ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2021-02-17(Wed)

 すっごい久しぶりに、野良ネコの「殿」の姿を見た。去年の12月の初め以来のことで、2ヶ月半ぶりぐらいのことになる。いつもその姿を見た「野良ネコ通り」のはずれ、駐車場の奥の「玉座」(「殿」なのだから、「玉座」ということはないか)に鎮座ましましてござった。

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 なんだか「くしゃっ」というお顔をされておられるが、とにかくはその元気なお姿を拝見することが出来てうれしい。感無量である。

 ツィッターをみていると、先日の地震で飼いネコがおどろいて家を飛び出てしまい、戻って来ないというツイートが何件かあった。夜中で誰もが戸締りをして寝ようとしている時間だったのだけれども、どうして外に出てしまったのだろうか。地震のせいで窓枠が外れてしまったとかいうことだったのか。事情はよくわからないけれども、とにかくは飼っているネコが外に逃げてしまって、そのまま戻って来ないということほど心配なことはない。ネコの方も、地震の揺れでおびえてしまって、もう平常心をすっかり失ってしまったのだろう。

 ウチのニェネントも以前よく、わたしが洗濯物を干すために窓を開けたスキをついて、外に飛び出してしまったものだった。ただ、地震とかでパニックになって飛び出したわけではなく、「窓の外はどんな世界?」という好奇心からの「冒険」だったのだろうと思う。幸いにもウチの前はよその家が並んで建っているわけではなく、けっこう広い「空き地」になっているので、ウチからもニェネントがどこへ出て行ったのかはちゃんと確認できる。ニェネントもよその家の庭に入り込むことはあっても、その家の裏側に行ってしまったり、わたしの視野から外れてしまうようなことはなかった。ただ、よっその家の庭に入ってしまうと、追い戻すわけにもいかないし、名まえを呼んでも戻って来ないし、長いときは30分ぐらい家に戻って来なかったときもあった。
 先日も、わたしが窓の施錠をし忘れて仕事に出てしまい、帰ってみると窓がニェネントが通れるぐらい開いていたことがあった。ニェネントはちゃんと室内でおとなしくしていたのだけれども、どうもわたしがいないあいだ、自分で窓を開けて好きなだけ外で遊んでいた気配がある。それで外に飽いて自分で部屋に戻ったのだろう。
 どうやらニェネントはもう、「外の世界はそんなに楽しいものでもない」とでも思っているようで、ついこのあいだも、わたしが洗濯物を干しているときに外に飛び出てしまったことがあるけれども、ほんの2~3分外にいただけで、すぐに部屋に戻ったのだった。

 でも、例えば地震で室内で大きな音を立てて何かが崩落したりだったりすると、ネコなりに「この住まいは危険だ」と判断して外に逃げ、戻って来ないのかもしれない。そうなると大変だ。
 ただ、ネコの行動範囲はそんなに広くなく、特に「飼いネコ」の場合は家の外に飛び出ても、せいぜい家の周囲50メートルぐらいの範囲しか動かないともいう。そうすると探す範囲も狭まって、意外と見つけられる可能性も高いのではないか。あとは、飼い主とそのネコとの「親和力」みたいなことになるだろうか。家の外で自分ちのネコを見つけて、呼んだらそのネコは飼い主のところに来てくれるだろうか。そういうことになる。
 ネコの方でも、家を飛び出てみても「外の世界」はいろいろと恐ろしいし、食べるものもないとなると、飼い主の姿を見つけると寄って来るだろうか。
 ニェネントの場合、外に飛び出たときは「外への好奇心」の方が先に立っていたからか、わたしが呼んでもまったく知らん顔で、「今までのわたしたちの<きずな>はどこに行ってしまったの?」と思ってしまったのだったが、地震とかで飛び出してしまったときというのはどうなるんだろう?
 ただやはり、飼いネコが飛び出してしまったあと、どうしたらいいかわからなくっても、まずはネコが家に戻って来れるようにどこかをいつも開けっ放しにしておくべきだろう。「やっぱりココがいい」と、自分で戻って来る可能性はけっこうある。今の季節、夜は寒いだろうけれども、ネコの帰り道をつくっておいてあげるべきだと思う。そして、その「帰り道」のところに、ネコご飯を皿に入れて出しておいてあげる。あとは近所を探し回るしかないだろうか。

 昨日はポカポカと「春本番」という天候だったけれども、今日はいくぶん気温も低かったようだ。朝も寒かったし、仕事を終えて帰宅しても、寒暖計は12度ぐらいだった。やはりまだ、「電気ストーブ」のお世話になる。
 このところアルファ米ばっかり食べていたのだけれども、今日はほんとうに久しぶりに白米を炊いた。やっぱり、炊き立てのご飯は美味しい。