ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2020-05-13(Wed)

 Stay Home37日目。今日も気温が高くなったという。午後からは室内にいても暑さを感じたので、エアコンのスイッチを入れた。天気がいいのでニェネントはリヴィングに来て、出窓に跳び上がってしばらくは外を眺めていた。

         f:id:crosstalk:20200512173539j:plain:w400

 ネコが窓の外をじっと眺めるというのは、決して外に出たいということではなく、まずは自分の縄張りを守るという意識があり、そして外の景色を見ることでリラックスできるのだという。うちの出窓からの景色はそんなに見晴らしがいいというわけでもないけれども、それでもこの辺りには珍しくさえぎる建物もなく、空き地が拡がっている。この頃はあまりそういうこともなくなったけれども、たまにどこかの野良ネコがやって来ることもある。そうするとニェネントはけっこう興奮するのだが、どうやらそれは自分のテリトリーから追い出そうとしているようだ。
 この部屋に転居するとき、まず不動産屋に内覧させてもらったときにその出窓の存在にニェネントが喜ぶだろうと、すぐに決めてしまったのだけれども、やはりこの出窓のある部屋に決めてよかったと思っている(角部屋だからこその利点だ)。

 今日は昨日までの本も読み終わったので、「次に何を読もうか?」と探したり。ちょっと読みさしのフーコーの『知の考古学』は、内容がわからないということはないのだが、文章がとにかくめんどくさいので(この版は「悪訳」との評もあるようだ)ちょっとずつしか進まない。まあ1日に1セクションずつでも読み進めようかと思う。だから他の本も読みたいのだが、何にしたらいいやら。持っている英文ペーパーバックのパトリシア・ハイスミスの評伝を辞書を片手に開いてみたが、これも時間をかければ読めないことはないと思うが、やはりめんどうだ。それで、「今の時勢にはやはりこの本の再学習かな?」と思えた阿部謹也の『「世間」とは何か』を読むことにした。

 夕方から、また「Gyao!」から何か観ようかという気分で検索し、クリス・マルケルの『ラ・ジュテ』を観ることにした。これも意外とディストピアものという感じで、ちょっと『一九八四年』にも通底するものがある。最近はこういうものに取り憑かれてしまった感じもする。

 昨日今日とまた一歩も外に出なかったし、食事もまったく簡素なもの。朝はいつものハムトーストで、昼食はマルタイラーメン。この日は先日買った「カクテキ」を放り込んでみたら相当においしかった。昔通っていたラーメン屋の、ラーメンにキムチを入れたのがおいしかった記憶があってやってみたのだが、「これはなかなかいける」という感じだった。夕食は納豆と目玉焼き。1日トータルで200円にもならなかったのではないだろうか?(まあ間食の「おつまみ」とかがかなりのモノになるが)