへ行った。あいかわらずロビーには診察を待つ人の姿も少ない。担当医師に「何か変わったことはありますか?」と聴かれたもので、自分のことではないが勤め先のとなりのビルにCOVID-19感染者が出たことを話した。考えてみたら、あとでクリニックではわたしが「濃厚接触者」だったかもしれないと、ロビーとかの消毒に力を注いだかもしれない。

 夕方には「GYAO!」で『女囚さそり 第41雑居房』を観た。「たまにはこういうのを観るのもいいのではないか」と思ってのことだったが、いやはや何と申しましょうか。でも、梶芽衣子と若き白石加代子の「目の力」競演は楽しんだ。